

肩が痛くて眠れない時があります。
夜寝ていても痛みで目が覚めます。
なかなか良くならないので病院に行ったら、「最終的に手術です。」と言われました。
どうしたらいいのでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
五十肩と腱板断裂で苦しんでおられる方です。
自分では、そのうち治るだろうと放置している方が多いのではないでしょうか?
2週間たっても痛みが引かない場合は一度、病院で診察をしてもらってください。それでもし異常が見つからなければどうぞ当院へご相談ください。
同じような長引く肩の痛みでお悩みの方は参考にしてください。
- 肩の激痛で眠れない方
- 肩の痛みがなかなか良くならない方
肩の痛みがなかなか治らない方へ

肩の痛みの種類
肩関節で一番多いのは五十肩と呼ばれる「肩関節周囲炎」です。
ですが、他にもいろんな肩の痛みがあります。
激しい痛みの場合は、一度、病院の診察を受けて頂くようにオススメめいたします。
原因 | 代表的な疾患 | 症状 |
骨 | ・骨壊死 ・骨折 | ・肩関節の殆どの動きで痛みが認められる ・骨壊死や骨折部を叩くと痛みが強く現れる |
関節 | ・関節リウマチ ・変形性肩関節症 ・ルーズショルダー(動揺肩) | ・熱感や腫脹が認められる ・肩関節の殆どの動きで痛みが認められる |
筋肉 | ・肩関節周囲炎 ・投球肩障害 ・上腕二頭筋腱炎 ・上腕二頭筋断裂 | ・重だるい痛み(炎症時は激しい痛み) ・動作に伴う痛み |
内臓 | 心臓疾患、肺疾患、胆のう疾患 | ・肩関節の動きと関連性はない ・呼吸困難や胸痛など他の症状が認められる |
その他 | ・石灰性腱炎 ・腱板断裂(軟部組織) ・肩峰下インピンジメント症候群 | 激しい痛み |
五十肩と腱板断裂の違い
五十肩と腱板断裂、どちらも肩が痛いのですが簡単にいえば五十肩は50歳くらいの人に多い原因がはっきりしない慢性的な肩の痛みです。
腱板断裂はテニスなどの繰り返し動作によるケガで痛める場合が多いです。
腱板断裂は腕を上げる時に力が入らなくなるのが特徴です。
物を持ち上げるのが辛くなってしまいます。
腱板断裂の場合、痛くない方の手で持ち上げると肩が上がります。
ですが自力で上げれないのが特徴です。
どちらも腕を上げた時や夜寝ている時に痛みが強くなります。
ゴリゴリいう感じがします。
肩関節の動き
肩は、このような感じの動きをします。
腱板断裂のおもな原因とは
年齢による腱板の老化ということも考えられます。60代くらいに多いとされています。
先日は65歳でテニスをされておられる方が、おみえくださいまして痛みがなかなか治まらないので整形外科へご紹介させていただきますと腱板断裂でした。
その方は専門の病院で手術となりました。今では、またテニスができるようになられました。
肩は転倒して手をついた時に痛めることもあります。
五十肩は多い疾患ではありますが、ハッキリとした原因はまだ、わかっていません。
40歳以上の男性(男62%、女38%)、右肩に好発します。発症年齢のピークは60代です。
運動の時に痛みがあります。痛みと脱力が起こる場合もあります。
肩を上げると「グジャ」という感じの音がすることがあります。
外転(外に回しながら上げる)をすると60度〜120度で痛みがあります。
60度までは痛みなく上がることがあり、棘上筋が働く60度以上で痛みが出ることが多いです。肩を上げても痛みで早く降ろしたくなる「ドロップ・アーム・サイン」が顕著に見られます。
肩の運動障害・運動痛・夜間痛を訴えますが、夜間痛で睡眠がとれないことが受診する一番の理由です。
慢性になると、運動痛は少しありますが、多くの患者さんは肩の挙上は可能です。
