15年以上可愛がっていた大型犬が突然、死んでしまい、とても落ち込んでいます。
身体の力が抜けて、立ち上がるのも辛いです。
原因不明の慢性の腰痛にも悩んでいます。
毎日、食欲もなく、やる気がしません。散歩もしなくなり外に出るのも嫌になります。
ふと犬のことを考えてしまい、涙が止まりません。
3カ月たちますが、なんとか元のように生活がしたいと思っています。
何か良い方法はありませんでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
ペットロスから不調になられて、慢性の腰痛がなかなか良くならなかった方です。
かわいがっていたワンちゃんが3か月前に亡くなりました。
それからというもの元気がなくなり外に出るのも嫌になり、やる気がなくなり何をするのも嫌になられました。
その直後から、まず肩コリが酷くなり、次に腰痛が酷いくなられました。重い荷物を持ったりしてわkでもないの腰痛が悪化していきました。
さらに不眠症に悩まされ、朝起きてからの腰痛が特に辛くなられました。最近では頭痛も酷く外出も殆どできなくなられました。
精神的なストレスが強くなると身体にも影響いたします。このように可愛いがっていたペットが亡くなられショックを起こして不調になることを「ペットロス」と言います。
ペットロスなどの執着を手放すことができる
ペットロスを解決する5つのポイント
ペットは家族の一員だと理解する
ペットを飼育した経験のある方のアンケートの結果があります。
ペットの存在はどんなものか?
- 家族の一員(53.5%)
- 癒し・安らぎ(47.1%)
- 友だち・話し相手(13.7%)
- 遊び相手(13.1%)
- 鑑賞対象(12.7%)
私も小さい頃から、犬や猫、インコ、亀などいろんな動物を飼っていましたので、ペットが亡くなって悲しいお気持ちは十分理解できます。
ペットは、その人にとって重要な存在
ペットは、かけがえのない存在だと思います。実際に私も子供のころ飼っていた犬に命を助けられた経験がございます。ですので私にとって犬は命の恩人なのです。
ですが生き物ですので、お別れは必ずやってきます。その時の精神的な辛さというのも痛いほど理解できます。また、それを乗りこえることで成長し精神的に強くなったりもできるものです。
動物を愛する気持ちは、その人の優しさの感情を育むことにもなると私は思います。
最近のペットの供養
最近のペットの供養のことがこちらに掲載されておりました。お墓に一緒に入りたいという飼い主さんもおられるそうです。お寺でもペットと人が一緒に入れる納骨堂も設置されているところもあるそうです。
「きちんと供養しないと、飼い主も別れの悲しみを乗り越えられないだろう」とのことです。本当にその通りで、この悲しみを乗り越えるということが、とても大切なのです。
ペットロスにより起こる感情
人はどうしようもないことが起こると、このような心の変化をたどることがわかっています。人が死んでいく時の「死の受容の5段階」といわれています。
例えば「ガンの告知」を受けたとします。するとこの5段階で心理に変化が出てくるといわれています。キュブラー・ロスさんの研究から導かれました。
5段階 | 克服が困難な感情 |
---|---|
否認(私に限ってそんなことはない!) | あまりにもワンちゃんの死が辛いので 「死を受け止められない」「信じられない」 「認めたくない」というような状態。 自分の心が辛すぎて現実逃避する。 |
怒り(なんで私だけこんなに辛い目にあうの) | 死に対して誰かの責任にしてしまう。 交通事故の場合の加害者や助けてくれなかった獣医師へ向けられることもある。 一時的な気晴らしや満足感があることもある。 |
罪悪感(あの時の私が悪かったのかな) | 怒りの矛先が自分に向けられる。 安楽死の場合もこれで良かったのかと自分を責めてしまうこともあります。 |
抑うつ状態(もう何もしたくない) | 落ち込んでいるというレベルから起きられない、何もしたくないレベルまであります。 期間も数日の場合もあれば数か月続くこともあります。 |
受容(残りの人生を有意義に過ごそう) | 受け入れる、諦める、執着を手放す、忘れるという段階になります。 |
ペットロスからの回復
ペットロスで大切なことは、無理をせず悲しみのままに悲しみつくすということが大切です。
