

10年以上可愛がっていたネコが突然、死んでしまい、とても落ち込んでいます。
身体の力が抜けて、立ち上がるのも辛いです。
毎日、食欲もなく、やる気がしません。外に出るのも嫌になります。
ネコのことを考えてしまい、涙が止まりません。
もう、そろそろ、なんとか元のように生活したいです。
何か良い方法はありませんでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
ペットロスから不調になられて、なかなか良くならなかった方です。
かわいがっていた猫ちゃんが8月に亡くなりました。
それからというもの元気がなくなり外に出るのも嫌になり、何をするのも嫌になられました。
その直後から、まず肩コリが酷くなり痛みに対して過敏になられました。
毎日、不眠症に悩まされ、朝起きてからの腰痛が辛くなられました。
最近では頭痛も酷く外出も、殆どできなくなられました。
精神的なストレスから身体にも影響いたします。
可愛いがっていたペットが亡くなられショックを起こして不調になることを「ペットロス」といったります。
- ペットロスで何もやる気がしない方
- ペットの死から数か月経過しても、まだ体調不良が続いている方
- ペットが死んでから外出もできなくなってしまった方
ペットロスを解決する5つのポイント

ペットは家族の一員
ペットを飼育した経験のある方のアンケートの結果があります。
ペットの存在はどんなものか?
- 家族の一員(53.5%)
- 癒し・安らぎ(47.1%)
- 友だち・話し相手(13.7%)
- 遊び相手(13.1%)
- 鑑賞対象(12.7%)
私も小さい頃から、犬や猫、インコ、亀などいろんな動物を飼っていましたので、ペットが亡くなって悲しいお気持ちは十分理解できます。
ペットは、その人にとって重要な存在
ペットは、かけがえのない存在だと思います。実際に私も子供のころ飼っていた犬に命を助けられた経験がございます。ですので私にとっては命の恩人くらいの存在なのです。
ですが生き物ですので、お別れは必ずやってきます。その時の精神的な辛さというのも痛いほど理解できます。また、それを乗りこえることで精神的に強くなったりもできるものです。
動物を愛する気持ちは、その人の優しさの感情を育むことにもなると私は思います。
最近のペットの供養

参考:読売新聞2018.10.13朝刊より
最近のペットの供養のことが掲載されておりました。お墓に一緒に入りたいという飼い主さんもおられるそうです。お寺でもペットと人が一緒に入れる納骨堂も設置されているところもあるそうです。
「きちんと供養しないと、飼い主も別れの悲しみを乗り越えられないだろう」とのことです。本当にその通りで、この悲しみを乗り越えるということがとても大切なのです。
解決のヒント
自分の中で納得することが必要
自分の中で未解決な事柄があると、いつまでも未消化でストレスとなってしまいます。
それが続くと身体表現として、さまざまな不調が出る場合があります。
その執着してしまうことを手放すには「エネルギーサークル」を1周させるということが重要になってきます。

