突然、声が出なくなりました。
病院では原因がわかりませんでした。喉にも異常はありませんでした。
最近、とてもショックなことがあったのです。それから声が出なくなりました。
私は、どうなってしまうのでしょうか?
このようなお悩みを一緒に解決していきましょう。
強いストレスがあって、それが身体の不調として現れてしまうことがあります。これを身体表現性障害といいます。
例えば強いストレスなどがあった場合、原因不明で突然、声がでなくなったりしてしまうことがあるのです。
まずは病院で検査をしてもらってください。原因が不明の場合は、当院へご相談ください。
もしも突然のことで原因がわからない場合でお悩みの方がいらっしゃいましたら、どうぞ、ご覧になってください。
自分の症状の原因がわかり対処法がわかる
身体表現性障害の解決のヒント
身体表現性障害には5つの種類があります。
身体表現性障害のまとめ
ストレスによるものが多いです。強いストレスがあって、それに心が耐えられなくなって体への反応が出た状態です。主に5つに分けられます。
心の不安が身体に置き換えられることが原因
醜形恐怖が強くなりますと、最初は何かわからないものに不安や恐怖という感情を感じます。
そのまま、辛くなっても放置してしまうと、強迫観念が出てくることもあります。
本当は嫌なのに、嫌といえないことが積み重なって、それが手を洗う、確認しないと気がすまない、確認しても、できているか不安になる!という行為をすることで落ち着かせようとするのです。
さらに、妄想が酷くなってしまう方も少なくありません。
疼痛性障害の方の解決のヒント
痛みに隠された孤独
40代主婦の方、外見も普通で、言われなければ、症状など、まったくわかりません。
最初は肩コリが辛く、耳鳴り、難聴がお辛いということでお見えくださいました。ですが、身体が緩んで来るにつれて、心の扉も少しづつ開けてくださるようになってまいりました。
その頃から、だんだん、いろんなところに痛みが移り、また、その痛みの強さは変わらずドンドン増えていきました。
その頃の感想をお聴きしますと
先生だったら何を言っても、わかってもらえる気がするので安心して言えました。
と思ってくれていたそうです。
整形外科や内科、耳鼻咽喉科などにも通院されましたが原因は不明です。
カラダの異常が見当たりません。
そして、とても演技には思えないくらいの痛みがあるとのことでした。
この方の奥深いストレスを聴かされたのは1か月経過してからです。
さらに一時的に声が出なくなり、味がわからなくなられました。
痛みで眠れなくなり、不眠で笑顔もなくなり、食欲不振になられました。
何か悩み事はないですか?とお尋ねしますと「家族との人間関係」でした。
義父の介護の問題があり同居しなければ、ならないという問題を抱えておられました。
この方は義母との仲がとても悪く、顔を合わすのも嫌なのに同居となると、「ものすごいストレス」があったそうです。
その「潜在的な嫌な思い」が体の表現として置き換わって出てきたのかもしれません。
もしも、離婚となれば子供とも離れ、自分一人、孤独になってしまうという恐怖もあったそうです。
経済的にみても到底離婚はできません。
「追い詰められていた」と涙を流しながら、おっしゃられていました。
当然、精神的ストレスは、とても強大なものです。
当院の施術
まずは、身体を整えます。
そして一つづつストレスを減らしていきます。
次にストレス耐性をつけていきます。
すると少しづつ自己コントロールができますので、生活がしやすくなってきます。
心と身体と頭は繋がっていますので、感情を感じにくくしていないかに注目して、丁寧にお話を聴いていきました。
検査
- 瞳孔反射テスト
- パルスオキシメーターで迷走神経テスト(自律神経機能低下テスト、脈のテスト)
- 眼球運動テスト(サッケーヂ、パスート、前庭動眼反射などのテスト)
- バランステスト(小脳テスト)
- 感覚器のテスト(触覚、振動覚、聴力、視力など)
それぞれの特徴
心気症の特徴と注意点
ドクターショッピングを繰り返す可能性があるところです。
強迫性障害のようなことも、おこりる可能性がありますので、執着をどこかで手放せたら楽になります。
執着を手放すことが重要なのです。
