大失恋をしてから不安で不安でたまらなくなり「生きていてもしょうがない」「生きるのが辛い」と思うようになりました。
それから息苦しくなったり動悸がしたりします。
思い出しただけでも身体が反応してしまいます。
また仕事でも大失敗したことがあって、それを上司に皆の前で酷く叱責されたことがトラウマになっています。
過去、阪神淡路大震災の時は命にかかわるような凄い恐怖体験をして思い出すと動けなくなることがありました。
こんな私ですが何か良い解決策は、ありませんか?
このようなお悩みを解決するためのヒントになれば嬉しいです。
PTSDとトラウマというものがあり、その影響でストレスを感じやすく身体に反応してしまう方が多いです。そこから「うつ病」になっていく方も少なくありません。
継続的な強いストレスと一時的な強いストレスでも身体や心の反応は違ってくることがあります。一時的にはストレスに対抗するホルモンのコルチゾールで対応できますが、継続的には対応できなくなってしまいます。
当院で「重度のうつ病」の方がラクになっていただけました。
一人で悩まずに解決のヒントにしてみてください。
過去の強いストレスからトラウマやPTSDなどがあっても精神的に安定するように対処できる
トラウマ・PTSDの解決法
PTSDとトラウマの違いについて
大きな違いはトラウマは良くなることが多いですが、PTSDは症状から抜け出せないことが多いです。
PTSD (心的外傷後ストレス障害) | トラウマ | |
---|---|---|
原因 | ●地震や災害など強いストレス ●失恋や身内の死などの強い喪失感 ●「いじめ」「DV」「虐待」などの日常の継続的な強いストレス *比較的継続的な強いストレス | ●地震や災害など強いストレス ●失恋や身内の死などの強い喪失感 ●「いじめ」「DV」「虐待」などの強いストレス |
症状 | ●自分の意志とは関係なく辛いことを思い出し「頭痛」「不眠」「めまい」が起こる ●平常時でも偏桃体が危険信号を出し常に緊張状態になる ●日常生活に支障が出る | フリーズ状態(ポリヴェーガル理論)になり動けない状態になる |
経過 | 症状から抜け出せないことも多い | 症状が数週間続くことがあるが次第に治っていきやすい |
自己防衛 | ●回避といって思い出さないようにする(重くなると外出できなくなる) ●失感情症になる(自分を守るために感情を感じにくくする) | 基本的には同じ |
アプローチ | ●認知行動療法 ●お薬 ●タッピング | 基本的には同じ |
合併しやすい病気 | ●薬物・アルコール依存 ●うつ病 ●恐怖症 | ●過食、拒食 ●引きこもり ●薬物・アルコール依存 ●回避(現実逃避) ●切れやすくなる |
このような症状が継続されて「うつ病」になってしまうことがあります。この「うつ病」ですが、ある状況にだけ同じような症状が出る場合は「適応障害」かもしれません。
例えば、「適応障害」の場合は学校に行くときだけ「微熱が出る」「咳が出る」「食欲がない」「眠れない」「動けない」「記憶力や集中力低下」「チック症状が出る」「手足が震える」「手足に力がはいらない」などが起こる場合です。
また「うつ病」もいきなりなりません。自律神経失調症となり、抑うつ状態となり、うつ病と段階を経て「うつ病」になります。
うつ病と適応障害の違いについて
強いストレスを受け続けると「うつ病」になってしまうことがあります。ただし似たような症状で「適応障害」というものもあります。
大きな違いは「うつ病」は24時間ずっと落ち込んだり、やる気がなるくなったり、動くことも辛く、また眠る事もできなくなってしまいます。
「適応障害」は、その場面になったら症状が出ますが、24時間ではなくストレスから離れると症状がでないことが大きな特徴です。「適応障害」は通常6カ月くらいで症状が和らいでくることが多いといわれています。
「適応障害」の場合は、ストレスから逃げることも一つの解決法です。例えば不登校になってしまった場合、何か学校に行きたくない原因がありますので、そこから逃げるという手段も必要なことがあります。
参考:銀座心療内科クリニックさんより
ストレスに対する自律神経の反応(ポリヴェーガル理論)
強いストレスには「副交感神経」「交感神経」「フリーズ」で対応します。例えば小さなレベルのストレスでは心身ともに健康だと副交感神経で対応できます。
ですが真ん中の「イライラ・不安」さんの場合ですと交感神経で対応するということになってしまうのです。
うつ病の場合は、このレベルでもフリーズになってしまい動けなくて眠れない状態になってしまうのです。
