最近、おりものに変化があります。
自律神経が乱れてストレスも多く、生理も不規則です。
生活習慣にも乱れがあるのを自覚しています。
以前から生理痛があり片頭痛もありましたが強くなっています。
なんとか改善する方法はないですか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
「おりもの」「生理痛」「PMS」と自律神経の乱れの関係をみていきます。
ある女性のクライアントさんから、ご報告を受けました。
自律神経が乱れていてお身体も精神的にも、お辛い時は「おりもの」が毎日出ていたそうですが、最近、「身体の調整をしてもらってから自律神経が安定して「おりもの」が少なくなり、外出も気兼ねなくできるようになり、お買い物も楽しくなってきたりお食事も楽しくなって来た」ということでした。
「おりもの」の量と質がまったく変わったと実感したとのことでした。
そこで、この「おりもの」について少し調べましたので、参考にご覧になってください。
体調管理の目安になる「おりもの」
「おりもの」とは何?
女性の体から「おりるもの」というのが語源だそうです。
実際には子宮や膣などの分泌物や粘膜などが混じって排出されるものです。
生きている証拠で恥ずかしいものではありません。
性器から分泌される粘液です。
- 外陰部のバルトリン腺や汗腺、皮脂腺からの分泌液
- 月経の時に剥がれ落ちた子宮内膜が再生される時の分泌液
- 排卵が近づいた時の子宮頸管からの分泌液
- 膣の壁から剥がれ落ちた古い細胞
ただ炎症などがあると普段と色や匂いなどが変化することがありますので体からの警告サインと考えていただくといいと思います。
自律神経が乱れたり女性ホルモンの分泌によって多少変化する場合があります。
お体の生理学的な機能でいいますと卵巣の機能低下ということができます。
ただ女性の8割が不快感を感じているということも事実なのです。
この「おりもの」の役割は膣内を綺麗にしてくれています。
つまり老廃物の除去、掃除とも考えられるものなのです。
それと赤ちゃんができる時に非常に大切なものなのです。
女性ホルモンのエストロゲンとほぼ同じような分泌量の変化があります。
だからエストロゲンが減少したり分泌量の変化があったりすると「おりもの」にも変化がでる可能性があるのです。
もちろん年齢によっても「おりもの」の変化があります。
参考文献:「わかりやすい女性の医学事典」より
いつもと違う場合は身体からのサイン
あまり量や匂いに過敏にはならないでいただきたいです。
年齢や食生活によっても多少は変化があります。
- 妊娠した時
- 性的な興奮をした時(バルトリン腺からの分泌)
- 排卵前後
- 月経直前
ですが病気が疑われることもありますので、心配でしたら必ず婦人科を受診されてください。
また自律神経が乱れておこる要因としては心理的な要因では、こんなことがあげられます。
このようなことはないですか?
