

赤ちゃんは可愛いのに、なぜかつらい。
眠れない、イライラする、涙が出る、光がまぶしい。
どうしたらいいのでしょうか?
そんな産後の心と体の不調に寄り添います。
おおくま整骨院では、身体・自律神経・栄養の視点から、産後のお悩みをやさしくサポートしています。
「赤ちゃんは可愛いのに気持ちに余裕がない」
「夜中の授乳でほとんど眠れない」
「ちょっとしたことでイライラしてしまう」
「最近、光がやたらまぶしく感じる」
このようなお悩みはありませんか?
産後は、出産による体の回復だけでも大変な時期です。
さらに授乳や抱っこ、夜間の対応、家事や育児などが重なり、心も体も休まらない状態が続くことがあります。
その結果、
・不眠
・イライラ
・不安感
・気分の落ち込み
・腰痛
・肩こり
・めまい
・光や音への敏感さ
などが現れることもあります。
もちろん、すべてが自律神経だけで説明できるわけではありません。
しかし実際には、睡眠不足や疲労の蓄積、緊張の続きすぎなどが影響し、自律神経のバランスが乱れたような状態になっている方も少なくありません。
この記事では、産後の不眠やイライラ、光がまぶしい感じなどについて、整体院の視点からわかりやすくお伝えします。
- 産後の寝不足や疲労で心も体もしんどい方
- イライラや不安が続いてつらい方
- 腰痛や全身の緊張も重なっている方
- 光がまぶしい感じや頭痛、めまいなども気になる方
- 東大阪市で自律神経整体を探している方
産後の不調は決して珍しいことではありません
産後は人生の中でも大きな変化が起こる時期です。
体は出産から回復しようとしながら、同時に赤ちゃんのお世話も始まります。
そのため、心と体の両方に大きな負担がかかりやすくなります。
「みんな頑張っているんだから私も頑張らなきゃ」
そう思う方ほど、つらさを一人で抱え込んでしまうことがあります。
しかし、産後の不眠やイライラ、不安感などは決して珍しいことではありません。
まずは、
「今の自分は頑張りすぎているのかもしれない」と考えてみることも大切です。
産後は心も体も大きく変化する時期


出産後は女性ホルモンの変化が大きく起こります。
さらに、
・授乳
・寝不足
・抱っこ
・家事
・育児
が加わるため、体力の回復が追いつかないこともあります。
また、赤ちゃんを守ろうとする本能から、常に気を張った状態になりやすいとも言われています。
そのため、
・疲れているのに眠れない
・休んでも疲れが抜けない
・気持ちに余裕がなくなる
といった状態につながることがあります。
頑張りが足りないからではありません
当院に来られる産後のお母さんの多くは、とても真面目で責任感の強い方です。
・赤ちゃんのために頑張りたい
・家族に迷惑をかけたくない
・ちゃんと育児をしなければ
そう考える優しい方ほど、自分のことを後回しにしてしまいます。
しかし、つらくなるのは心が弱いからではありません。
むしろ、それだけ長い間頑張ってきた結果なのかもしれません。
産後に起こりやすい症状とは?
