

肩が痛くて眠れなくなってしまいました。
寝返りのたびに激痛です。
整形外科に行っても、湿布と注射だけで、なかなか良くなりません。
もう3か月になりますが、いつになったら良くなるのか、不安になります。
何をやったらよくなるのでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
3カ月以上続いている肩に痛みがある方です。
肩が痛くなると、放置しても良くならないことが多いです。
上げたり回したりすると、とても痛いです。
重症になると安静にしていても痛みがあります。
さらに酷くなると夜、寝ていても痛みで起きてしまいます。
すると寝不足になって体力が減り、治癒力も減り、もっと悪化してしまいます。
肩の痛みが、なかなか良くならない方は、解決のヒントを参考にしてください。
- なかなか良くならない肩の痛みで、お悩みの方
- とにかく、この肩の痛みを少しでも早く減らしたい方
- 五十肩といわれたが、ずっと良くならない方
- 自分で体操などをして肩の痛みを軽減したい方
肩の痛みで夜も眠れない方の解決のヒント

左肩の激痛で夜も眠れません
施術をさせていただきますとリラックスできますので筋肉が緩んできます。緊張している時は血流が悪くなっている状態です。すると組織では酸素が行き渡らなくなります。すると酸素が不足して痛みを知らせてくれるのです。
ここで大切なことは、生活習慣の見直しです。
早く長引く肩の痛みを解決するには、何かをプラスするより、生活習慣を見直し何かを止めることが大切です。
痛みがある時は、「体操するれば良くなる」とか「何かを食べたら良くなる」とか「薬や湿布で良くなる」など、何かをプラスして「良くなろう」と考えるのではなく、現在の生活習慣の見直しが必要です。
何かを止める、控えるという考えを持つことも大切です。
例えば、高血圧の時や糖尿病の時は、どうですか?
塩分を控える、糖分を控えるということが前提にあり、運動をするなどが後になります。
これと同じで、肩が痛い時は、「何かの体操をする」とかではなく、「悪い姿勢を止める」「血管を締めて血流が悪くなるのでタバコを止める」「睡眠の質が悪くなると回復力が低下するので飲酒を止める」「肩が痛いので使い続けるのを止める」「小さく前に習えをして外側に動かすようなダメな動作を続けない」
肩が痛いのは肩だけの問題じゃないことが多い
俗にいう五十肩とは肩の関節の周囲の炎症ということで肩関節周囲炎とよばれています。
詳しくいいますと肩甲上腕関節周辺の炎症ですね。

肩峰下滑液包の痛みや腱板損傷や腱板断裂も、この周辺の痛みになります。
腱板断裂はもう一方の手で持ち上げると肩があげられるのが特徴です。

この辺で前側が痛くなると力こぶを作る筋肉や腱を負傷しているかもしれません。
上腕二頭筋長頭、腱というのがここにあります。

溝を通る腱を痛めると激痛になります。
このように肩関節周辺でも、いろんなところを痛める可能性があるんです。
肩の痛みに関することで知っておきたいこと
- パソコンやスマホなどで前かがみになる姿勢が多い
- 手を前に上げた時、90度以上、上げることができる
- 2ができるけれども痛みがある
- 2ができて、左右同じ高さまで上げることができる
- 夜中に肩の痛みで目が覚めることがある
- 髪の毛を洗ったり、下着や服の着脱の時、とても痛くて辛い
- 時々、肩に激痛が走る
- 肩の痛みが3カ月以上続いている
こちらは、あくまでも目安です。診断は医師しかできませんので、必ず整形外科を受診されてください。
肩関節周囲炎
痛みが出てから半年以内で、痛みがあっても肩が動くこともあります。
1~2年で自然治癒することが多いといわれています。
五十肩(おおまかに肩関節周囲炎と一緒)
痛みが半年以上続いて、肩の動きが悪くなってしまいます。
腕の上がり方に左右差が出ることが多いです。
夜中に激痛で自然治癒しないこともあります。
整形外科では注射を打つこともあります。
放置せずに整体などで施術を受けることをおすすめします。
拘縮肩(凍結肩、フローズンショルダー)
五十肩が重症になった状態です。
痛みが3カ月以上続いていることが多いです。
すでに拘縮が進んで、痛みがない場合もあります。
腕が90度以上、上がらないことが多いです。
自然治癒はしないと思っていいです。
整形外科では注射、手術をすることもあります。
検査すると腱板断裂、石灰沈着性腱炎など、他の疾病が判明することもあるので、病院で一度、受診していただくのをおすすめします。
悪い姿勢で肩の腱板にトゲができるのが原因のこともある

悪い姿勢が続くと「巻き肩」「猫背」になってしまうことがあります。
肩峰という肩の一番外側の部分と、その下の腱板がぶつかり、炎症が起こります。
それが一日に何回も繰り返されると腱板が傷つきます。
すると腕を上げるたびに痛くなります。
ただ痛みが、まったく出ない人もいます。
また当院では肩甲骨と肋骨の動きの問題にも注意しております。
痛い部分だけでなく、肋骨との関節がスムーズに動くように、周囲の筋肉や靭帯などにもアプローチします。
このような動きをしますので、痛いところだけ施術しても、良くならないことが多いのです。
ですので当院は背骨の調整もさせていただくのです。
肩が痛い患者様の症例
20年前の交通事故でも大丈夫!右肩を上げると痛い
右肩を上げると痛いそうです。
20年前の交通事故の古傷です。施術後、変化を実感していただきました。
施術の後は動きが良くなられて喜んでいただけました。
ただ、この状態が持続して、気兼ねなく日常生活が過ごせることが大切です。
施術をすれば変化が出るのは、当たりまえです。
ですので、この良い状態をキープすることを考えたいのです。
それには生活習慣と姿勢が大切です。
肩甲骨や鎖骨のバランスなども関係します。
当院では痛いところだけを施術するのではなく全体的に根本的に施術していきますので、とても喜んでいただけます。どうぞ継続してメンテナンスにお越しください。
右肩を回すと痛い
右肩が突然、痛みで上がらなくなりました。ピアノを数時間、毎日、練習しているそうです。
背骨の動きも硬かったのですが全身調整でかなり楽になられました。
特に肩甲骨、肋骨、前鋸筋、僧帽筋、三角筋、広背筋(骨盤の調整)などを調整していきました。
肩を上げると痛い
注意!肩が痛いときに絶対しないで欲しいこと
- 痛みがある時はストレッチは悪化するので禁止
- 痛いところを揉んだり叩いたりしない
- 痛い時は、お酒をやめる
- お風呂の長湯はしない
- 痛いかどうか何度も確認しない
- 小さく前に習えの姿勢をとり、その姿勢から外側に手をひらく動きはしない
肩の痛みがマシになってからする体操
痛みがマシになってこられたら。このような体操を指導いたします。体操をするタイミングは、こちらで指示しますので、真似して体操をしないようにしてください。早く体操しすぎてしまうと、せっかくマシになってきたのに再発する可能性があるので、勝手な自分の判断でしないように注意してください。
まとめ
- 体操などはタイミングが大切
- 何かをプラスするよりも、何かを止めることが大切
- 生活習慣の見直しを行う