ましてや「体力が低下」すると健康な人でもフリーズに入りやすくなってしまいます。
フリーズ状態とは
フリーズとは「通り過ぎるまで待つ」ということです。それだけお辛すぎるストレスを受けているということです。ダンゴムシを指で触ると丸くなって固まりますよね。あれがフリーズの状態です。
こうなってしまうと、命を守るために凍り付くのを選択する状態ですので、脈が55以下(徐脈)になってしまったり、下痢、腹痛、光が眩しく感じたり、息苦しくなったりしてしまいます。
当院の整体の特徴
まずは体の調整をして呼吸ができるようにしていきます。頭の調整などをさせていただき脳脊髄液の流れなども、正常になるように調整していきます。
また当院ではセロトニンが分泌できるように頭やお顔の調整をしていきます。
症例
失恋の後、不安神経症・適応障害になり「うつ病」へ
20代の女性、事務職の方です。
大学時代からお付き合いされている彼氏さんがおり、その彼とは将来、結婚する予定でした。
ですが突然、彼の地方への転勤が決まり、3年が経過した、ある日のこと・・・
結局、彼は、その転勤先で知りあった女性と恋愛関係になり別れることになってしまいました。つまり、彼女は大失恋してしまいました。
性格は明るく誰からも好かれる彼女でしたが、それ以降、落ち込んで落ち込んで、結局、仕事も行けなくなって退職してしまいました。
彼とデートした店を想いだすだけで吐き気がします。一緒に聞いていた音楽が流れるだけで手が震えてきます。
過去の楽しかった出来事が思い出されて涙が溢れてきてしまいます。記憶のフラッシュバックが起こります。涙は数時間も止まらないことがあります。ですが眠ることもできない状態が続きました。
最近では、どんどん酷くなって外に出ることもできなくなってしまわれました。心臓は爆発しそうなくらいにバクバクと鼓動を打っています。息苦しくなり発作が起こってしまいます。
あの失恋以来、自分に自信が持てず心療内科では「不安神経症」と診断されました。そして、その後、「適応障害」「うつ病」と診断されました。
夜はずっと眠れず、お腹もすかない状態で食事もあまりされなくなりました。当然エネルギー不足となりますので体力もどんどん低下していきました。
その後、ご家族の紹介で当院へお越しくださいました。家族の方と一緒に肩を担がれて、フラフラした様子で、お越しくださったのが印象的でした。
不安などの場合には「偏桃体」が反応
恐怖や不安を感じている時、脳は「偏桃体」という部分が活性しています。感情を司る「大脳辺縁系」のド真ん中にあります。偏桃体が過剰に反応してしまうと交感神経を抑える信号が行きにくくなりパニック発作などを起こすことに繋がります。
ネズミを使った実験があります。
ベルが鳴ったら電気刺激で痛みを与えるというストレス実験です。
続けていくとベルが鳴ったら電気刺激を与えなくても、ネズミは恐怖で動けなくなってしまうのです。
ストレスでフリーズ状態(通りすぎるまで待つ)になってしまいます。
脳の中では何が起こっているのかを簡単に示します。
「恐怖」という嫌な刺激があります。すると「視床」が反応し、「偏桃体」で恐怖を感じます。
「視床」から思考の部分である「大脳新皮質」に信号が伝達され、「海馬」で記憶されます。
例えば、子供の頃の記憶では、怖かった事や嬉しかった事、感動した事などの「感情が働いた記憶」は、よく覚えているものです。これが偏桃体と海馬の関係です。逆に感情の部分を使わないような勉強の記憶は忘れてしまうものなのです。
そして感情を感じる「偏桃体」から視床下部に伝達され、自律神経の反応(交感神経優位:心臓がバクバク、動悸、頻脈、血圧を上げる)が出たり、ストレス対抗のコルチゾールというホルモンを副腎から分泌させたりしてくれるのです。
「偏桃体」は、このようなネットワークを持っています。
このような恐怖体験は記憶として残り、また刺激に対して自律神経は反応します。
だから過去の事でも思い出しただけで心臓がバクバクしたりしてしまうのです。
ですが、これは回復もします。
このネズミにベルが鳴っても電気ショックを与えないようにします。
すると次第にベルの音がなっても大丈夫だと認識するようになって気にしなくなってきます。
ですが「もう二度とベルが鳴っても怖がらないのか!」といいますと、そうではありません。
前頭前野というところを、わざと働かない様にしてみた実験ではベルが鳴ると再び恐怖で動かなくなったそうです。
つまり恐怖を忘れたということではないんです。
コントロールできるようになったということなのです。
