

ストレスが強すぎて体が硬直して、何もする気がしませんでした。
そういえば、最近、涙を流すこともありませんでした。
常に強いストレスがあり交感神経ばかりが働き過ぎていたかもしれません。
リラックスするには、どうしたらいいのでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
ストレスが継続的に慢性的にかかっていると交感神経が優位になることって多いです。
これを解消するには副交感神経のスイッチを入れることが大切です。
それには深呼吸と「泣く」ということも有効です。
自律神経は交感神経と副交感神経のシーソーの関係ですので昼間は交感神経が働かないといけません。昼間に運動などで大きく交感神経が働くと副交感神経も大きく働けることになり、夜は眠れるようになるのです。
これがないと夜眠れなくなったりしてしまします。また交感神経が働きすぎると副交感神経が働きにくくなってしまうことがあります。これが自律神経失調症に近い状態です。
ですので、いつもストレスで交感神経が高い場合は副交感神経にスイッチを切り替えることが重要です。それには「泣く」ということが有効です。
皆さんは漫画の「ワンピース」はご存じでしょうか?
その中の登場人物の一人に四皇赤髪のシャンクスがいます。
ルフィの兄、エースが亡くなりシャンクスがルフィに心の中で言った「一言」があります。
「勝利も敗北も知り、逃げ回って、涙を流して、男は一人前になる
泣いたっていいんだ
乗り越えろ!!!!!」
男って「男の癖に泣くな!」といって育てられることが多いですね。昭和に生まれた僕は、そんな感じでした。これは無意識レベルでの抑圧となっていることがあります。
もしも、最近、涙を流していなくて、リラックスできていないと感じる方は、どうぞご覧になってください。
最近、ストレスが強くてリラックスできていない方
どうしても潜在意識に、その記憶が残っていて無意識に涙をみせないようになってしまっています。
かっこ悪いと思ってしまっているんですね。
無意識の感情の抑圧といってもいいかもしれません。
自律神経で考えると副交感神経をうまく働かせられない。
いい方をかえると副交感神経をうまく上げれないんですね。
常に神経質に物事を考えすぎると肩がこったりすることがあります。
肩と首の痛みとして現れることがあります。
姿勢を正しくしようとしたときに背中が突っ張ると言われる方もいらっしゃいます。
これはストレスが過多になっていて交感神経が上がり、筋肉が緊張して、凝りになっていることが考えられます。当然、筋肉が硬くなっているので酸素不足になっている状態です。
酸欠の状態は痛みを感じるようになっています。ですのでリラックスして交感神経を鎮めて、副交感神経をあげていくことが大切なのです。
運動するのもいいですし、涙を流して深呼吸することもオススメです。
涙を流すことで副交感神経のスイッチを入れる!
涙って、うれし涙でもいいんですよ。
感情が入っていればいいんです。だから僕は感動したりするシーンで涙が出ることが多いです。
泣ける作品を見て泣く
50歳越えたら涙腺もゆるんできて、やっと自然と涙が出るようになりました。
この間は、ある映画を観て結構、泣きましたよ~「君の膵臓を食べたい」です。
涙を流した瞬間の自律神経の反応
普段イライラしたりして涙なんか流さない人でも感動や嬉し涙でもいいから涙を流すといいですよ。
自律神経のバランスが整いやすくなるんです。
自律神経の働きを図にしたらこんな感じになります。

通常の自律神経のリズムは、このように波になっているんです。一日でもこんなリズムの感じなんですよ。
しかし、ストレス、生活習慣の乱れなどで自律神経が乱れると、交感神経が大きな波になってしまいます。
イライラなどストレスで交感神経が優位になることが多いくなり、副交感神経がうまく上がらないのです。
そして男の人で普段、泣けない人は、副交感神経が上がらない方が多いのです。これも感情の抑圧です。それで肩こりや頭痛など体の不調が出て警告してくれる場合があるのです。
乱れているとこんな感じの方が多いです。