産後は出産による体の回復だけでなく、授乳や抱っこ、夜間のお世話などが続くため、心と体の両方に大きな負担がかかりやすい時期です。
そのため、ひとつの症状だけではなく、いくつもの不調が重なって現れることがあります。
当院にも、
「最初は腰痛だけだと思っていました」
「気が付いたら眠れなくなっていました」
「最近は光までまぶしく感じます」という方が少なくありません。
まずは、産後によくみられる症状について整理してみましょう。
身体に出やすい症状
産後は体力の消耗が大きく、筋肉や関節にも負担がかかります。
そのため、
- 腰痛
- 股関節痛
- 肩こり
- 首こり
- 頭痛
- めまい
- 疲労感
- 動悸
などがみられることがあります。
特に抱っこや授乳の姿勢が続くことで、首や肩、背中が緊張しやすくなる方も少なくありません。
心に出やすい症状
産後は環境の変化も大きいため、気持ちにも影響が出ることがあります。
例えば、
- イライラ しやすい
- 不安 になる
- 涙もろいくなる
- 気分が落ち込む
- 焦りやすい
- 人に会うのがおっくうになる
などです。
赤ちゃんは可愛いのに、「なぜか気持ちがついていかない」と悩まれる方もおられます。
しかし、それは決して珍しいことではありません。
感覚に出やすい症状
実は産後には、感覚が敏感になる方もおられます。
例えば、
- 光がまぶしい
- 音が気になる
- 人混みが苦手になる
- 匂いに敏感になる
- テレビやスマホがしんどい
といった症状です。
当院でも、
「以前は平気だった蛍光灯がつらい」
「車のライトがまぶしい」
「スーパーの照明がしんどい」というご相談を受けることがあります。
もちろん目の病気などが隠れている場合もありますので、まずは医療機関での確認が大切です。
しかし検査で大きな異常が見つからない場合でも、睡眠不足や疲労、緊張の積み重ねなどが影響している可能性も考えられます。
ではなぜ産後にこのような不調が起こりやすくなるのでしょうか。
次に、産後のお母さんの体がどのような状態になりやすいのかを見ていきましょう。
産後は「警戒モード」が続きやすい時期です
産後は睡眠不足や育児の不安などが重なり、心も体も緊張しやすい状態になることがあります。
私たちの体には、危険から身を守るための仕組みがあります。
ストレスを受けると、自律神経やストレス反応に関わるホルモンが働き、体を守ろうとします。
これは本来とても大切な働きです。
しかし、その状態が長期間続くと、
・眠れない
・イライラする
・疲れが取れない
・光や音が気になる
・気持ちが落ち込む
などの不調につながることもあります。
もちろん個人差はありますが、産後のお母さんは心も体も休む時間が少ないため、このような状態になりやすいと言われています。
出産は心身にとって大きなイベント
出産は、新しい命を迎える喜びがある一方で、お母さんの体には非常に大きな負担がかかる出来事でもあります。
妊娠中は約10か月かけて体が少しずつ変化していきますが、出産後はその環境が短期間で大きく変わります。
女性ホルモンの変化、体力の消耗、睡眠不足、生活リズムの変化などが重なるため、心も体も想像以上に疲れやすい状態になることがあります。
また、
「赤ちゃんをしっかり育てなければ」
「良いお母さんにならなければ」という責任感から、自分でも気付かないうちに頑張り続けてしまう方も少なくありません。
出産はゴールではなく、新しい生活のスタートです。
そのため、産後に不調が出ることは決して珍しいことではありません。
睡眠不足・授乳・育児で休めない
産後のお母さんが最も大変なのは、思うように休めないことかもしれません。
赤ちゃんは昼夜の区別がまだなく、夜中の授乳や夜泣きが続くこともあります。
ようやく眠れたと思ったら数時間後にはまた起きる。双子ちゃんならもっと大変です。愛犬を飼っていて、寝かしつけたらワンちゃんが鳴いて、また赤ちゃんが起きる💦みたいなこともあります。
その繰り返しで、まとまった睡眠が取れない状態が続きやすくなります。
睡眠は心と体を回復させる大切な時間です。
しかし産後は、その回復の時間が十分に確保できないことがあります。
すると、
- 疲労感が抜けない