1995年1月17日、私は社会人2年目でした。
早朝5:46。突然、ドスーーーーンという音が鳴り響き地面が落下するような感覚で飛び起きました。
親父が飛んできてくれて「大丈夫か!!!!」
私は「うん」としか答えることができませんでした。なんとか無事でした。
学習机の側で寝ていた私は、危うく下敷きになりそうでした。「もう死んだかも」とさえ思いました。
その後も余震が何度かあったように記憶しております。
テレビをつけてみると、まるで映画のように高速道路が倒壊しておりました。
私が生きてきて、今まで、これほどの地震は経験がありませんでした。
会社に電話してもつながりません。
東大阪市でも電車が動いていませんでした。
私は丁度、連続休暇中でした。
20年以上経過しましたが鮮明に覚えております。
犠牲になった6400人を超える方々のご冥福を心より、お祈りいたします。
ボランティアに参加された方からお話を伺ったことがあります。トイレが一番困ったそうです。
簡易のトイレが販売されていますので、早速、購入しました。
それと水です。簡易のレトルト食品も少しだけ用意しました。対策はしっかりしたいです。
現在、生かされていることに感謝いたします。当たり前ではなく生活させていただいていることに感謝いたします。家族がみんな元気に過ごせることを幸せに思います。ありがとうございます。😊
この偏桃体を鎮めるのが運動することです。運動することで交感神経を抑えなさいという信号が伝わり、落ち着いてくるのです。
前頭前野とは
前頭前野は頭の前の方にあります。運動をする時にも使われ、考える、アイデアを生み出す、状況判断、感情コントロール、記憶や学習と深く関連しています。
たくさん、お酒を飲むと、この前頭前野が正常に働かなくなります。
つまり自分をコントロールすることができなく感じるのがそのためなんです。
特に男性では理性が働かなくなって、ちょっと「エロ」くなってしまうこともあります。
だからお酒を飲むとちょっと理性がなくなってしまうんですね。
またスマホは前頭前野の機能を低下させる恐れがあります。一番は寝るときに頭の近くにスマホを置き、目覚まし時計代わりにすることです。
毎日、スマホの電磁波で脳がダメージを受けてしまうのです。特に受験生など、勉強を頑張っておられる方は今日からスマホの目覚まし時計はやめてください。そして寝る2時間前までにスマホの使用はやめてください。
そうでないと睡眠の質が悪くなってしまう可能性があります。
恐怖が写真のように蘇る
この恐怖の体験や失恋の体験というのは、そのことを考えただけでも脳では偏桃体が活性することがわかっています。それは特に視覚の経路に関係するのがわかっています。
だから走馬灯のように思い出すという表現では映像や絵や動画のように1シーンとして想いだすのです。つまり映像がフラッシュバックしてくるのです。
PTSDなどではブローカ野(言語表現)は麻痺するので話せない
また、その映像というのは視覚野を活性します。
ですが、逆にブローカ野という場所を働かせなくしてしまうのもわかっています。ブローカ野というのは言語表現です。
つまり話ができない、話がしずらい、ということになってしまうのです。
自分にとって嫌なことをいわれたり、されたりすると黙ってしまうことがあります。これも言語表現のブローカ野というところが機能低下してしまうからなのです。
強いトラウマやストレスは、話せなくなってしまうこともあるのは、そのためです。
先ほどの目と脳とトラウマとの関係を総合すると目を使って、このトラウマを想いださせていこうという方法があります。
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理)によるトラウマ解消
医師や経験を積んだカウンセラーでないと逆に悪化する場合もあるそうですので、ご注意ください。
やり方としては目を左右交互に動かします。
参考:日本EMDR学会
脳に左右交互の刺激を与えると、右脳の興奮状態や、左脳の機能低下が和らぎます。
そのため、比較的早く、バランスの取れた状態を取り戻し、トラウマの対策ができると考えられています。
当院では目の動きを使って頭の調整をさせていただきます。特に後頭骨といって頭の後ろの調整をさせていただきます。
不安が押し寄せてくる時の対策
当院では、不安が押し寄せてくる時の解決策をお伝えしております。
新幹線や電車に乗ることが不安です。
でも友人から旅行に誘われて、ずっと断ってきました。
本心では、不安がなかったら行ってみたい気持ちはあります。
何か良い解決策はないでしょうか?