- 失恋
- 異性から悪口を言われた
- 性的な問題で悩んでいる(妊娠、中絶、暴行など)
- 顔や体の容姿に対するコンプレックスが強い
- 学校や職場でいじめにあっている
- 先生や家族、職場の上司や同僚などの暴言など
- 入試やテストの失敗、成績の不振
- 周囲から過大な期待をされて苦しい
- 両親の仲が悪く喧嘩ばかり、もしくは離婚の危機
これらのストレスが身体へ警告サインとして現れることがあります。
病院に行っても原因がわからないことが少なくありません。
当院では、心の問題にもアプローチして原因を探り、解決していきます。
参考「女性の自律神経失調症」より
なぜか、いつもと違うように感じることがあったら、それは体からのサインです。
まずは婦人科で診察を受けてください。
まずは婦人科でみてもらってください
「おりもの」は膣の中を潤し細菌やウイルスを入らない様にしてくれています。
もしも「おりもの」の量が多いと性感染症などの病気の可能性があるのです。
ですからすぐに婦人科を受診してください。
また子宮や卵巣の病気の可能性もあります。
大切なのは、「おりもの」の増加が急激に起こったか、「おりもの」の色や性状に変化があるか、「おりもの」の異常以外の症状があるかということで気がついたらすぐに婦人科を受診するようにしてください。
こんな「おりもの」はすぐに病院で診てもらってください
状態 | 病気の可能性 |
---|---|
白っぽく半透明で、のり状またはクリーム状で乾くと、黄色か褐色になる | 正常・健康 |
量が多く、さらさらとして黄色っぽい | 卵巣機能が低下し、膣炎を起こしている可能性があります。 検査してもらってください。 |
不透明で白っぽく、少し青色っぽい ウミのようで、黄色、緑色泡立つ かゆみがあり、排尿痛がある | 20~30代なら、トリコモナス膣炎を代表とする性行為感染症の疑いがあります。 検査してもらってください。 セックスで感染することが多いのでパートナーも一緒に治療することが必要。 |
茶褐色で悪臭のするもの | 性交ですりむけた性器の血液が混じっている可能性あり。 また、ガンの疑いもあるので、婦人科で検診を受けてください。 淋病、クラミジア感染症の可能性もある。 不妊の原因にもなる可能性があるので、すぐに病院へ行ってください。 |
かゆみがあり、酒カスあるいはヨーグルト状 | カンジダ膣炎の典型。カビが寄生しているのです。 すぐに病院へ行ってください。セックスで感染することもある。 |
透明で水のようなもの | 排卵期特有のおりもの。心配いりません。 ただし心配なら病院で検査を受けてください。 |
下着が汚れることはほとんどない | 閉経して、卵巣機能がほとんど停止に近い状態。 40代後半くらいであれは自然なことですが、20~30代で無月経なら、病院で検査を受けてください。 |
月経に関係なく白くて量の多いおりもの | 子宮膣部びらん。 セックスによる炎症の場合がある。 セックスの後に出血があると真性びらんの可能性がある。 何度も下着を換えなければならない場合は、要注意。 |
心配のある場合は病院での検査をおすすめしたします。
自律神経と「おりもの」の関係
自律神経が乱れるのはストレスや生活習慣が多いです。
ですのでストレスを減らすようにしてください。
そして生活習慣を見直してください。
ナプキンに関しても布の方がいいと最近はいわれています。
布ナプキンは睡眠にも良い効果があるそうです。一度、試してみてはどうでしょうか?
当院へおみえくださった方は最近調子がよくなられて生理も正常になり痛みもなくなられました。
すると「おりもの」についても正常になってきたと喜んでおられました。
当院の施術がオススメの理由
当院では生理痛や生理不順、生理前の不調であるPMSの患者さんから、お喜びの声をたくさんいただいております。
骨盤の周辺の調整、肋骨、首、背骨と全身の調整をいたします。
また体液循環も流れやすくなるように調整いたします。
自然治癒力が働きやすくなるように調整いたします。
ですのでお身体の状態も正常に近い状態になっていってくれるのです。
痛くない手技ですので安心してください。
発酵食品で腸内環境を整える
お通じの良い食材とは発酵食品や海藻が思い浮かびます。
便秘や下痢にお悩みの方は多いです。
おりものに関しても腸内環境を整えることで、安定するということを患者さんからも聞きます。
腸内環境を整えるには、善玉菌を増やしバランスを整えるには乳酸菌がいっぱいの発酵食品を積極的に摂取することをおすすめいたします。
参考文献:「女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本」より
当院で自律神経症状が改善して喜んでいただけました
まとめ
- ビデは使いすぎないようにする
- 常に清潔を心がける
- 矯正下着やサポーターの長期着用は避ける
- ナプキンは布がおすすめ
- 自律神経を整える生活習慣を心がける
- ストレスを溜め込まないように注意する
- 整体で体の調子を上げておく
- 発酵食品で腸内環境を整える
- リラックスできる環境をつくる
- 軽い運動をする