- イライラしやすい
- 集中できない
- 不安になりやすい
- 体の痛みが回復しにくい
といった状態につながることがあります。
また授乳や抱っこによって首や肩、腰への負担も増えやすくなります。
体が休まらない状態が続くと、心の余裕まで失われやすくなるため注意が必要です。
ワンオペ育児や人間関係のストレス
産後の不調は、睡眠不足だけで説明できるものではありません。
育児そのものの負担に加えて、人間関係によるストレスが重なることもあります。
特にサポートが少ない環境では、お母さんが一人で多くの役割を抱え込んでしまうことがあります。
その結果、
「誰にも頼れない」
「私が頑張るしかない」という状態になってしまうこともあります。
さらに、周囲に悪気がなくても傷ついてしまうことがあります。
産後は体も心も敏感になりやすい時期だからです。
ご主人の何気ない一言
ご主人に悪気はなくても、
「今日は何してたの?」
「まだ片付いてないの?」
「そんなに疲れてるの?」という言葉が深く心に刺さってしまうことがあります。
お母さん自身も、
「そんなつもりで言ったわけじゃないのは分かっている」と思いながら苦しくなってしまうことがあります。
それだけ毎日精一杯頑張っているということなのかもしれません。
親や知人からのアドバイス
周囲の方は心配して言ってくれているのに、
「母乳の方がいいよ」
「昔はこうだった」
「こうした方がいいんじゃない?」という言葉がプレッシャーになることもあります。(都市伝説みたいに間違った情報も本当に多いです)
助けてもらっていることに感謝しながらも、「私はちゃんとできていないのかな」と自分を責めてしまう方もおられます。
SNSとの比較
最近はスマートフォンを開けば、育児に関する情報がたくさん目に入ります。
- 楽しそうな家族写真。
- きれいに片付いた部屋。
- 手の込んだ離乳食。
- 笑顔いっぱいの育児風景。
しかしSNSに映るのは、その人の生活のほんの一部分です。
それでも、
「私だけ上手くできていない」
「みんなは楽しそうなのに」と比較して落ち込んでしまうことがあります。
産後はただでさえ心にも体にも余裕が少なくなりやすい時期です。
だからこそ、他人と比べるよりも、「今日も十分頑張った」と自分を認めてあげることも大切なのではないでしょうか。
ストレス反応と自律神経の関係
産後の不眠やイライラ、不安感、疲労感などは、ひとつの原因だけで起こるものではありません。
女性ホルモンの変化、睡眠不足、育児による疲労、人間関係のストレスなど、さまざまな要因が重なっていることがあります。
その中でも大切なのが、自律神経やストレス反応との関係です。
私たちの体には、危険やストレスから身を守るための仕組みがあります。
例えば、急に車が飛び出してきた時には、とっさに体が反応して身を守ろうとします。
これは生きていくために必要な働きです。
しかし産後は、
- 睡眠不足
- 授乳
- 抱っこ
- 家事
- 育児
- 将来への不安
などが長期間続くことがあります。
すると体が十分に休めず、常に気を張った状態が続いてしまうことがあります。
その結果、
「疲れているのに眠れない」
「少しのことでイライラする」
「休んでも疲れが取れない」といった状態につながることもあります。
もちろん個人差はありますが、産後のお母さんは心も体も休息が不足しやすいため、自律神経のバランスが崩れたような状態になりやすいと言われています。
自律神経とは何か
自律神経とは、私たちが意識しなくても体をコントロールしてくれている神経です。
例えば、
- 呼吸
- 心拍
- 血圧
- 体温
- 胃腸の働き
- 睡眠
などを調整しています。
自律神経には大きく分けて、活動するときに働く「交感神経」
休息するときに働く「副交感神経」があります。
本来はこの二つがバランスよく切り替わることで、心も体も健康な状態を保っています。
しかし産後は、休みたいのに休めない状況が続きやすいため、この切り替えがうまくいかなくなることがあります。
コルチゾールなどのストレス反応に関わる仕組み
私たちの体はストレスを受けると、さまざまなホルモンを分泌して体を守ろうとします。
その代表的なもののひとつが「コルチゾール」と呼ばれるホルモンです。
