今まで、いろんな治療をしてきたけど、肩コリや腰痛や頭痛、不眠が、全然、変わらないです。常に失敗したらどうしよう?
誰かを怒らせたらどうしよう?
人に迷惑をかけたらどうしよう?
あの人に嫌われたらどうしよう?
陰口を言われていたらどうしよう?
という思考の癖があります。
「自分で病気を作っているんじゃない」と友人に言われたこともショックです。
でも本当に身体には症状が出ているので何か大きな病気なのではないかと不安になります。
どうしたらいいいでしょうか?
このようなお悩みが少しでも解決出来たら嬉しいです。
実際に慢性の痛みや不調や不眠などの場合、すぐに良くなりやすい方となかなか変わらない方がいらっしゃいます。
お身体の調子はもちろんですが、「思考の癖」と「感情の抑圧」が影響していることが多いです。今回は特に「思考の癖」の部分にフォーカスしてみていきます。
頭で考えていることと、身体への反応は繋がっていて、また感情を抑圧した場合でも体への反応は起こってしまいます。これは心と体と頭が繋がっているからなのです。
何をやってもなかなか良くなりにくい方は、どうぞ参考にしてください。
- 悪い所ばかりにフォーカスする癖を変える
- 睡眠の質にこだわる
- ストレス対抗ホルモンのコルチゾールを排出するために涙を流す
長引く不調を解決!思考の癖を変えて克服する3つのポイント
ホイント①
まずは、思考の癖を変えていく事が大切です。
良くなりにくい人の考え方の特徴
まずはコップの水を見てください
突然ですが、この写真のコップの水を見て、あなたは、どう思われますか?
まだ、半分、水が残っているわ
水が、もう半分になくなった!
あなたはどちらに近い感想でしたか?
実は、これで考え方の癖がわかるんですよ!
病気や痛みを感じる時にも、この思考の癖が、良くなること(自然治癒力)に対して影響いたします。
治りにくい方は(Aさん)
痛みがあって「さっきと比べてどうですか?」と聞くと「まだ痛い」といわれます。
自分のカラダに対して神経が過敏になって感覚の異常も起こしており痛みに対して強弱がmわからなくなっている方もおられます。
そして、ネガティブ(マイナス)思考の癖のある方は、痛みが先ほどよりも少しは減っているにも関わらず「まだ痛い!」と言われてます。
例えば10の痛みが5減って、残り5でも「まだ痛い!」と言われます!5も減っているのに、0にならないと、まだ痛い!と言われます。これも思考の癖なんです。
完璧主義や真面目すぎる方は、全か無かの法則というのがあって、ゼロにならないと「良くなっていない」と考えてしまっているのです。今まで、何年、何十年とかかって今の症状が出ている場合、その方の歴史があり、そんなに、すぐに改善することは少ないのです。
これを自律神経的に説明していきますね。
前向きに考えられないのは「ネガティブ思考」(思考性防衛本能)のためなんです。
何かを考えるとき最初に悪いことから考えてしまうのです。
学校の先生に呼び出されたとします。
あ~前にやらかした、あの事がバレテ怒られるのかな~
このように、すぐに悪い事を想いだして考えてしまうのです。
これは悪い方へ考えることによって、もし悪いことが起こったら、すぐに対応できるようにするための一種の防御反応なんです。それと悪いことが起こってもガッカリして落ち込まないように予防線をはっているんですね。
このような考え方は育ってきた環境の癖なども関係する場合があります。両親に強い躾をされて育てられたりすると「自分は一人では何もできないヤツだ」「すぐに不安になって何をするにも怖い」と勘違いをして刷り込まれて生きてきてしまうことがあるのです。
人間は何回も失敗を繰り返して生きてきます。その失敗を恐れるための防衛本能なんです。
でも私は失敗は成功の元だと思っています。
私自身が何回も失敗してきましたから!今ではその失敗も有難いと感じます。成功するために必要だった肥しだと思っています。本を読むのもそうです。他人の人生ですが、自分が体験や経験をしたこ研がないことを教えていただける貴重なものだと思っています。
では、どうすれば染みついた思考性防衛本能(ネガティブ思考)をポジティブ思考に変えていけるのでしょうか!!!!ここで注意したいのがネガティブ思考が悪いということではないのです。自分を守るために必要なのです。ただし、すべてにおいてネガティブではなく使い分けができることが大事だと考えます。私はそれが大人だと考えているのです。
話を戻して、ネガティブをポジティブに変えるには、まずは気づくこと!知ること!です。
次に悪い方へ考えたら「思考性防衛本能」が出てきやがった~と想うことです。自分だけが特別に悪いことを考えてしまうのではなく本能として誰もがもっているものなんだと認識することです。
次に「こんな状態になっていたらいいな~」(理想)と考えます。
今、起こっていることは次へのステップなんだ~と考えます。
↓
ジャンプするときって助走もいるし、踏み切りもいりますよね!