こんな時は、不安なことばかりを考えずに別のことを考えることをオススメします。
具体的にはワクワクすることです。
思考の癖が働き、真面目で責任感の強いあなたは、うまくできなかったらどうしようと不安になられているのではないですか?
「まあいいか!」と考えられたら楽ですが、なかなかそうもいきませんよね。
わかります。
真面目で一生懸命で責任感が強いあなただから、そのように不安になっているんです。
いい加減な人はならないものなのですよ。
どうしたら不安が減ったり、新幹線に乗る事ができるででしょうか?
私にもできるでしょうか?
すごくいい方法があります。
それはワクワクすることを考えるのです。
そうすると脳の思考では100%以上のことしか考えられないので、別のことを考えると不安は減るのです。
例えば夏休みの宿題が終わるかどうか不安の子供がいるとします。夏休みが始まる前から不安でしょうがいないとします。すると夏休みが楽しめないんです。
でも少しでも夏休みに遊ぶことを考えたりすると、その不安が減るということになるのです。
当院で良くなられた症例
どのようなお悩みで来院されましたか
事故に会い、左半身を打ったり、ひねったりしたので、あちこち痛かったです。
近所の整形外科に通院中でしたが、一向に良くならない為、来院させていただきました。
肩も腰も首もと、触れただけでも耐えられない状態だったので背骨を揺らすだけで痛くない治療をされていると伺い興味を持ちました。
辛かったのはどんなことですか
日常生活で何をしても、痛みを感じていました。動くのが辛かったです。
首も回しにくいですし前屈も全然、曲がりませんでした。左足や肩もカチカチになっていました。
ケガをしてから、ひどい猫背になって姿勢が悪かったです。
実際に来院されてどうでしたか
先生のおかげで、自分も周囲も驚く程、良くなりました。
例えば、首なんて後ろまで見える程、グルグル回るようになり、腕を動かしても痛くないですし、あれだけ固くなっていた左足や肩も、ウソのように取れてしまいました。
来院した時が重症だった為、数か月は絶対かかるものと思っていましたが1か月もかからず。ここまで回復することができて本当に先生には感謝しております。
1回の治療でも、その前後では、明らかに体の調子が良くなるので、すぐに効果が実感できる所も不思議でした。
ご感想
整骨院は多数ありますが自分がどこを選ぶか、そこに信頼できる先生がいらっしゃるのかというのは、とても大切な事だと、実感しました。
他院に10回通院するより、おおくまさんに1回行く方が、早く良くなれるというのも納得しました。
気さくな先生なので、体の事は、もちろん、メンタル面でも、いろいろアドバイスして下さるので、私には、とても心強かったです。
ケガをすると身体だけではなく心も弱くなっていた為、気持ちもラクになりました。本当にお世話になりました。
東大阪市 Yさん 40代 会社員
Yさん
貴重なご感想ありがとうございます。喜んでいただけて、とっても嬉しいです。
最初は本当にお辛かったですね。
でも効果を実感して頂き笑顔になっていかれるのを見ているとこちらも嬉しくなりました。今後とも全力でサポートさせていただきます。どうぞ宜しくお願いします。
まとめ
- まず全身の調整で呼吸が深くできるようにしていく
- 自分でできる方法としては不安には別のことを考える方法がある
- 自分の思考の癖を理解し捉え方を変えていく