コルチゾールは、
- 血糖を維持する
- 炎症を抑える
- ストレスに対応する
など、生きていくために欠かせない働きをしています。
産後のお母さんは、
- 睡眠不足
- 育児の緊張
- 授乳
- 環境の変化
などによって、心も体も大きな負担を受けていることがあります。
そのため、ストレス反応に関わる仕組みが働き続けている状態になっている方も少なくありません。
もちろん、すべての不調がコルチゾールだけで説明できるわけではありません。
しかし、長期間にわたるストレスや疲労が心身に影響を与えることは、多くの研究でも知られています。
緊張が続くと体は休みにくくなることがある
例えば、火事の警報機が鳴り続けている家では、安心して眠ることができません。体も同じです。
危険があると判断している間は、体を守るために警戒モードが続きます。
産後のお母さんは、「赤ちゃんを守らなければ」という本能的な働きもあり、知らず知らずのうちに緊張状態が続いていることがあります。
すると、
- 眠りが浅い
- 夜中に目が覚める
- 疲れているのに休まらない
- 常に気が張っている
といった状態になることがあります。
当院でも、「赤ちゃんが寝ているのに自分が眠れない」というご相談を受けることがあります。
体が頑張り続けているサインのひとつなのかもしれません。
光や音への過敏さにつながる場合もある
警戒モードが長く続くと、体は周囲の刺激に敏感になることがあります。
例えば、
- 蛍光灯がまぶしい
- 車のライトがつらい
- テレビの音が気になる
- 人混みがしんどい
- 赤ちゃんの泣き声に過剰に反応してしまう
といった状態です。
もちろん目や耳の病気が隠れている場合もありますので、まずは医療機関での確認が大切です。
しかし検査で大きな異常が見つからない場合でも、睡眠不足や疲労の蓄積、強い緊張状態などが影響している可能性も考えられます。
実際に当院でも、「産後から光が異常にまぶしく感じるようになった」というご相談を受けることがあります。
では、なぜ光がまぶしく感じるのでしょうか。
次は、光を調節している「瞳孔」の働きについて見ていきましょう。
産後に光がまぶしく感じるのはなぜ?
「産後から急に光がまぶしくなった気がする」
「スーパーやコンビニの照明がつらい」
「車のライトが以前よりまぶしく感じる」
このようなお悩みを抱える方がおられます。
実際に当院でも、産後の不眠やイライラ、頭痛などとあわせて「光がまぶしい」というご相談を受けることがあります。
もちろん、まず大切なのは目の病気が隠れていないかを確認することです。
しかし検査で大きな異常が見つからない場合でも、睡眠不足や疲労の蓄積、緊張状態の継続などが関係している可能性も考えられます。
まずは眼科で病気がないか確認しましょう
光がまぶしい症状の中には、
- 角膜や結膜の病気
- 白内障
- 緑内障
- ぶどう膜炎
- 片頭痛
などが関係している場合もあります。
そのため、急な視力低下や強い痛み、見え方の異常を伴う場合は、まず医療機関で相談することが大切です。
当院は医療機関ではありませんので診断はできません。
まずは病気がないか確認したうえで、それでも不調が続く場合には体全体の状態を見直していくことも大切だと考えています。
光の調節をしているのは瞳孔
私たちの目には「瞳孔(どうこう)」という部分があります。
瞳孔とは黒目の中央に見える黒い部分です。
カメラでいうと「絞り」のような役割をしています。
暗い場所では光をたくさん取り込むために大きく開き、明るい場所では光が入りすぎないように小さく縮みます。
私たちは普段意識していませんが、この調整を自動的に行ってくれています。


自律神経と瞳孔の関係
瞳孔は単に光の量を調節しているだけではありません。
実は、自律神経の影響を受けながら常に働いています。
一般的に、
- 交感神経が優位になると瞳孔は開きやすくなる
- 副交感神経が働くと瞳孔は縮みやすくなる
といわれています。
例えば、驚いた時(びっくりした時)や緊張した時に目が見開くことがあります。
これは交感神経が働き、周囲の情報をたくさん集めようとしているためです。
反対に、安心してリラックスしている時は副交感神経が働きやすくなります。