自律神経の特徴を知る
自律神経は否定形が通じませんので、考えたくなくても考えてしまいます。だから、いつまでもくよくよ考えてしまうのです。
エネルギーサークルを一周するには
①感じる
体力が、なかったりしても感じにくくなってしまいます。また、潜在意識で自分で感じたくないようにしている場合もあります。ここがスタートですので「感じる」ことはとても大切です。
ペットロスの場合は、ペットが亡くなって「悲しいんだ」と感じることが大切なのです。
②気づく
気づくことは傷つくことも大いにあります。だから気づきたくない部分でもありますので気づきにくくしているかもしれません。気づいてしまうと、自分が辛くなってしまうからなんです。
恋愛で失恋した場合でも、悲しくないフリをしている人がいるかもしれません。
あまりに辛すぎて、気づかないようにしていることもあるのです。
辛いですがペットの死に対して、自分の感情に気づくことが大切なのです。
③感情・欲求が生まれる
気づくと「嫌だな~」「悲しい」「イライラする~」などの感情が出てきます。すると体にも変化が出てくることがあるんです。
悲しいと感じることができれば、それを感じ尽くすことが大切なのです。
どうぞ思い出して上げてください。写真や動画を見るのもオススメです。
④行動
そして筋肉運動や行動に移ります。
ここでの行動というのは、ペットロスの場合ですと「泣く」ということになります。
涙が枯れるまで泣いてあげてください。きっと虹の橋を渡った、猫ちゃんやワンちゃんなどのペットたちは、喜んでくれていると思います。
⑤感情や欲求にコンタクト
コンタクトしたあとは感じ尽くすことが大切です。ここまでが交感神経の働きです。
これから副交感神経の働きが重要になってまいります。感じつくさないと、次の副交感神経にすすめないので、重要なパートです。
この副交感神経に切り替わる時が、なかなか難しいことが多いです。ここを乗り越えたら、執着を手放すことへ近づきやすいです。
⑥収束
他人に認めてもらうことで、自分で納得できるきかっけになってくれます。
ご夫婦や友人でもいいのでお話を聴いてもらいましょう。
共感してもらたら、心が少し軽くなるんです。
⑦自分の承認
ここでやっと自分を認めます。ですが自分に厳しい人は、ここまで交感神経を働かせてしまいます。
だから自分に厳しい人や真面目すぎる人は、しっかりとリラックスして副交感神経を働かせて自分を認めてあげることが必要なんです。
少し休んだり、マインドフルネスのような瞑想することもオススメです。
深呼吸をして副交感神経を働かせてくださいね。
⑧注意の引きこもり(満たされて興味がなくなる)
満たされて興味が薄れて、やっと執着から離れられる状態のことを言います。
これでエネルギーサークルが1周することになります。
ペットロスからの具体的な5つの解決策
解決策①
今の自分の状態は、こうなんだ~と知識をつけて「わかる」「認識する」ということが大切です。
解決策②
自分の感情に気づいてあげることが大切です。
もしくは感情のコントロールの方法を覚えていく、当院での心理セラピーを少しづつやっていただくこともコントロールに繋がります。
ワークでは「今ここ」を感じる訓練をいたします。
解決策③
当院の整体は副交感神経を働かせるものが主となっております。
是非とも整体を受けていただいて構造的ストレスをなくし体力を回復なさってください。
解決策④
不安になっている時に、不足している栄養素があります。
マグネシウムが不足すると
- 足がつりやすい
- まぶたがピクピクする
- 手足が痺れる
- 疲れやすい
- 記憶力低下
- 憂鬱になる、不安になる
- イライラしやすい
- 頭痛
- 睡眠が浅い
- 下痢、便秘
- あまり食欲がない
- 高血圧だ
- 冷え症だ
- アルコールを良く飲む
- 精神的ストレスが多い
マグネシウムは消化酵素や代謝酵素など、体内の多くの酵素の働きをサポートしてくれています。
ところがストレスが続くとコルチゾールやアドレナリンが増えて、マグネシウムを使ってしまいます。
またアルコールや糖質の過剰摂取、低血糖ストレスの時もマグネシウムが無駄に使われます。
対策としては「にがり」がおすすめです。
私は「にがり」をお風呂に入れて入浴しております。
またペットボトルに水を入れて食用の「にがり」を混ぜて飲むのもオススメです。

解決策⑤
セロトニンは交感神経と副交感神経のバランスを調整してくれます。
だから、とっても大切です。このセロトニンはタンパク質を材料にしています。
セロトニンは分解されてトリプトファンになります。
そしてセロトニンが分泌されると約16時間後にメラトニンに物質変換されます。
このメラトニンが睡眠誘発物質です。だから睡眠にとってもセロトニンは大切なのです。
セロトニンを増やす方法
- 朝日を浴びる(ガラス越しではなく直射日光)
- リズムの一定の運動をする(フラダンス、盆踊り、散歩など)
- タンパク質を食べる(バナナ、大豆など)
施術の経過
この方の症状としては肩こり、不眠、腰痛、頭痛がありました。そして整体を続けさせていただくことにより、少しづつ表情も明るくなられました。
腰痛が一番辛かったのですが朝の腰痛もなくなり眠れるようになられますと肩こりも頭痛も楽になっていただけました。
猫ちゃんの「お骨」は今でも自宅に置いているそうです。しっかりヒトと同じように供養もされました。気がかりではありますが徐々に外にも出れるようになられました。少し笑顔にもなっていただけましたので本当によかったです。
当院では、お一人お一人丁寧にお話を伺い「頭・心・体」そして、そのつながり、自己完結していないエネルギーサークルがあるのかなど、じっくりとみてまいります。
一緒に笑顔になっていけただたら、とても嬉しいです。
まとめ
- 執着を手放すために「エネルギーサークル」を理解する
- 頭、心、体、栄養、セロトニンの5つの解決策を実行する