

幼稚園の送迎で心臓が止まるような感じになり苦しくなりました。
その後すぐに病院で検査してもらいましたが異常はありませんでした。
それから、また翌日も発作が起こるのではないかと不安になり眠れなくなりました。
この無限ループから抜け出したいです。
なんとか解決法はありませんか?
予期不安が起こり自分で何とか克服したい方
幼稚園送迎で胸が苦しい…それは「予期不安」かも
幼稚園の送迎のたびに、胸が締め付けられ息苦しくなることはありませんか?
「また息苦しくなったらどうしよう…」と夜も眠れない日々が続くと、送り迎えが大きなストレスになってしまいます。
これは心理学でいう「予期不安」です。
未来の出来事を過剰に想像し、脳と身体が反応してしまう状態です。動悸や息苦しさ、めまい、不眠なども出やすくなります。
予期不安とは
天気予報で、「今晩から大雨の予報です。降水確率90%です。今は晴れていますが、折りたたみ傘をお持ちください」とお天気お姉さんが話していたら、あなたはどうしますか?
・・・
降りたたみ傘を持っていきますよね。帰りにずぶ濡れにならないように、傘を持っていくのと同じで「濡れないための予防」のために折り畳み傘を持っていきます。
予期不安はこれと同じで、「明日も発作が起きたらどうしよう」と予防している心理状態なのです。それが過剰になりすぎると日常生活に支障が出てしまうということなのです。

例えば、壊れてしまったらと「1本」、友達が忘れたらいけないから「3本」、という具合で10本傘を持っていったらどうでしょうか?これは過剰な心配ですよね。これと同じなのです。
脳と身体の特徴を知ると不安がコントロールできる
予期不安は脳と身体の特徴から生まれます。
理解しておくだけでも、少しずつコントロールしやすくなります。
否定形が通じない
「辛くならないでね」と考えても、逆に想像してしまうのが脳の特徴です。
例:自転車で送迎中、「しんどくならないで!」と思っても、頭にそのイメージが浮かびます。
過去・未来に身体が反応
過去の嫌な経験や未来の心配を、今の出来事と同じように身体が反応します。
例:明日の送迎を考えて「息苦しくなったら…」と想像するだけで、今日の身体がドキドキしてしまうのです。
現実と妄想の区別があいまい
まだ起きていないことでも、脳は「今、起こっている」と錯覚し反応します。
自宅でできる予期不安対策
(1) 不安を書き出す
頭の中でぐるぐる考えるより、紙に書き出しましょう。
翌日見直すと「ほとんど起きていない」「大したことではない」とわかります。
(2) 「今ココ」に集中する
不安は未来や過去に意識が向くことで起こります。
呼吸や手の感覚に意識を向けるだけでも、脳と身体が落ち着きます。
(3) 身体ワークで緊張をほぐす
簡単な握力体操がおすすめです。
次に半分の力で左右10秒ずつ、両手30秒
これだけで、緊張や不安が少しずつ落ち着きます。
- 自転車のハンドルを握るように右手をMAX10秒
- 左手MAX10秒
- 両手MAX30秒
次にこれを50%の力でやってみてください。両手は30秒やってみてください。すると自分の感覚を研ぎ澄ましますので、こちらに「意識」が向きます。すると不安は減るのです。
整体・施術で心と身体を整えるメリット
当院では、呼吸・血流・姿勢を整える整体施術で、心と身体の両方にアプローチします。
八尾市の26歳のお母さんも、施術後は送迎の不安が減り、安心して送り迎えができるようになりました。
送り迎え後に「やったー!バンザイ!」と喜びを声に出すことで、心と身体の繋がりも強化されます。
よくある質問
- Q幼稚園の送り迎えで胸が苦しくなるのは普通ですか?
- A
普通ではありませんが、予期不安やパニック反応の可能性があります。身体に異常がない場合でも、脳が未来の出来事に反応して緊張している状態です。自宅でできる呼吸法や身体ワークで軽減できます。
- Q予期不安は自分で治せますか?
- A
はい、日常の小さな習慣やワークで軽くすることが可能です。書き出し法、今ココに集中する、簡単な身体ワークなどが有効です。重度の場合は整体や専門家のサポートもおすすめです。
- Q送迎中に息苦しくなったらどうしたらいいですか?
- A
まずは深呼吸と手のグーパー体操で身体の緊張を落ち着けましょう。安全な場所で一度立ち止まっても大丈夫です。少しずつ「大丈夫」と身体に覚えさせることが重要です。
- Q子どもと一緒にいると不安が強くなるのですが…
- A
子どもを守りたい気持ちは自然です。しかし、過度な不安は伝染してしまいます。不安な気持ちは書き出して整理し、「今ココ」に意識を向けることが有効です。
- Q予期不安が強いときは整体を受けるべきですか?
- A
予期不安は、脳と身体の両方が関係しています。整体で呼吸・血流・姿勢を整えると、不安が軽くなることがあります。自宅ワークと組み合わせると、さらに効果的です。
そして「ラクになった」という体験ができると、それがプラシーボ効果(安心の学習)として脳に刻まれます。
「整体を受けるとラクになる」という回路ができることで、自信や安心感が自然と育っていく方が多いです。
まとめ
不安は「詐欺の電話」と考えて無視しよう
- 予期不安は脳が過剰に反応しているだけ
- 不安を書き出して現実を確認する
- 「今ここ」に意識を向け、身体ワークで落ち着く
未来の不安は詐欺の電話のようなもの。
わかっていても反応してしまう脳ですが、無視する練習と身体ワークで、少しずつコントロールできるようになります。
幼稚園の送迎が不安でつらいママは、心と身体の両方から整える整体でサポートしています。
まずはお気軽にご相談ください。







