

交通事故でむち打ちになりました。
それ以来、長年、体の不調があり、悩んでいます。
なんとか今よりも楽に生活がしたいです。
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
うつ病があり30年前の交通事故から首が痛くてたまらない方です。
他には腰痛、股関節痛、不眠、手首の痛み、時々、吐き気があります。
食欲もなく胃の調子もあまり良くないそうです。
当初は、首の可動域が極端に悪かったです。
同じようなことでお悩みの方は、どうぞ解決のヒントとして、ご覧ください。
交通事故の古傷で長年、苦しんでおられる方
交通事故の影響で体の不調が長年、治らない方の解決法

30年前の交通事故の影響
30年前に交通事故にあったそうです。
その頃から、首の調子が悪く、もう半ば諦めていたそうです。
交通事故にあわれると「むち打ち」といって首に対して、ものすごい力が加わっていた可能性があります。
頭に対して首って細いですよね。だから負担が、もの凄くかかるんです。
交通事故になりますと自分の力(人間の力)以上の強大な力が加わる可能性があります。すると頭の重さで首に強い外力がかかってしまいます。
メカニズム的にはこのような感じです。

脳幹部分の圧迫

このように大きな力が首にかかってしまいますと脳幹部分を圧迫し神経が圧迫される可能性があります。するとお身体のいろんなところに不調が出てしまうことが予想されます。
脳脊髄液の流れが悪くなると
また脳脊髄液の流れも悪くなってしまうことが考えられます。すると頭痛や眩暈などの不定愁訴が起こることがあります。
首の痛みが治りにくい原因
首が歪んだり周りの筋肉が緊張しすぎると血流が悪くなります。
そうなってしまうと脳からの神経伝達もスムーズにいかなくなることもあります。
ですので首の不調から、いろんな症状が出てしまう可能性があるのです。
うつ病と診断されてから
この方は、あることがきっかけとなり、それがストレスで、うつ病と診断されました。
主訴
- 首の痛み
- 不眠症
- 手首の痛み
- 股関節の痛み
- 胃の違和感、食欲がない
- めまい、頭痛
お薬は睡眠導入剤、不安を安定させるお薬などを服用されています。
ストレスを強く感じやすく、いろんなことを抱えてお悩みでした。
それが身体、特に首に症状として現れてしまっていました。
ストレスに対しては対抗する手段があります。

情緒的サポート・対処能力・体力・自己尊重感の4つが大切
どれか一つでも欠けてしまうと、うまくいきません。すべてを少しづつでも増やしていく必要があるのです。
自律神経失調症・うつ病の解決法
うつ病とは、簡単にいいますと交感神経も副交感神経もどちらも働いていない状態です。


健康な状態はどちらも働いています。
ですが、うつ病の場合は交感神経も副交感神経も働きにくくなっている状態です。ですので動けないし眠れないのです。やる気もおこりません。
ですので、まずは朝、起きる時間を一定にして、お昼間の活動を上げていくことが必要です。
そして、夜、寝る環境を整えて質の良い睡眠をとることが大切なのです。

当院の施術
首の周辺の調整と全身のバランス調整

特に自律神経を安定させる「セロトニン」を活性化させ、体全体のバランス調整をしてくれる「脳脊髄液」の流れを良くしていきます。施術は全身ですが、特に首や頭、お顔などを優しく調整させていただきます。
心理ワーク:「心」と「体」と「頭」を繋げる

例えば、体だけの整体では、調整はできますが、心の方がストレスやトラウマなどで、お辛い時は、治癒という点でいえば、少し難しいこともあります。
実際に心の部分での問題が解決された場合、痛みが、かなり楽になったといわれる方が少なくありません。
ですが、その心の部分をしっかり安定させるには、まずは土台となっている体をしっかり安定させることが優先されるのです。逆に体が安定していないと、また以前のような不調がしょっちゅう起こることもあるのです。

