

夜中に5回もトイレで起きてしまいます。
昼でも何か用事があったら、その前後にトイレに行きます。
ちょっと日常生活に支障が出て困っています。
なんとか解決できないですか?
このような、お悩みの方の解決のヒントになれば嬉しいです。
トイレに何度も行って、日常生活に支障が出てしまってお辛い方です。
酷い時は施術の間にも1回行かれることもあります。
尿のトラブルについても考えながら根本的な解決法を探ります。
咳をした時や笑った時に、ちょっと尿漏れする方もいらっしゃいます。
骨盤底筋という筋肉が弱ってきている方も多いです。特に更年期の女性の方は、ご覧になってください。
- 夜中にトイレに5回も行くのをなんとかしたい方
- 更年期になり尿漏れでお悩みの方
糖尿病ではないのにトイレが近い!頻尿で悩む女性を整体で克服
頻尿についてお困りの40代女性の方のお話です。
腎臓や膀胱、尿道など泌尿器科の病気ではないということを病院で診察してもらってください。
病気ではない場合は、ストレスや心因性、自律神経の乱れなどの原因が考えられます。当院で対応可能ですので、どうぞご相談ください。

一日に10回以上はトイレに行きます。
でもおしっこが溜まっているということではなく、トイレに行ってしまうのです。
出る量も多くはなく、残尿感もあります。
注意したいのは、おしっこに行きたいと感じているのに、あまり量が出ない場合です。
頻尿とは

だいたい朝起きてから夜寝るまでに1日で8回くらいですが、それ以上になると頻尿といわれております。
いろんな文献などがございますが、日中3~8回、夜間は0~1回、それ以上は頻尿の疑いがあるかもしれません。

頻尿の原因には、さまざまあります。
泌尿器科で異常がない場合は心因性の頻尿のことが多いといわれています。

40代の8人に1人(12.4%)が発症していて、そのうち6割が尿失禁もみられるそうです。
過活動膀胱の原因は、ハッキリしていませんが、排尿機能の低下、骨盤底筋の衰え、ストレスが関係するといわれています。
骨盤底筋などの筋力低下は膀胱や尿道、子宮、腸などの位置を下げてしまう可能性があります。
すると神経が過敏に反応してしまい、おしっこが溜まっていないのに、強い尿意が起こってしまうことになります。
過活動膀胱かも?
過敏とは
通常の刺激に対しての神経の反応ということを考えますとー55mv以上の刺激が入ると感じて反応します。何も感じない刺激の量のことを静止膜電位といいます。

この刺激なのですが、あまり頻繁に感じていると、この感じる値が、どんどん下がってきます。
簡単にいいますと、ちょっとの刺激でも感じて反応してしまうのです。これが「過敏」です。

こうなると、小さい刺激で反応するので疲れてしまいます。すると酸素欠乏を起こしてしまうのです。
この状態がもっと悪化してしまうと「麻痺」となり、感じにくくなってしまうのです。

これが膀胱で起こると、おしっこがたまっていない状態でも、過敏に感じて脳へ信号を送ってしまいます。これが頻尿となるのです。
心因性頻尿とは



ストレスで自律神経が乱れて頻尿が起こることがございます。
例えば、自宅でいる時には、何もないのに、外出して人で会うなど、少し緊張する場面になると、トイレに行きたくなることがあります。
当院へお越しくださる方でも、家でおしっこをしてきても、すぐにトイレに行かれる方もいらっしゃいます。何らかのストレスが働いている可能性があるのです。
「トイレに行きたくなったらどうしよう」と思うだけでも尿意を感じる人がいます。
尿意を我慢しても体には悪影響はないことが多いです。
感覚の異常と感情の抑圧
膀胱におしっこが溜まっていないのに頻尿が起こるケースはストレスなどによる自律神経の乱れによるものが多いです。
この場合はちょっと過去にも遡って考えます。
ずっと前におしっこでトラウマのような経験はないか?
恥ずかしい想いをしたので、そんな想いを二度としたくない!
お漏らしをして友達に笑われた。
このようなストレスから不安になったり強迫観念が出てきたりすることもあります。
感情を今まで押し殺してきた人の場合ですと感じない様にしようと勝手に体が反応していますので、このような感覚異常を起こしてしまっているのです。
ですから今ここを感じてもらう訓練も必要なのです。
頻尿で、おしっこに行きたいということに執着している方は、まず、気を紛らわせることがおすすめです。
深呼吸をゆっくり10回やってもらい数を数えることに集中してもらいます。
できるだけリラックスしてもらうようにします。
脳や自律神経は「否定形」が通じません。
ですから、おしっこの事を、本当は考えたくないのですが、勝手に考えてしまうのです。
だから、違うことを考えて、おしっこの事を減らすことが重要です。
そのために、自分の体の感覚を使うのです。
それが今ここを感じる訓練なのです。
感じることが大切
感覚の異常が頻尿を引き起こしていると考えられますので、感情や感覚を感じてもらうということが大切です。
それと病気ではない場合は知識として、あなたはこのようになっていて、こんな症状が起こっているんですよ、というのを理解することがとても大切です。
知ることは不安を解消してくれるからなんです。
ストレスを常に感じていると、いろんなものから、あなたの身を守るため感じない様にしようとしてくれるのです。
それが、たまたま頻尿となって身体症状が現れてきているのです。
根本の原因は感情の抑圧やストレスによる自律神経の乱れです。
それを感じるようにしていくには脳幹➡大脳辺縁系➡大脳新皮質へとアプローチしていくのが大切なのです。