人間が亡くなった時の様にお葬式をしてあげるのも自分にとって納得のいく一つの方法です。
実際にペットを失くしてから、どのように克服したのか聴いてみたアンケートがあります。
そこでは
- 「新しいペットを飼う(30%)」
- 「友達などと悲しみを共有し共感する(20%)」
- 「ペットの遺品を整理する(17%)」
- 「楽しかった時の写真を見たり、日記を書いたりして心の整理をする(16%)」
ここで注意したいのが安易に慰めない、新しいペットを飼うことを安易にすすめないということです。
ご本人がご自分でそうしたいと思わないことは強制しないようにしてください。
喪失感からの回復
推しのアイドルが結婚した場合は○○ロスなどといいます。またお世話になった恩師や最愛の人を亡くした時の喪失感はすぐに癒えるものではありません。
例えば母親を亡くしたとします。すると喪失感が生まれます。その時「もっと自分は何かできたんじゃないだろうか」「お母さんが他界して寂しい」「お母さんが死んでしまって何もする気がしない」「自分も一緒に死んでしまいたい」などという感情が湧いてくるかもしれません。
こんな時には悲しい出来事ですが、亡くなった方の一番の幸せは、残された方の幸せなのだというお話があります。
まずは涙がかれるまで泣いて悲しんでください。悲しみつくしてください。
その後、亡くなった人の一番の幸せを考えてみてください。
それはあなたが幸せに生きていることなのです。そして時々、亡くなった方を思い出すことなのです。
ペットの犬が亡くなった時に思ったこと
実は私も小学校の頃に飼っていた犬が亡くなった経験をしています。40年以上前、当時はワクチンなどあまりしていなかった「フィラリア」という蚊からの病気で亡くなりました。とっても苦しんだ記憶があります。
そして2024年9月7日(土)に実家のラブラドールレトリバーの「あか」が虹の橋を渡りました。亡くなるその日まで散歩に行き、ご飯も少し食べてくれたそうです。
動物の死に関しても私は何か学びがあるんじゃないかと思っています。「あか」が亡くなって悲しいですが、たくさんの癒しを私たちに与えてくれました。本当に感謝してます。「ありがとう」
解決のヒント
執着を手放して解決していく段階があります。まずはエネルギーサークルという概念を理解する必要があります。
自分の中で納得することが必要
自分の中で未解決な事柄があると、いつまでも未消化でストレスとなってしまいます。
それが続くと身体表現として、さまざまな不調が出る場合があります。
その執着してしまうことを手放すには「エネルギーサークル」を1周させるということが重要になってきます。
自律神経の特徴を知る
自律神経は否定形が通じませんので、考えたくなくても考えてしまいます。だから、いつまでもくよくよ考えてしまうのです。
エネルギーサークルを一周させるには
①感じる
体力が、なかったりしても感じにくくなってしまいます。また、潜在意識で自分で感じたくないようにしている場合もあります。ここがスタートですので「感じる」ことはとても大切です。
ペットロスの場合は、ペットが亡くなって「悲しいんだ」と感じることが大切なのです。
②気づく
気づくことは傷つくことも大いにあります。だから気づきたくない部分でもありますので気づきにくくしているかもしれません。気づいてしまうと、自分が辛くなってしまうからなんです。
恋愛で失恋した場合でも、悲しくないフリをしている人がいるかもしれません。
あまりに辛すぎて、気づかないようにしていることもあるのです。
辛いですがペットの死に対して、自分の感情に気づくことが大切なのです。
③感情・欲求が生まれる
気づくと「嫌だな~」「悲しい」「イライラする~」などの感情が出てきます。すると体にも変化が出てくることがあるんです。
悲しいと感じることができれば、それを感じ尽くすことが大切なのです。
どうぞ思い出して上げてください。写真や動画を見るのもオススメです。
④行動する
そして筋肉運動や行動に移ります。
ここでの行動というのは、ペットロスの場合ですと「泣く」ということになります。
涙が枯れるまで泣いてあげてください。きっと虹の橋を渡った、猫ちゃんやワンちゃんなどのペットたちは、喜んでくれていると思います。
⑤感情や欲求にコンタクト
コンタクトしたあとは感じ尽くすことが大切です。ここまでが交感神経の働きです。