産後のお母さんは、
- 睡眠不足
- 授乳
- 育児への緊張
- 赤ちゃんを守ろうとする本能的な働き
などによって、心も体も休みにくい状態になっていることがあります。
すると、光や音などの刺激に敏感になる方もおられます。
もちろん、光がまぶしい原因はひとつではありません。
目の病気や片頭痛などが関係している場合もあります。
しかし検査で大きな異常が見つからない場合には、体全体の緊張や自律神経の状態も関係している可能性があります。
当院でも、
「産後から蛍光灯がつらい」
「スーパーの照明がしんどい」
「車のヘッドライトが以前よりまぶしい」というご相談を受けることがあります。
そのため当院では、目だけを見るのではなく、睡眠や疲労、自律神経の状態なども含めて考えるようにしています。
実は私の妻も同じような症状を経験しました
私が光過敏や瞳孔反射に興味を持ったきっかけのひとつに、家族の経験があります。
実は私の妻も出産後、(今でも大型電気屋さんの照明などは苦手です💦)
- 光がまぶしい
- 頭痛がする
- 眠れない
- 疲れが取れない
といった症状に悩んでいた時期がありました。
病院で検査を受けても大きな異常はなく、「なぜこんなにつらいのだろう」と悩んでいました。
もちろん、すべての産後のお母さんに同じことが起こるわけではありません。
しかし、検査で異常がなくてもつらさを抱えている方がおられることを、家族を通じて私自身も経験しました。
テレビ番組で瞳孔の状態が取り上げられました
当時、妻の瞳孔の状態がテレビ番組で取り上げられたことがあります。
TBS系列で放送されていた『教えてもらう前と後』という番組です。
番組では瞳孔の反応について紹介されていました。
もちろんテレビで紹介されたから特別というわけではありません。
私が伝えたいのは、「検査では異常がなくても、実際につらさを感じている人がいる」ということです。
そしてその背景には、目だけではなく心身の疲労や緊張、自律神経の働きなども関係している可能性があるのではないかと考えています。




光過敏・不眠・イライラはフリーズ反応と関係することもあります
産後の不眠やイライラ、不安感、光がまぶしい感じなどは、単純に「気持ちの問題」だけで起こるものではありません。
睡眠不足や育児の緊張、体の疲労、人間関係のストレスなどが重なることで、体がうまく休めない状態になっていることがあります。
当院では、その背景のひとつとして「フリーズ反応」や「原始反射の残存」にも着目しています。
もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません。
しかし実際に産後の不調で来院される方の中には、体が常に警戒しているような状態になっている方もおられます。
当院では施術前に、
- パルスオキシメーターによる脈拍や酸素飽和度の確認
- 瞳孔反射の確認
- 原始反射(モロー反射など)の確認
なども行いながら、体がどのような状態になっているのかを総合的に見ています。。
人には身を守る仕組みがある
人の体には、生まれつき身を守るための仕組みが備わっています。
例えば大きな音がした時にビクッとする反応や、転びそうになった時にとっさに手を出す反応もそのひとつです。
赤ちゃんの時期には、このような反射がたくさん存在しています。
これらを「原始反射」と呼びます。
通常は成長とともに統合されていきますが、強いストレスや疲労、発達の過程などによって、一部の反射が残存していることがあるとも言われています。
当院で特に確認することが多いのが「モロー反射」です。
モロー反射は、
「驚きの反射」
とも呼ばれ、
- 音に敏感
- 光に敏感
- 不安が強い
- 緊張しやすい
- 疲れやすい
といった特徴と関連が指摘されることがあります。
もちろん原始反射だけで症状が決まるわけではありません。
しかし当院では、体が過剰に警戒している状態になっていないかを確認するための参考のひとつとして検査を行っています。
戦う・逃げる・固まる
強いストレスを感じた時、人の体には大きく分けて3つの反応が起こると言われています。
- 戦う(ファイト)
- 逃げる(フライト)