お薬や心理カウンセリングは思考などからアプローチするため、このようになっております。

自律神経でみる頻尿とは

当院で多い頻尿の方は、真ん中の繊細さんです。
社会的には、すごくいい人です。
ですが周囲に気を使いすぎたりして自我が小さくなり、疲弊してしまいます。
その習慣がついているので、少しのストレスで、すぐに交感神経領域、もしくはフリーズ領域に入ってしまいます。
ですので不安が常にあり、膀胱も過敏になり、おしっこが溜まっていなくても、トイレに行きたくなります。
生物としての頻尿とは
もしも野生の動物として考えるとします。
自分はシマウマでいつライオンに狙われるかわからない状態だとします。
そんな時は、できるだけ身を軽くして逃げることができるようにしたいと思いますよね。
だからおしっこが溜まる前に、軽くしたいのでトイレに行って身を軽くするのです。
これは本能的に勝手にやっている可能性があるのです。

40代女性の解決方法
40代女性、不眠症と頻尿があります。
常に緊張している感じです。
肩にはいつも力が入っています。
体調を崩されることが多く、仕事も休みがちになったりしております。
今ココを感じる訓練をしてもらいました。
また楽しいことを考えていただくためにひめトレ指導と運動をおすすめしました。
運動がおすすめ
冬になると寒くて「冷え」を感じます。
また夏でもクーラーによる「冷え」を感じる方も多いです。
こんな時は運動がおすすめです。
運動をすると脳が生き生きと元気になります。
すると自律神経の調整能力がアップします。
運動の量が大切です。
運動は両手を上げて、すべてが良いということではありません。
脳や体にも運動はストレスになるんです。
急に自分に合っていないようなハードな運動ですと苦痛でしかありません。
僕の高校の時のクラブの走り込みみたいなものです。(笑)
ですから、笑って話せるくらいの軽い運動から始めてみてください。
少しづつ強度と頻度を上げてください。
基本は「低刺激(負荷)・高頻度」です。
ストレスがあり自律神経失調症になった方からしたら、そんな状態で運動なんてしてもいいのかな?と思うかもしれません。
ですが、運動することは、自分でコントロールすることが良い点なんです。
だから集団のクラブ活動よりは、個人的に運動するという方が、自分のペースでできるのでおすすめなんです。
ストレスは、まったくゼロになることはありません。
その中でストレスをコントロールすることが大切なんです。
ストレスをコントロールできる知識、思考、耐性、対応力を付けていく事が大事です。
私は、そのヒントを細かくお伝えして、一緒に克服させていただきます。
運動することで脳の神経細胞ニューロンは損傷します。
そしてニューロンはその後に、修復してくれ、もっと丈夫に強くなって回復してくれるのです。
修復、再生するごとに鍛えられて適応能力が増えていくのです。
自分でこうなりたいとイメージして楽しい運動をすることをオススメいたします。
この方は、徐々にではありますが笑顔になってくださっております。
少しづつでもお役に立てるように、一生懸命修練を重ねて喜んでいただけますように頑張ってまいります。

骨盤底筋トレーニング(ひめトレ)

ひめトレポールを使って骨盤底筋を意識したトレーニングがあります。
私はひめトレのインストラクターですので、指導もできます。
もしもお悩みの方は、指導いたしますのでご相談ください。
ひめトレポールも当院でご購入いただけます。


トイレを少し我慢する「膀胱訓練法」
神経性頻尿の場合は、ちょっと我慢する方法もあります。
尿意があっても少し(5分)我慢して、尿をたくさん溜めれるようになります。
最初は、5分我慢する。
それを1週間続ける。
無理なくできるようになったら、10分我慢する。
それを1週間〜1カ月継続する。
次は15分と伸ばしていきます。
だんだん時間を増やしていきます。3時間くらい我慢できるようになれば成功です。無理は、しないでください。
そして、おしっこの回数を減らしていく事ができるのです。
まとめ
- 骨盤底筋をトレーニングすることが重要
- ストレスを減らしストレス耐性をつける
- アルコールなどの飲みすぎにも注意する