腱板断裂の分類
病院での治療
- 2~3週間の固定、その後、理学療法を開始します。
- ステロイド、消炎鎮痛剤、注射
- 運動療法は悪化することもあるので注意
- 関節鏡視下手術(インピンジメント・ステージ2などの場合)
- McLaughlin法(手術)
肩の関節に慢性の炎症が起こっています。運動制限があります。
病院では「肩関節周囲炎」という診断名が付きます。
40~60代に多く、肩甲骨近くがとても痛いです。
寒い時や夜に痛みが強くでることが多いです。
自分で動かしても、他人に動かされても、強く痛みます。
病院での治療
鎮痛剤の投与が基本です。
あとは電気治療、温熱療法、運動療法が行われます。注射の時もあります。
参考:日本整形外科学会より
参考文献:「標準整形外科学」より
病院ではどんなリハビリをするの
肩に関しては最終的に手術が必要な場合もございます。
理学療法士によるリハビリがございます。
リハビリはチューブを使ったトレーニングをすることもございます。
他に肩甲骨を動かす体操などがあります。
当院の施術
当院の整体を受けられて手術をしなくて良かった方も、たくさんおみえです。
無理矢理に肩を上げて施術をするようなことはございませんので安心してください。
できるだけ痛くない手技で、患者様が痛みで緊張しないように最大限の配慮をいたします。
まずは骨盤、股関節、肋骨などを調整し、全体のバランスを整えます。
そして首や肩の周辺を痛くない範囲で調整します。
うつ伏せができるようでしたら、そのまま背骨を揺らす手技をいたしますが、できない場合ですと、肩甲骨周辺の筋肉やリンパなどの手技をいたします。
そうすることで、少しづつですが、筋肉の緊張が和らいでくる方がいらっしゃいます。
できるだけ、短期間でよくなられるように全力で最善を尽くします。
ただ肩の痛みに関しては、腕を三角巾などでつり下げていただくと早期に回復されるのですが、それが出来ない方は長引くことをご了承ください。
五十肩の夜間痛の原因
- 筋肉が弱っている(棘下筋、肩甲下筋、棘上筋と上腕二頭筋、烏口腕筋、上腕三頭筋など)
- 動脈と静脈の血流が悪くなっていて、特に静脈の流れが悪くなっている
- 骨膜が膨張して痛む(痛みを感じるセンサーは骨にはなく骨膜にある)
- 腱板疎部の負担
五十肩・夜間痛のある方への施術
- 肩の筋肉が弱っている場合はトレーニングを指導(三角筋・棘上筋など)
- 肩周辺のストレッチ
- 背骨や肋骨、骨盤など全身の調整
夜間痛が悪化しないたった1つの方法
- 寝方(リクライニングで少し上げて寝る)では肩が外旋(外に向く)にならないように内旋(巻き肩)になるようにして眠る
五十肩の方からご感想をいただきました

最初はどうなることかと悩みました。
同じ職場の方から紹介していただき、本当に短期間でよくなってきました。
背中を揺らす施術は気持ちいいので、その時は、肩の痛みを忘れるくらいでした。
最近は肩の痛みもマシになりました。
これで仕事にも行けます。東大阪市の整体ならおおくま整骨院をおすすめします。
ありがとうございました。
詳しくはこちらをご覧ください。
当院で肩の痛みのある患者様
もちろんいろんなケースがございます。
すべての方が同じではありません。
個人の感想ですので効果を保証するものではありません。
当院では当院の範疇ではないと判断した場合は、すみやかに病院をご紹介させていただきます。
当院では、患者さまが1秒で早く良くなられますように全力でサポートさせていただき最善を尽くします。
まとめ
- 癒着のある場合はストレッチが必要な場合がある
- 夜間痛がある場合、肩が外に開かないように寝方注意する
- 夜間痛の場合リクライニングチェアで少し起こして眠ると良い