- 固まる(フリーズ)
です。
本来は危険から身を守るための大切な反応です。
しかし産後のお母さんは、
- 夜間授乳
- 睡眠不足
- 育児への不安
- 家事との両立
などによって、長期間ストレス状態が続くことがあります。
すると体が常に緊張した状態になってしまうことがあります。
フリーズ反応と関係していることもあります
近年では「ポリヴェーガル理論(Polyvagal Theory)」という考え方も注目されています。
これはアメリカの神経科学者スティーブン・ポージェス博士によって提唱された理論です。
ポリヴェーガル理論では、
安全を感じている状態
↓
危険を感じる状態
↓
さらに強い危険を感じる状態
というように、体の反応が段階的に変化すると考えます。
非常に簡単にいうと、安心できる状態では人とつながりやすくなり、危険を感じると戦う・逃げる反応が働き、さらに強いストレスが続くと固まる(フリーズ)反応が起こることがあるとされています。


その方の性格や性質、ストレス耐性、環境などによっても、ストレスに対して、どのように反応するかが違ってきます。


睡眠不足などで体力が低下したら、フリーズになる方もいます。


もちろん産後の不調がすべてフリーズ反応で説明できるわけではありません。
しかし、
- 何をしても休まらない
- 眠れない
- 常に気が張っている
- 頭では大丈夫と分かっているのに不安になる
という方の中には、体が安全を感じにくくなっている場合もあるのかもしれません。
光や音への過敏さにつながる場合もある
体が警戒した状態になると、周囲の刺激に敏感になることがあります。
例えば、
- 蛍光灯がまぶしい
- スーパーの照明がつらい
- 車のヘッドライトがまぶしい
- テレビの音が気になる
- 人混みが苦手になる
- 赤ちゃんの泣き声に過剰に反応してしまう
などです。
これは体が周囲の危険を察知しようとして、常にアンテナを張っている状態とも考えられます。
当院では、こうした状態を確認するために瞳孔反射の検査も行っています。
瞳孔は自律神経の影響を受けやすいため、体がどのような状態にあるのかを考える参考になることがあります。
また、パルスオキシメーターによる脈拍測定なども併用しながら、体がリラックスしやすい状態へ向かっているのかを確認しています。
もちろん、光や音への過敏さには目や耳の病気、片頭痛、脳神経の問題などが関係する場合もあります。
そのため症状が強い場合は、まず医療機関での確認が大切です。
そのうえで検査で大きな異常が見つからない場合には、体全体の緊張や疲労、自律神経の状態を見直していくことも大切だと当院では考えています。
産後の不眠や光過敏でお悩みだった女性の一例
当院には、産後の不眠やイライラ、光過敏などでお悩みの方が来院されることがあります。
20代の女性・産後(3か月)
- ほとんど眠れない
- 腰痛がつらい
- 肩こりがひどい
- 光がまぶしい
- イライラしてしまう
といったお悩みで来院されました。
病院では大きな異常は見つかっておらず、「自分がおかしくなってしまったのではないか」と不安を感じておられました。
お話をうかがうと、夜間授乳による睡眠不足が続き、ご主人にイライラしてしまう自分にも悩んでおられました。
体の状態を確認すると、首や肩、背中の緊張が強く、呼吸も浅くなりやすい状態でした。
また瞳孔反射や脈拍の状態などからも、体が緊張しやすい状態になっていることが考えられました。
そこで当院では、
強い刺激ではなく、安心して力を抜きやすい施術を中心に行い、
- 休息の取り方
- 呼吸
- 生活習慣
- 体の緊張を緩める工夫
などもお伝えしました。
その後、
「少し眠れる日が増えました」
「光のしんどさが以前より楽です」
「気持ちに少し余裕が出てきました」と話してくださいました。
もちろん経過には個人差があります。
しかし、体が少し安心しやすい状態になることで、心にも変化がみられる場合があります。
※これは一例であり、施術効果を保証するものではありません。
自宅でできる対策
産後は思うように休めない時期です。だからこそ、無理なく続けられることから始めてみましょう。
まずは休息を優先する
産後のお母さんは、「休むこと」そのものが大切な仕事です。