そのジャンプするための準備なんだ!と考えるんです。
自分で物事に対して考えすぎる癖を変える
例えば、この犬を見てどう感じますか?どう思いますか?
黒い犬の小型犬が伏せをしているな!
小さい頃に犬に噛まれたことがあって、その犬に似ているから怖いな!
あまり可愛くなくて、噛みつきそうだな!
汗が出てきて心臓がバクバクして息苦しくなって目を背けたくなります。
このように同じ犬でも、AさんとBさんでは違う見方になっています。
Aさんの場合は、客観的に、犬を捉えています。事実を捉えていると言い換えてもいいですね。
誰が見ても「黒い犬」「小型犬」「伏せをしている」という事実だけを述べています。
一方で、Bさんは、「小さい頃に噛まれた」その犬とは違うのに「似ている」と思考を働かせてしまっています。さらに「噛みつきそうだな」と噛むかどうかもわからないのに、想像してイメージして、尚且つ、マイナスのイメージを膨らませてしまっています。
こうやって考えるだけで自律神経は反応しますので、ストレスに感じて交感神経を働かせてしまうのです。すると心臓がバクバクしたり、汗が出たり、呼吸が浅くなったりしてしまいます。
こんな時は、客観的に見る癖をつけることが重要です。これを「ディソシエイト」といいます。
記憶を再生する際などに、傍観者として外から眺めている状態。実際に、その場に居る時の感覚などは感じにくい。自分が映っている映像を眺めているような感じ。(反対語はアソシエイト)
また、この場合はアンカーリングといって脳に過去の何らかの記憶が刷り込まれているので引きずられてしまったケースです。この場合は、引きずられないもので、練習していくことも重要です。
物事を客観視する訓練は、これから、あなたにとって重要な解決の武器をなると思われます。
ですので、いろんな事や物、ニュースなどに、客観的に感じたり、観る癖をつけていくのも、あなたの思考の癖を変える解決法の一つになるものと信じております。自分の課題であるか他人の課題であるかも客観的に考えることが必要なこともあります。
例えば、「深呼吸をしてください」と言われて、その時に肺をイメージしているのですが、余計なことも考えてしまったりして、集中できなかったり、肺=息苦しいなどと考えてしまう方がいます。
このような場合は肺について、単純に肺だけをイメージしてください。できにくかったらイラストを見てください。左右2つあって、呼吸をするところで、息を吸うと酸素が入ってきて膨らみ、息を吐くと小さくなるということだけ、事実だけをイメージしてください。
その訓練をすることが大切です。
どうしてもできない場合は、風船などをイメージしてください。
参考文献:「手にとるようにNLPがわかる本」より 加藤聖龍 著
ポイント②
脳と体の回復には睡眠が非常に重要です。2つ目のポイントとしては質の良い睡眠です。
睡眠の質にこだわる
睡眠で大切なことは「質」です。
特に一番、最初にくる深い睡眠が大切です。
寝入りの深い睡眠が確保できたら、かなり質は上がるといわれています。
もしも質が悪ければ量でカバーするものなので、昼間でも眠たいと感じる方は、睡眠の質が悪いと考えられます。
- 寝る前は「反省」したり「悩み事」を考えたりしない
- 寝る前は「今日あった3つ良いこと」を考えて眠る
- 寝る前にスマホやパソコンは見ない
- 寝る前に運動や風呂、食事はしない
- 昼間に運動をすることを心がける
- 冷えに注意する
- 頭寒足熱を励行する
- 寝る前に甘いものを食べない
- 風呂に入って少ししたら深部体温が一度下がるので、その時に眠る
- カフェインを飲まない
特に布団やベッドでは「寝るだけ」に集中してください。悩んだり、スマホをしたり読書をしたりすると習慣化されベッドでは考え事をしたりスマホを見たり読書してしまう癖がついてしまいます。
布団やベッドは眠るための場所です。それを間違えないでください。
ポイント③
ストレス対抗ホルモン「コルチゾール」に注目
ストレスを強く受けると副腎のホルモンも、たくさん使われてしまうので症状が出てしまうことがあるのです。
コルチゾールというホルモンはストレスを受けると分泌されます。
簡単にいいますとストレスを抑えようとする「お助けマン」なのです。
でもストレスを、ずっと継続的に受けていると、コルチゾールは、やがて枯渇してしまうのです。
涙活のススメ
だいたいのホルモンというのは、だいたい尿で体外に排出されます。すると、脳から、また作りなさいという指令が出て作ってくれます。
ですがコルチゾールは尿ではなく涙で体外に排出されます。だから感動の涙を流すことでスッキリするのです。また心と体を繋げることになりますのでストレス解消にもなるのです。
涙を流すことは「副交感神経」のスイッチを切り替えることにもなります。
まとめ
- ネガティブな思考は治癒を遅くすることがある
- 睡眠の質が大切
- 涙を流すとコルチゾールが体外に排出されてスッキリする