パートナーが浮気をしているのではないかと不安になります。
人を心から信用ができません。
適当に距離を取って楽しく過ごすことができないのです。
嫉妬や束縛が強すぎると言われます。
人には人格というものがあります。単なる性格ではなく脳の機能的な問題も含まれます。その人格によって日常生活に支障が出てくる場合をパーソナリティ障害といいます。その障害のために社会になじめず「うつ病」になってしまうことがあります。
共通の特徴としては「子どもの時の生き辛さ」があって、生き抜いていくためにしょうがなく無意識に適応して身に付けてきたものと考えられます。ですので非常に偏った考え方や行動や能力が身に付いてしまいます。そのある意味「特殊能力」を大人になっても使い続けてしまいトラブルを起こしてしまうことになります。
その中で今回は「人を信じられない」という特徴を持っている妄想性パーソナリティ障害について詳しくみていきます。
この記事を書いた人
人を信用できない「妄想性パーソナリティ障害」
人を信じることができない方に多いタイプです。束縛や嫉妬という言葉が当てはまります。
妄想性パーソナリティ障害の有名人
- ヨシフ・スターリン
- アドルフ・ヒトラー
テスト⑤
参考文献:「パーソナリティ障害」岡田尊司著より
他のパーソナリティ障害をチェック
一言でいうと・・・ | パーソナリティ | チェックしてください |
自分が嫌い | 境界性 | テスト① |
ナルシスト | 自己愛 | テスト② |
他人の評価こそ重要 | 演技性 | テスト③ |
違法なことを繰り返す | 反社会性 | テスト④ |
人を心から信用できない | 妄想性 | テスト⑤ |
マイペース | 失調性 | テスト⑥ |
一人が好き | シゾイド | テスト⑦ |
自分に自信がない | 回避性 | テスト⑧ |
誰かに頼りすぎてしまう | 依存性 | テスト⑨ |
白と黒がハッキリしすぎる | 強迫性 | テスト⑩ |
妄想性パーソナリティ障害の特徴
- 人を心から信じることができない
- 配偶者に対しても激しい猜疑心を向ける
- 根拠の薄い思い込みによって不当な疑いを抱き続ける
- アルコール依存症が加わると一層激しくなる
- 愛情と憎しみが極めて薄い壁で隔てられ、表裏一体である
- 執拗なストーカーとなることもある
- 孤独で傷つきやすく心を開くのが臆病である
- 冗談が通じにくい
- 愛情を信じられないので、権力や力で支配しようとする
- 自分の思いつきが非現実的だと悟ると、抑うつ的になる
- 独裁者に多く部下には仕事ぶりよりも忠誠心をみる
妄想性パーソナリティ障害の方との接し方
- みだりに親しくなりすぎないこと(精神的に頼られるようになる)
- 親しくなってもほどよい距離間を忘れてはいけない(深い感情移入を避ける)
- のらりくらりと中立的な立場を維持し、目立たない存在であり続ける
- 季節的なサーカディアンリズムと同期することがあり、変動する
- 権力ゲームに巻き込まれないこと(戦う気持ちはないとハッキリ伝える)
- 根本には「父親」を求める気持ちがある
- 毅然とした態度で、威厳を失わないように接する。謝罪する時も、弱さをみせず、堂々として誠実に謝るようにする。
妄想性パーソナリティ障害を克服したい方
- 人の心を支配しようとしないこと
- 相手の気持ちを尊重すること
- 気配りができるので、それを活かすこと
- 法律や政治的な分野に適性をもっている(父親を求める気持ちに由来する)
- 戦いに勝つよりも許す勇気を持つこと
まとめ
- 妄想性パーソナリティ障害の方は相手の気持ちを考える事
- 気配りができる人なので、それを活かすこと
- 根本的に父親を求めている傾向があると理解する