アドラー心理学では自分の問題か、他人の問題なのかを割り切るようにすすめていきますね。
ここで重要なのは「情緒的サポート」です。
その方の奥にある孤独感、寂しさなどを理解してもらえたらと良い方向へ向かわれることが多いです。
転換性障害の特徴と注意点
本人は病気であることが潜在的に望んでいることで治らないことが本人にとって都合がいいことかもしれない場合は、なかなか難しいです。(疾病利得といいます。)
例えば、とっても嫌な仕事をさせられていたとして、身体の調子が悪くなったら休めるとします。すると身体の調子が悪くなることは本人にとって都合のいいことになるのです。
学校に行きたいくない場合も、吐き気や頭痛が起こり、学校を休むとなったら、その症状がなくなるといったことがあります。
突然、声がでなくなったりするのも、心の奥の方では、本人にとって都合のいいことの場合もございます。口では「早く良くなりたい」といいますが、良くなったら辛いことが待っている場合は、なかなか良くなっていかないこともございます。
潜在意識でのことが多いので表面に出てこないことが多いです。気付くことは傷つくことですので慎重に対応してまいります。
身体化障害の特徴と注意点
内科的などでは異常が見つからないことが多いことです。
心身症は病気となって現れることが多いです。
疼痛性障害の特徴と注意点
病院では異常が見当たらない場合の痛みです。
ストレスが関係している場合が多いのです。
接し方は難しいのですが、否定はせずに、あまり、その方と一緒に痛みにフォーカスして「痛い」という態度をとってしまうと治りにくくなってしまうことが多いので、一定の距離を置いて見守ることも必要です。
「大丈夫、大丈夫」と軽く受け流すことも怒りに触れるかもしれませんので真剣に聞いてあげることが必要ですが、共感しすぎずにした方がうまくいくことが多いです。
醜形恐怖の特徴と注意点
強迫観念に似ておりますので、ひきこもりにも注意です。
認知行動療法が効果的だといわれております。
認識して自分で承認することが大切です。エネルギーサークルを一周させるということも意識されてください。
演技性、回避性、強迫性パーソナリティ障害にもからんでくることが多いので、パーソナリティの面からも注意が必要です。
転換性障害の方の解決のヒント
突然、声が出なくなった!40代主婦の方が笑顔に!
東大阪市にお住いの40代主婦の方、突然、声がでなくなってしまいました。
介護のお話が出てからですので、転換性障害の可能性があります。
事実、この問題が解決されましたら、少しづつ声も出るようになられました。
喉の違和感は、たまにありますが、これも言いたいことが言えないことによるヒステリー球の可能性がございますので大きな声を出していただき散歩などの運動をしていただくようにアドバイスしております。
全身調整と頭の調整をさせていただきますとリラックスされて全身フニャフニャで、よく眠れるようになっていただけます。
そして笑顔になっていただけました。
もちろん、一気にすべて解決するということではございませんが心の奥にある真のストレスの原因を一緒に見つけて正しい知識を理解していただくことで自分に納得ができ、しっくりと自己承認ができてまいります。
すると、よくなっていかれる方がたくさんいらっしゃいます。
自己承認についてはエネルギーサークルの考え方が重要です。
すべての方が同じ結果になるということではございません。
みなさん一人一人お悩みも違いますので、じっくりと丁寧にお聴きして、お悩みを解決していきたいと思います。
当院のアプローチ
当院では、通常、体の調整を先に行っていきます。
人間関係、コミニケーションでお悩みが強い場合と判断した場合は、カウンセリングから始めることもあります。
まずは体力をつけていき思考が働いても疲れないようにしていきます。
そうでないと始めから酸欠状態になっていて、体には刺激過多となってしまうことがあるからです。
お辛いかたには、特にパルスオキシメーターを付けながら施術をして、刺激過多と思われる場合には即時に対応できるようにしております。
まとめ
- 自分のストレスについて把握する
- 我慢していることに焦点化する
- ストレスを発散する
- 心が辛くなり体からのサインを見逃さないようにする