出産後、体調を崩して目眩が頻発します。
ストレスが強く、とてもイライラしたり不安になったり、急に涙が出てきたりします。
なんとか治したいです。
どうしたらいいでしょうか?
このようなお悩みを解決します。
産後に体調を崩されて、そのまま悪化し病院も点々とされ、不眠、アレルギー、めまい、動悸、息苦しさ、食欲不振、などいろんな症状でお悩みの方です。
東大阪市にお住いの20代の女性です。産後はすぐに育児が待っています。産後に体力が低下している時に授乳などで寝不足にもなってしまいます。
同じように産後の体調不良でお悩みの方はどうぞご覧になってください。
産後に体調を崩されていろんな症状がありました
産後の不調
産後はホルモンの変化があったり、すぐに育児が始まったり、授乳で眠れなかったりとママは本当に大変です。出産で相当な体力を使って疲れ切っておられます。
そんな時に、育児もこなしていかなくてはなりません。
また母親として自覚や責任感も生まれますので、きっちり真面目な性格の人ほど、精神的にもお辛くなられることが多いです。
産後、マタニティブルーというものがあります。マタニティブルーは1~2週間で自然に症状がなくなることが多いそうです。ですが、2週間以上、うつのような症状が続く場合は、産後うつかもしれません。
長期になっている場合は、心療内科の受診も考えてください。
産後うつの症状
- 疲労感、不眠、だるい
- 不安、緊張、パニック、息苦しい、動悸
- イライラする、せかせかする
- 希望を持てない
- 集中力や記憶力が弱くなる
- 気分が変化しやすい、情緒不安定になる
- 興味がなくなる、やる気がなくなる
- 自分が悪いと思う、情けないと思う
- 食欲がなくなる
- 子供や夫に愛情を感じない
特に家族の対応が大切だと感じます。怠け病ではないと認識してください。
なぜ発症してしまったのか
東大阪市の20代のママさんです。仕事はピアノの先生をされています。ご主人は家事もしてくれるし、とても優しいご主人です。なんでも気兼ねなく言えるそうです。
お聴きしていきますと、このママさんの精神的ストレスは自分の母親にありました。小さいころから、とても口うるさく育てられました。
朝から晩まで過干渉気味で、歯を磨くタイミングから食事の食べる順番、洗濯物のたたみ方、顔の洗い方、靴のそろえ方、本当に何でもかんでも口を出しておられました。
当然、子供のころは承認欲求は母親から認められることが一番ですので、このママさんはお母さんの言いなりになって育ちました。
とてもいい子ちゃんなんです。
そのため、自分の感情を一切、表に出すことをしないで育ちました。高校もお母さんの選んだところ、結婚相手もお見合いです。まったく自分の意志を表に出すのが苦手で、それが普通な感じなのです。
このお母さんへの承認欲求が強く、それがストレスになっているとのことでした。当然、認知の歪みが強くありますので、「○○しなければならない」と強く思い込んでしまっており、相当体力が低下してお辛くても、我慢して必死で育児も家事もやっておられました。
それがママさんには、大きなストレスとなり、今の身体の症状として出ている感じでした。
不調が出てきたのは、4月に出産され、2カ月たった6月のある日のことです。
お母さんが家にやってきました。
「あなた、4か月くらい仕事を休んでいるんだから、そろそろ働きなさい!私の頃は、出産後、すぐに働いたものよ」
と言われたそうです。
・・・・
そんなことがあり、このママさんは6月から無理やり仕事復帰されたそうです。
そこで育児と仕事で疲れ果て、身体のあちこちに症状が出てきたそうです。
最初は、頭痛、めまい、耳鳴り、ふらつき、背中の張り、首の痛み、肩の痛みだったそうです。
そして、いろんな病院に通院されましたが、ハッキリとした原因はわからなかったそうです。
脳のMRIなどを撮ってもわかりません。耳鼻咽喉科でもわかりません。内科で検査をしてもわかりません。そこで心療内科に行かれました。すると薬を処方されました。この薬を飲んでから、顔と足と肘にアレルギーのような湿疹がでてきたそうです。
それからは食欲不振で2日間、何も食べれなくなってしまいました。
また10月ごろ、最近では息苦しさや動悸も起こるようになってしまいました。
そして、当院にお越しくださいました。
ストレスとストレス耐性を知る
まず、現状の確認をするため、ストレスに感じていることをお聴きしました。
①めまいが起こるのが嫌
②動悸、息苦しさが嫌
③仕事が続けられない
④育児が大変(現在、授乳ができないので、育児が自分ではできない状態)
⑤母親がうるさい
⑥経済的な不安
このような感じだそうです。
①と②は体調の不安です。(構造的ストレス)
③〜⑥は精神的ストレスです。
4つのストレスについて
ストレスのカテゴリーは4つあります。
- 精神的ストレス
- 構造的ストレス
- 化学的ストレス
- 環境ストレス(温度・湿度・電磁波)
このストレスがどれくらいあって、自分はどのストレスには強いか、弱いかを知ることから確認します。
そして、各ストレスを減らしていき、ストレス耐性をつけていくことをやっていきます。
このママさんの今日からできるストレスを減らすのは、化学的ストレスの「カフェイン・白砂糖・小麦をやめる」ことと、環境ストレスの「冷えの対策、スマホの目覚まし・睡眠の前のスマホ」をやめてもらう約束をしました。
そして、構造的ストレスは、私の仕事ですので、身体を調節させていただきました。
その検査がクリアになった状態をキープするのが、ママさんがやって欲しいことです。それが「姿勢」ですので、姿勢のアドバイスをさせていただきました。
当院が施術を通してお手伝いできること
施術をさせていただきますと、背中の筋肉が異常に硬いことが、すぐにわかりました。動きをみてみました。
首の回転
左 65度 右 70度
腰の回転
左 30度 右 37度
かなり動きが硬かったです。強いストレスがあると、交感神経が働きます。すると筋肉が緊張するのです。その状態が長く続いている状態でした。当然呼吸もかなり浅かったです。施術後は、すべて10度以上、動きがスムーズになりました。
施術の方針
このような感じで進めてまいりまいした。
1カ月目
めまいが少し減ってきました。真面目な方なので、こちらの指示したことは、キッチリをやっていただけます。本当にありがたいです。
2カ月目
湿疹もできなくなりました。「めまい」は、ほぼ起こりません。微熱も時々あったのが、今はありません。頭痛もほぼ、なくなりました。最近はだんだん眠れるようになったそうです。
3か月目
体の調子がすごくいいらしく、運動も少しできるそうです。買い物なども楽しくいけるようになってこられました。
相変わらず、母親との仲は少し悪いそうですが、前ほどイライラしなくなったそうです。すべての症状がかなり楽になったそうです。
4か月目
もう外にも気兼ねなくいけるそうです。メンテナンスでお越しくださっております。
まとめ
- ストレスを減らすことを考える
- 整体を受けて体を安定させることで心の安定に繋がる
- 生活習慣を見直す
- 軽い運動をしてみる