これから副交感神経の働きが重要になってまいります。感じつくさないと、次の副交感神経にすすめないので、重要なパートです。
この副交感神経に切り替わる時が、なかなか難しいことが多いです。ここを乗り越えたら、執着を手放すことへ近づきやすいです。
⑥収束(他人に認めてもらう)
他人に認めてもらうことで、自分で納得できるきかっけになってくれます。
ご夫婦や友人でもいいのでお話を聴いてもらいましょう。
共感してもらえたら、心が少し軽くなってきます。
⑦自分の承認
ここでやっと自分を認めます。ですが自分に厳しい人は、ここまで交感神経を働かせてしまいます。
だから自分に厳しい人や真面目すぎる人は、しっかりとリラックスして副交感神経を働かせて自分を認めてあげることが必要なんです。
少し休んだり、マインドフルネスのような瞑想することもオススメです。
深呼吸をして副交感神経を働かせてくださいね。
⑧注意の引きこもり(満たされて興味がなくなる)
満たされて興味が薄れて、やっと執着から離れられる状態のことを言います。
これでエネルギーサークルが1周することになります。
執着の手放し方
執着を手放すことに向けてあなたの心を整理する5つの質問があります。どうぞご自身に問いかけてみてください。
あなたは今日、誰を、何を手放しますか
まずは一人に絞って決めてください。物の場合も1つに決めてください。
その人、その物の間にどんなことがありましたか
その人との間に起きたこと、その時の自分の感情を建前とかではなく、できるだけ「本心」で具体的に感じてください。
手放す目的はなんですか、理由はなんですか
ワクワクできる理由。ポジティブになれる理由を探してみてください。できるだけたくさん見つけてみてください。これが手放すメリットです。
手放すとあなたはどう変わりますか
手放した後の自分の気持ちや状態、日常生活の変化を想像してみてください。感覚的なものでも良いです。
今、その人に、そのものに伝えたいことは何ですか
その人に「出さない手紙」を書いてみてください。今、その人に伝えたいことを素直に書いてください。出さない手紙なので、怒りや悲しみや感謝、愛情など何を書いてもOKです。
出さない手紙は効果がありますよ。心の整理ができて感情が出せますので、ストレスが少し減ります。ここで自分の感情に気づくことができる方も少なくありません。過去のことでも思い出して処理することができるのです。
ちなみに手放したいランキングは夫に対してが多いそうです。
- 夫、元夫(35%)
- 母(24%)
- 元彼(11%)
- 今彼(7%)
- 好きな人(4%)
- 不倫相手(4%)
- 父(4%)
- ○○な自分(4%)
- 妻(3%)
- その他(4%)
執着を手放す5つの解決策
- 知識をつける
- 感情に気づく
- 体力を上げエネルギーを増やす
- 不足していう栄養を補う
- セロトニンを増やす
これらを具体的にみていきます。
解決策①知識をつける
今の自分の状態は、こうなんだ~と知識をつけて「わかる」「認識する」ということが大切です。
解決策②感情に気づく
自分の感情に気づいてあげることが大切です。
もしくは感情のコントロールの方法を覚えていく、当院での心理セラピーを少しづつやっていただくこともコントロールに繋がります。
ワークでは「今ここ」を感じる訓練をいたします。
お釈迦様の教えに「諸行無常」というものがあります。
諸行無常とは「世の中のすべてのものは、移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはないということ」と説かれています。 人生は、はかなく虚むなしいものであるということだそうです。
松下幸之助さんは次のような解釈をされています。
“諸行”とは“万物”ということであり、“無常”とは“流転”というようにも考えられますから、諸行無常とは、すなわち万物流転であり、生成発展ということであると解釈したらどうかと思うのです。
解決策③身体を回復させ体力を上げる
当院の整体は副交感神経を働かせるものが主となっております。
是非とも整体を受けていただいて構造的ストレスをなくし体力を回復なさってください。
解決策④不足している栄養を摂取
不安になっている時に、不足している栄養素があります。
マグネシウムが不足すると
- 足がつりやすい
- まぶたがピクピクする
- 手足が痺れる
- 疲れやすい
- 記憶力低下
- 憂鬱になる、不安になる