大脳新皮質は頭(思考)です。大脳辺縁系は心(感情)です。そして脳幹は体なのです。
人の欲求という点から、これらを見ていきます。
脳幹は体であり、生きるために必要な部分です。欲求でいいますと安全の欲求ということになります。
そして真ん中の大脳辺縁系は心ですので社会的な欲求、人に認めてもらいたいという承認欲求ということになります。
最後に大脳新皮質は頭、思考ですので、自己実現の欲求になります。
これらの欲求がみたされると、それに対応したホルモンが分泌されていきます。
その時、人は「幸せ」を感じることができると言われています。
この幸せを感じることができてくれば、長年の不調や痛みなどが緩和されやすくなります。
ですので、自分の欲求を満たして、笑顔でワクワクすることができれば、心身共に健康に過ごすことができるのです。
人は欲しいものに引き寄せられるのではなく自分と同じものに引き寄せられる
このような法則がありますので、自分がワクワク楽しく過ごしていると、周囲の人や物や情報までもワクワク楽しいことが集まってくるようになっているのです。だから自分軸をしっかりとお持ちになって、楽しく考えられるようになれば素敵ですね。
ホルモンを活性させる
セロトニン
安心、安全のホルモンと呼ばれています。自律神経の調節をしてくれるホルモンでもあります。
朝の光を浴びる・咀嚼・盆踊りやフラダンスなどの同じリズムの踊り、ウォーキング・感情を乗せて泣くことなどによって分泌されます。
体の欲求が満たされるとセロトニンが分泌されます。
オキシトシン
愛情の幸せホルモンです。パートナー、友達、家族、動物とのふれあい、ハグ、マッサージなどの皮膚的な接触・心から感動すること、親切や感謝することなどによって分泌されます。
心の欲求が満たされるとオキシトシンが分泌されます。
ドーパミン
報酬のホルモン、ご褒美などです。目標を達成した、ワクワクするような新しいことをした、好きな音楽を聴く、お笑いなどを見て笑う、笑いながらするような軽い運動をする時に分泌されます。
釣りで魚が釣れた、パチンコでフィーバーが来た!などもドーパミンが分泌されます。
これは快感になるので、止めれなくなって依存症になることもありまので注意た必要です。
頭の欲求が満たされるとドーパミンが分泌されます。
これらの欲求は部分的に満たされたとしても、幸せは長続きしません。
また満たされたとしても空虚感が出てくることもあるのです。
これは土台が満たされていないからなのです。
それぞれを満たすこと
ギャンブル、好きな服を買う、食べたいものを食べるなどをすると自分の欲求が満たされます。するとドーパミンが分泌されます。幸せに感じます。
でも体が不調だったり、交通事故のトラウマで将来が不安だったりすると、幸福は感じにくいです。
体が健康で笑顔でいられるとセロトニンが分泌され安心になるのです。
人から認められて必要とされていると実感しているとオキシトシンが分泌され心が満たされるのです。
ですので心と体が満たされることで、ドーパミンが分泌することができるのです。
ある交通事故の患者さんが居て、同じ時期に来てくださいました。
Aさんは家族円満で、仕事もやりたい事で早く復帰したいという想いが強いです。そして奥さんも、とても応援してくれ、かわいいお子さんも、いつも抱っこしておられるそうです。
交通事故にあっても自分で治すんだ!早く治りたいという意志が強く伺えました。
自分でリハビリにも積極的に取り組んで、軽い運動もされておられました。
一方、Bさんは独身で、友人もいない状態です。仕事は嫌な仕事で人間関係で不満を持っていました。仕事を休むことで罵声を浴びせられたり、居場所がなくなるんじゃないかという不安が常に襲ってくるそうです。症状も不眠や、頭痛、めまいなども以前からあり、余計に悪化しているそうです。
もう自分なんてどうなってもいいと投げやりになってしまっていたそうです。
この2人は全く同じではありませんが、やはり脳のホルモン分泌からみてもAさんの方が早く良くなっていかれました。
ですので体の不調があった場合、当然、お体の調整は必要なのですが、心や頭をつなげていくことも、とても大切なことだと思います。
首がラクになられました
初回は、首が本当に動きませんでした。
「本当に回してくれていますか」というくらいでした。
最近は、最初は硬くなっておられますが施術後の変化は実感していただけるようになってまいりました。
心理的なストレスに対しても、体が安定してきましたら、ワークなどで解決するようにいたしました。
心と体と頭を繋げるように心がけております。
(9回目)
まだまだこれからですが、トンネルの中から少しだけ光が見えてきた感じになってきて笑顔になっていただきました。
今後も全力でサポートしてまいります。
まとめ
- 交通事故の痛みは心理的ストレスも関係する
- ストレスを減らし心と体と頭を繋げることが大切
- 生活習慣と姿勢を見直して心身共に健康になる