家事を完璧にこなそうとするよりも、少しでも横になる時間を作ることが大切です。
赤ちゃんが寝ている時は、スマホを見るよりも目を閉じる方が回復につながる場合があります。
光の刺激を減らす
光がつらい時は無理をしないことが大切です。
例えば、
- 照明を少し暗くする
- スマホを見る時間を減らす
- 夜は暖色系の照明を使う
- 必要に応じてサングラスを活用する
なども方法のひとつです。
当院でも院内照明を電球色中心にし、安心して過ごしやすい環境づくりを心がけています。
呼吸をゆっくり整える
不安や緊張が強い時は呼吸が浅くなりやすくなります。
そんな時は、吸うことよりも「ふーっ」と長く吐くことを意識してみてください。
吐く息を長くすることで、体が少し落ち着きやすくなることがあります。
一人で抱え込まない
産後のお母さんは、「私が頑張らなければ」と思いがちです。
しかし育児は一人でするものではありません。
家族や友人、専門家など、頼れる人には遠慮せず頼ることも大切です。
当院の考え方と施術について
当院では産後の不調を、「気持ちだけの問題」とは考えていません。心と体はお互いに影響し合っています。
そのため、
- 睡眠
- 自律神経
- 呼吸
- 筋肉や関節
- 生活習慣
- 栄養状態
なども含めて総合的に考えるようにしています。
施術はボキボキするような強い刺激ではありません。
オステオパシーを中心としたやさしい施術で、体が安心しやすい状態を目指していきます。
また当院では、
- 瞳孔反射
- パルスオキシメーター
- 原始反射
なども参考にしながら、お一人おひとりの状態を確認しています。
「どこが悪いか」だけではなく、「どうすれば体が安心しやすくなるか」を大切にしています。
よくある質問
- Q産後の気持ちの落ち込みも相談できますか?
- A
はい、ご相談いただけます。
当院は医療機関ではありませんので診断はできませんが、身体の緊張や睡眠、自律神経の状態をみながら、体の面からできるサポートを一緒に考えていきます。
- Q光がまぶしい時は整体より病院が先ですか?
- A
はい。
まずは眼科などで病気がないか確認することが大切です。急な視力低下や強い痛みなどがある場合は、早めに医療機関へご相談ください。
- Q産後何年も経っていますが受けられますか?
- A
はい。
産後数か月の方だけでなく、「出産してから体質が変わった気がする」という方も来院されています。
- Q強い刺激が苦手でも受けられますか?
- A
はい。
当院はやさしい施術を中心に行っています。強い刺激が苦手な方や、自律神経の不調がある方にも受けていただきやすい方法です。
まとめ
産後は、
- 睡眠不足
- 授乳
- 育児による緊張
- 環境の変化
- 人間関係のストレス
などが重なり、心にも体にも大きな負担がかかりやすい時期です。
その結果、
- 不眠
- イライラ
- 不安
- 腰痛
- 肩こり
- めまい
- 光がまぶしい
などの不調が現れることがあります。
もちろん、まずは病気が隠れていないかを確認することが大切です。
そのうえで、検査では大きな異常が見つからないのに不調が続いている場合には、体の緊張や疲労、自律神経の状態などを見直していくことも大切かもしれません。
産後は決して楽な時期ではありません。
だからこそ、「もっと頑張らなければ」ではなく、
「今まで十分頑張ってきた」という視点も大切です。
東大阪市で産後の不眠やイライラ、不安、光がまぶしい感じなどでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。


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参考文献
- 『産後うつ病ガイドブック』:日本産婦人科医会
- 『今日の自律神経失調症治療』:小林弘幸
- 『Polyvagal Theory(ポリヴェーガル理論)』:Stephen W. Porges
- 『The Pocket Guide to the Polyvagal Theory』:Stephen W. Porges
- 『スタンフォード式 最高の睡眠』:西野精治