- イライラしやすい
- 頭痛
- 睡眠が浅い
- 下痢、便秘
- あまり食欲がない
- 高血圧だ
- 冷え症だ
- アルコールを良く飲む
- 精神的ストレスが多い
マグネシウムは消化酵素や代謝酵素など、体内の多くの酵素の働きをサポートしてくれています。
ところがストレスが続くとコルチゾールやアドレナリンが増えて、マグネシウムを使ってしまいます。
またアルコールや糖質の過剰摂取、低血糖ストレスの時もマグネシウムが無駄に使われます。
対策としては「にがり」がおすすめです。
私は「にがり」をお風呂に入れて入浴しております。
またペットボトルに水を入れて食用の「にがり」を混ぜて飲むのもオススメです。
解決策⑤セロトニンを増やす
セロトニンは交感神経と副交感神経のバランスを調整してくれます。
だから、とっても大切です。このセロトニンはタンパク質を材料にしています。
セロトニンは分解されてトリプトファンになります。
そしてセロトニンが分泌されると約16時間後にメラトニンに物質変換されます。
このメラトニンが睡眠誘発物質です。だから睡眠にとってもセロトニンは大切なのです。
セロトニンを増やす方法
- 朝日を浴びる(ガラス越しではなく直射日光)
- リズムの一定の運動をする(フラダンス、盆踊り、散歩など)
- タンパク質を食べる(魚、肉、バナナ、大豆など)
施術の経過
この方の症状としては肩こり、不眠、腰痛、頭痛がありました。そして整体を続けさせていただくことにより、少しづつ表情も明るくなられました。
腰痛が一番辛かったのですが朝の腰痛もなくなり眠れるようになられますと肩こりも頭痛も楽になっていただけました。
猫ちゃんの「お骨」は今でも自宅に置いているそうです。しっかりヒトと同じように供養もされました。気がかりではありますが徐々に外にも出れるようになられました。少し笑顔にもなっていただけましたので本当によかったです。
当院では、お一人お一人丁寧にお話を伺い「頭・心・体」そして、そのつながり、自己完結していないエネルギーサークルがあるのかなど、じっくりとみてまいります。
一緒に笑顔になっていけただたら、とても嬉しいです。
感想
どんな症状ですか
ずっと前から肩や首のコリに悩まされていましたが、それに加えて太ももから腰にかけての痛みがひどくなり(大型犬の看病で身体に負担がかかったことが原因だと思います。)起き上がったり、しゃがんだりが辛かったことがきっかけで来院しました。
辛かったのはどんなことですか
太ももから腰、さらに背中、肩、首と常に重く、またズキズキ痛むこともあり、とても不快だったことです。
また睡眠も十分にとれず、とてもしんどかったことです。
来院されてどうでしたか
ポキポキ鳴らしたり痛い施術ではなく、ゆらゆら揺れて思わず、うとうとしてしまうくらいの施術にもかかわらず、初回の施術後、劇的に症状が改善して驚きました。
回を重ねるごとに、最初に一番辛かった症状を忘れてしまっています。
今は古傷といいますか、ずっと前から付き合ってきた肩こりや首こりの症状も忘れてしまうのではないかと思えるくらいのペースで回復に向かっています。
京都から大熊先生の施術を受けに来て本当に良かったと思っています。
感想
以前からDRTという施術を聞いたことがありましたが、ネットで検索してみて遠方ではありましたが、大熊先生にお願いをして劇的に症状が改善したことから有難いご縁をいただけたと感謝しています。
大熊先生は身体のことのみならず、精神面についても色々とアドバイスをくださるので内から外から元気になっていきます。
この先も元気を維持するために、メンテナンスをお願いしたいと思っています。
京都府・M.Nさん・自治体職員・50代女性
院長より一言
M.Nさん
大変素敵なご感想ありがとうございます。
本当に綺麗な字でご丁寧にありがとうございます。当初は痛みが強くお辛そうだったのですが、施術を重ねてさせていただき、本当にラクになられて良かったです。
これからもメンテナンスに通院されており、体調も維持できておられて嬉しいです。今後とも全力でサポートさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。
まとめ
- 執着を手放すために「エネルギーサークル」を理解する
- 頭、心、体、栄養、セロトニンの5つの解決策を実行する
- 執着の手放す質問を自分にやってみる