

いつも不安に思い心臓がバクバクして生活にも支障が出ています。
何に不安なのかと考えてもわからないことが多いです。
このまま良くならなかったらどうしようと不安で過ごしています。
どうしたらいいでしょうか?
- 理由がわからない不安がある
- 病院では異常がないのに胸が痛く息苦しい
なぜ“漠然とした不安”が続くのか?
「理由もなく不安になる」
「病院では異常なしと言われるのに体がしんどい」
そんな経験はありませんか?
実はその正体のひとつが 自律神経の乱れ です。
東大阪市でも、頭痛・めまい・息苦しさ・不眠など、原因がはっきりしない体調不良で悩む方が増えています。これらの症状は心だけでなく、体のバランスから生じている場合が多いのです。
自律神経と不安・自己肯定感の深い関係
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」がバランスを取りながら、体温・呼吸・心拍などをコントロールしています。
- 不安や緊張が続くと交感神経が過剰に働き、体が休まらなくなる
- 疲労や自己否定感が強くなると副交感神経が乱れ、気力がわかなくなる
つまり、自律神経が乱れると不安が強まり、自己肯定感が下がりやすいのです。
不安には2つの種類がある
不安には、「正常な不安」と「異常な不安」があります。
例えば、山を歩いていて「マムシ」を見つけたとします。
マムシに噛まれてはいけないので、その場から逃げ去るか、完全防備をして捕まえる方もいるかもしれません。これは「噛まれて毒にやられたら危ない」という危険を察知している状態なのです。


これは正常な不安です。
ですが「マムシ」とは知らずに近寄って、触ろうとしてしまったら、どうなるでしょうか?
噛まれて毒にやられてしまうかもしれません。危険を察知せず不安にならないということは命の危険があるということです。ですので不安というのは悪いものではなく、自分の身を守るためには必要なものなのです。
しかし、異常な不安というのもあるのです。異常な不安とは、過度な不安です。
明日の天気予報で午後から小雨と言う予報だとしたら「折りたたみ傘1本」持っていけばいいですよね。それを人が忘れてはいけないから、もう1本、途中で傘が壊れたらいけないから、もう1本と8本傘を持っていったらどうですか?