しかし、涙を流した瞬間!!!交感神経が下がり、副交感神経が上がるようにできているんです。
これって凄いことですよ。
涙ってすばらしいですね。「泣いたっていいんだ」というよりも、むしろ我慢せずに「泣いた方がいいんだ!」と思いました。
涙について
大人で日常的に涙が1日約0.6~1cc出ています。
目にうるおいを保たせるためです。
涙を流すのは呼吸するのと同じで、親から教わったわけではなく、勝手にやっています。
つまり自律神経が関係しているのです。
赤ちゃんの頃はお母さんにお世話してもらうために泣きます。
この時は、ほとんど我慢することなく、涙を流して泣きます。
ストレスの反応で泣くこともあります。
自分の意志表示の一つと考えられます。
しかし大人になると「理性」が働きます。
色んな感情の抑圧、責任感、社会性が出てきます。
すると涙を流す機会が減るのです。
特に感情の涙が減ってきます。
すると感情に対して感じることが苦手、もしくは感じにくくなってしまいます。
例えば、私はサッカーをしていたのですが、練習せずにいきなり10年振りにサッカーをするとどうなるでしょうか?足がつったり、肉離れを起こしたり、思うようにトラップやシュートができなかったりしてしまいます。
頭ではわかっていても体が動かないのです。
これと同じで感情にアクセスするのが少ないと涙を流すことを忘れてしまう様な感じになってしまうのです。
脳ではその道筋を使っていないということになるのです。苦手になっているのです。
涙を流すような感情になっているにもかかわらず、涙が出てこないということになるのです。
涙は前述のように副交感神経を働かせるのに、とても重要です。
副交感神経が活性化されて脳がリセットされるのです。
涙を流したあとは、とてもスッキリします。
日常で溜まったストレスを発散することにもなるのです。
だから意識して感動する動画などを観て涙を流して欲しいのです。
ちょうどオリンピックが開催されているので、連日、涙を流すチャンスなんですよ。
私はもらい泣きしてしまいました。真剣にやってきたからこその涙です。感動しました。
涙を流すという事は、もともと人に備わっている機能です。
うまく感情をコントロールすることでストレスを発散でき、生活が楽しく送れることになるのです。
僕の好きな場面、感動して涙を流す動画です。
感動の涙を流そう
また懐かしむというのも副交感神経を働かせてくれますよ。こんな動画もとても感動しますよ。
よかったらご覧ください。
僕が感動して涙した作品です。よかったらご覧いただき、一緒に泣いてみませんか?
↓↓↓
当院で涙を流せない50代女性
親の介護の問題で強いストレスがある方です。
症状は足に力が入らない、頭痛、微熱、ふらつき、めまい、下痢、朝起きれない、気力なく何もしたくない、自分が嫌になる、眠れない、前は何もないのに涙が出たが最近は涙も出ないなど、とても不調な方です。
人の脳は3層構造になっています。
一番外側が大脳新皮質(思考:頭)、中側が大脳辺縁系(感情:心)、一番内側が脳幹(体)です。
この3つが繋がっている状態が心地よく過ごせる状態です。
ストレスを強く感じ感情を抑えつけていると症状として体に現れてきてしまいます。
例えば、肩コリが強くなって呼吸も浅くなり、酸欠をお越し、集中力や、やる気がなくなってしまいます。吐き気や頭痛や目眩を起こすこともあります。

この方には、感情の抑圧のお話をして涙を流すことをおすすめしました。
最初はできませんでしたが、いろんなワークをさせていただき、自分の感情が出せるようになってきました。
泣いた後は怒りが込み上げてくることがありました。
それもありのままに表現してもらいました。新聞紙をまるめて思いっきり殴ってもらいました。
すると肩コリなどの筋肉の緊張が次第に和らいでいきました。

このように心からのアプローチで体を繋げる、さらに体の調整をすることで、楽に過ごせるようになってこられました。食いしばりなどもなくなり、笑顔が増えてきました。
すぐに解決する問題ではないことが多いですが、必ずゴールが見えてくると信じて取り組んでいただきました。ありがとうございました。
思考ばかり使っていると足に力が入らないこともあります。
ですが体からのアプローチとして施術をさせていただきますと、身体がしっかりして心もしっかりしてきます。
まとめ
- 泣くことで副交感神経にスイッチが入る
- ストレス発散に泣くことが有効
- 泣くことは感情にアプローチすること
- 泣くことでコルチゾールが体外に排出される