

洗えているとは理解しているけれど、なんとなく不安です。
仕事のミスがきっかけで、何度も何度も確認してしまいます。
鍵のかけ忘れやガスコンロのスイッチも何度も確認してしまいます。
できているとわかっているけど止めれません。
どうしたらいいですか?
このようなお悩みを解決します。
仕事でのミスがキッカケで、とても不安や確認に対する執着が強くなり、何度も確認してしまい、それを家族にまで強要してしまうようになられた40代会社員、女性のお話しです。
自分のルールやルーティンがあって人もそれに従わないと不機嫌になってしまったりしてしまいます。
完璧主義の方に多いです。
極端な不安症で親からも、かなり躾(しつけ)を厳しくされて育てられた可能性があり、極度の潔癖症の方などに多いです。
誰にでも性格というものがあって、それは特徴、個性(パーソナリティ)なんです。
ですがその行為が日常生活に支障が出る場合は、心療内科などの専門医にみていただくことも必要です。
同じような、お悩みの方は、どうぞご覧になってください。
強迫性障害をなんとか自力で治したい方
強迫性障害の解決のヒント
自分の個性(パーソナリティ)をチェック

- 細かいところにこだわりすぎてしまう
- 完璧にやろうとして、時間が足りなくなってしまうことがある
- 仕事や勉強に打ち込むあまり、娯楽や人付き合いは二の次になりがち
- 不正やいい加減なことに対しては許せない方だ
- 役にたたないとわかっていても、捨てるのは苦手である
- 自分の言う通りにしない人とは、うまくやっていけない
- お金はなるべく節約して、将来のために貯金している
- 頑固だと良く言われる
4個以上当てはまったら、このタイプとなります。
ただ性格がこうだからOCD(強迫性障害)になるとは、必ずしもいえません。
その可能性、資質があるかもしれないという程度です。
性格よりも育った環境、ミスできない確認などの仕事によって左右されるかもしれません。
自己主張が抑えつけられて育ち、虐待を受けていたりした場合は、なりやすいといえます。
また他の精神疾患に比べると学歴の高い方が多いといわれています。
ルールにこだわりすぎると誰でも発症する可能性はあります。
インナーチャイルドといって育った環境によって「機能不全家族」の元で育つと、このようになることもあります。
- 虐待を受けて育ったり、親が育児放棄、夫婦喧嘩を見て育った
- 超過保護、超過干渉(なんでもやってもらって育った)
- 小さい頃から親の代わりに兄弟の面倒を見た、親が病気で介護していた、過度の親からの期待を受けていた
このような家庭で育ってしまうと、外からの刺激に対してバリアを作ってしまうことがあります。また不安傾向が強くなり、安全地帯がない状態になることもあります。愛着障害ということになることもあります。
人とのコミュニケーションが苦手だったり、自分よりも他人が優先されて、迷惑をかけてはいけない、人を信じられない、自分の本音を話せなくなってしまうこともあるのです。
通常よりも気を使いすぎるので、当然、脳がものすごく疲れてしまいます。
未来や過去に頭がいってしまい、今ここに目を向けることができなくなってしまい、予期不安、モヤモヤした胸のつかえなどを何かで代償しようとしてしまいます。
そうなってしまうとアルコール依存症や強迫性障害になってしまったりすることもあります。
このような過去や未来に考えが集中してしまう方、何時間でも妄想してしまう方は、五感を使った今ここを感じる訓練がオススメです。
40歳・女性・事務職
あるミスがキッカケで、とても落ち込んだ経験があるそうです。
仕事で絶対に間違うことが許されないということで何度も数字を見直し、それが毎回となり、強迫的に完璧にこなしておられました。
しかし、だんだん、その確認が度をこすようになり仕事は一生懸命されていますが手が遅いという苦情が出始めました。
毎日、上司にいつも目の敵のように怒られて凹んでしまいます。
不潔恐怖と洗浄強迫がありましたので、自分の寝ているところは「聖域」とみなします。
ベッドに入るまでに、ルーティンがあります。このルーティンを4時間かけてやっています。
当然、日常生活に支障が出て仕事もギリギリになってしまいます。
- 部屋のゴミを捨てる
- 床を拭く
- トイレに入り用を足して拭く(トイレットペーパー1ロール使うこともある)
- トイレ掃除をする
- 手洗いをする(ハンドソープでかなりの量を泡立てる、水は流しっぱなし)
- お風呂に入る(体も髪も陰部も念入りに気のすむまで洗うので冷えきってしまう)
- ベッドは絶対に汚したくない「聖域」となっているので、誰も踏み入れることはできない