これは過剰ですよね。このような過剰な不安は疲れすぎてしまうのです。
強迫性障害の方でしたら、汚いものを見てしまうと、距離があって、絶対に自分に付着していなくても自分に付着してしまったんじゃないかと考えてしまうことがあります。そして手を何度も洗ってしまいます。洗ってもまだ汚いのではないかと言う思考が繰り返されます。本当にお辛いですよね。
このような不安を解決する1つの方法に「別のことを考える」というのがオススメです。
その時に自分の体の感覚を感じることが大切です。
ここでは不安(感情)が過度になっているので、頭(思考)と体(感覚)を使って繋げていき、バランスをとっていくということになります。
具体的に体を使うとは
体の感覚を使うとは、自分で体をさするというのもオススメです。
また意識して体を感じるというのはグラウンディングがオススメです。
体を動かすことが最善
不安を減らすのに私が一番おすすめしているのが、「運動」です。
運動することで自律神経が調節してくれている血圧、血糖値、呼吸、体温などが活性化してくれます。
これは自律神経にとっては「刺激」となります。この刺激があることで自律神経が働きやすくなってくれるのです。
体を動かすと筋肉が動きますので、ポンプ作用が働き、血流があがります。血液には酸素が含まれますので、全身に酸素が行き渡ってくれるのです。当然、脳にも酸素が行き渡ってくれるのです。すると神経伝達もスムーズになり、管理能力が上がって正常に近い状態になってくれるのです。
ただストレスが強く継続的にかかることで、交感神経が優位に働き続け、疲弊してしまっている状態だと運動をすると疲れ切ってしまうこともあるので、要注意です。そんな時は休むことを優先させてください。
趣味がやりたくなくなったり、動きたくなくなったり、考えたくなくなったり、やる気がしなくなっている時は、疲弊している可能性が高いので注意してください。
もしも体を動かす場合は、同じリズムで軽い運動がオススメです。
- フラダンス
- 盆踊り
- ウォーキング
などがオススメです。これらの運動は自律神経を安定させる「セロトニン」の分泌を促進してくれるのです。どうぞ試してみてください。
今の自分に影響する子供の頃の経験
今の自分は子供の頃の経験が積み重なってできているというのは理解できると思います。
発達の段階で、親から言われたことなどが、自己肯定感などに、とても影響して、今のあなたを苦しめていることがあるのです。
親から言われたこと、行動などでスキーマ(思い込み)というのがあります。
- 親に見捨てられるかもしれない
- 親に拒絶されているかもしれない
- 親に嫌われているかもしれない
- 親から愛情、共感、保護を与えてもらえない
- 親から生まれつき欠陥のある人間だといわれる
- あなたは「英語が苦手なんだから」と言われて育った
- 仲間はずれで孤独だ
- 自分の力では何もできないと思い込む
- 病気、ダメージ、事故に対して無力だ
- 親に常に従い、親の期待に応えなければならない
- 自分はダメな子だ!常に失敗する
- 何でも欲しいままになる(過保護すぎる育てられ方)
- 自制、忍耐、責任を負うことが無理だ
- 親に服従しなければならない
- 親の犠牲にならなければならない(親の介護、ヤングケアラー)
- 常に評価や承認を求めなければならない(親に認めてもらいたい)
- 常に悲観的な予測どおりになる(マイナス思考)
- 感情を持ったり、表現してはならない(親の言いなり、鵜呑み)
- 常に完璧でなければならない(完璧主義、白か黒か思考)
- うまくいっていると奈落の底に落ちるんじゃないかと不安になる
このような思い込みや刷り込みは、今のあなたの生活にとって、とても生活しにくい問題となっていることが多いです。
「これは間違っている!」と気づくことが解決するヒントとなります。
ストレスがあると身体はどうなるのか
ストレスがあるとアドレナリンが出ます。アドレナリンは身体の反応としては力が入らなかったり、震えたりすることがあります。
交感神経が上がり、心臓がバクバクしたり、呼吸が苦しくなったり、血圧が上がったり、血糖値が上がったりしてしまいます。
一時的には、良いのですが、ストレスが続くことが問題なのです。
ストレスに対抗して、コルチゾールというホルモンが出てくれるのですが、いつか枯渇して無くなってしまうのです。
ストレスは、副腎皮質を刺激するホルモンを出させます。脳からはアドレナリンをいっぱい出させます。すると偏桃体では息苦しさ、過呼吸などを引き起こしてしまいます。
不安をなくしていくためには副交感神経を働かせていくことが大切です。それには運動が必要なのです。
また甲状腺の機能が低下していると「うつ」のような症状が出る場合もあります。そして血糖値が低下すると不安になりやすいのです。女性ホルモンのエストロゲンが減ってくると不安になりやすいということもあります。ですので更年期の時には情緒不安定になることもあります。
パニックが起こる回路
パニックに対する恐怖(過去の出来事、パニックになった時のことを思い出す)
↓
感覚へのものすごい警戒心
↓
感覚の過敏、増強
↓
パニック発作
↓
パニックの恐怖を思い出す・・・(繰り返す、再発)
不安の種類
不安障害
パニック発作を繰り返す。女性が男性の2倍。動悸、汗をかく、口が乾く、頻尿、過呼吸などがあります。
広場恐怖
慣れた場所を離れて孤立することを怖く感じます。広場とは広い空間ではなく、屋外や公共の場という意味です。
乗り物恐怖、外出恐怖、街路恐怖、閉所恐怖なども含まれます。20~30代の女性に多いです。
社交恐怖
人と会うと過剰に緊張します。対人恐怖ともいいます。赤面恐怖、表情恐怖などがあり、本人は性格的なものと思っていることが多く、引きこもりになることがあります。
特定恐怖
対象が限定されています。特定の動物が怖い、暗闇が怖い、高所恐怖などがあります。
疾病恐怖
病気がうつってしまうかもしれないということが、恐怖です。感染症、不潔恐怖、強迫行為をしやすいです。
参考文献:「よくわかる!脳とこころの図解百科」より
今日からできる3つのセルフケア
自律神経を整えるために、日常でできることを紹介します。
- 呼吸法
4秒吸って、6秒で吐く「ゆっくり呼吸」を1日3回取り入れる。 - リズムを整える
朝は太陽の光を浴び、夜はスマホを寝る1時間前にOFF。 - 栄養バランス
タンパク質・ビタミンB群・マグネシウムは神経の安定に必須。
小さな習慣でも、積み重ねれば自己肯定感の“土台”になります。
自己肯定感を育てる4つのステップ
- 小さな成功を意識して「できたこと」をメモする
- ネガティブな言葉を肯定的に言い換える
- 体の声に耳を傾け、無理をしすぎない
- 定期的に整骨院でメンテナンスを受ける
これらを繰り返すことで「私でも大丈夫」という感覚が芽生え、自己肯定感は着実に育っていきます。
不安で苦しむ方が喜んでいただけました
東大阪の整骨院でできること
セルフケアだけでは整えきれない場合、専門的なサポートが役立ちます。
当院(若江岩田駅すぐ)では、整体による自律神経調整を行っています。
- オステオパシー手技で頭蓋・背骨・骨盤の歪みを整える
- 自律神経が休まる状態へ導く
- 栄養や心理面からのアドバイスもトータルでサポート
「体」と「心」の両面をケアすることで、不安を軽減し、自己肯定感が自然に回復していきます。
まとめ & ご案内
- 不安やモヤモヤの背景には、自律神経の乱れが関係している
- 自律神経を整えると、自己肯定感が自然と育ちやすくなる
- セルフケアと整体を組み合わせることで、心と体の安定が手に入る
👉 東大阪市で自律神経のケアを受けたい方は、若江岩田駅近くの当院までお気軽にご相談ください。