家でも子供たちやご主人さんにも完璧を求め、「何時にお風呂に入りなさい!」「何時に寝なさい!」「靴下はここにこう畳んでおいて!」「洗濯物はここに入れて!」と、それはそれは細かく細かく決めて、それを完璧になるまで強要していました。
また、ご主人はあまり気にしないタイプの人なので、ご主人に対して、いつもイライラしてしまいます。
それが続くとイライラを爆発させてしまう時もあります。
普段は感情を押さえ込んでおられてストレスが強大にふくらみ、肩こりがひどくなったり、皮膚があれたり、便秘と下痢を繰り返したり、頭痛が起こったり、寝れなくなったり、寝ていると追い立てられるような夢をみたり、歯ぎしりをしたり、汗だくになったり、してしまいます。
いろんな身体の症状が出てきました。
まずは体からの調整

まずは、身体からの調整をさせていただきます。
背骨を調整し、骨盤や肋骨、首などを全体的なバランスを見ながら調整していきます。
体液の循環も意識しながら全身の調整をさせていただきます。
すると血流があがり、呼吸もしやすくなり、自然治癒力が活性され、身体が良くなろうと働いてくれます。
それと同時にストレスを減らしていきます。

精神的ストレスとなっているものを少しづつ、必要があれば必要なタイミングで焦点化し、解決していきます。ワークなどでラクになられることもあります。
自分の問題に気づかれるようにサポートいたします。
あとは生活習慣を見直し、食べ物、飲み物、電磁波や冷え対策をしていきます。
するとストレスが減り、体力が増えていき、治癒力も上がってきます。
強迫性障害の方の特徴

トリガーとなっているものが変化することが多いです。
そして、この繰り返しが悪化していきます。
普通の人から見たら、何てことはないことでも、OCD(強迫性障害)の方にとっては、とても拘りの強いもので、執着してしまうのです。
しかし、この強迫行動は何かの代償でやっていることが多いのです。
できているとわかっていても「できていないんじゃないか」と脳が誤作動を起こしてしまっているのです。
誰かのセイにするのではなく、自分の中で症状を作っているんだと気づくことが、このOCDを解決するゴールへの道となるのです。
OCDの原因は「脳」です。
ある出来事などから身を守る「自己防衛システム」です。

だから、その行為そのものをしても悪化するだけで解決につながらないのです。
恐怖の対象は目に見えるものだけではありません。
菌などが飛んできているんじゃないかと妄想して、イメージを膨らませ、そうなってしまっていると感じてしまいます。
この方は、雨のしずくが地面に落ちて自分に降りかかってきているんじゃないかと感じてしまうという特徴がありました。
またガスコンロの火を消したかどうか不安になったり、玄関の鍵をかけ忘れてないか不安になってしまう確認強迫というものも、強くはないですが、ありました。
強迫観念というのは、勝手に膨らんでいってしまいます。
確認をするほどに悪い考えが膨らむので、行動範囲が極端に狭くなってしまいます。
だんだん自宅から出れなくなってしまうこともあります。
OCD(強迫性障害)の方のおもな特徴
これが良い悪いではないのですよ!血液型みたいにタイプとしてとらえてください。
強迫性障害の方への接し方(家族への影響、巻き込み)
周囲にそんな方がいらっしゃったら注意してあげてください。
仕事もキチンとこなしてくれるので疲弊して倒れてしまいますよ。
家族の場合では、儀式行動を強要するパターンと保証を求めて確認するパターンがあります。
強迫性障害の克服のヒント
自分がこのタイプだとわかって克服したい場合はこちらをご覧ください。
このような方はストレスに感じることを想いだすだけで筋肉が緊張して来られます。
すると背中の筋肉が硬くなり、背骨の動きも悪くなってしまいます。
当然、血流が悪くなり、脳の管理機能が低下します。神経伝達も悪くなります。
すると自律神経の乱れも出てきます。呼吸も浅くなり、酸欠が慢性の状態になってしまうのです。
そうならないように姿勢を正して、整体でカラダを整えるようにしてくださるのがおすすめです。
ご自分でも軽い運動をしてくださいね。本当に楽になられますよ。
不安を和らげる体操
まとめ
- 過去のトラウマや未来の予期不安が強い方は「今ここ」を意識する
- ストレスをうまく発散する
- 今ココは五感を使って感じるようにする