

最近、頻尿で困っています。
すぐにトイレに行きたくなるので、トイレがいけない電車などは不安でしょうがないのです。
そのせいで遠出ができなくなってしまいました。
なんとか電車に普通に乗れるようになりたいです。
どうにかできないでしょうか?
このようなお悩みを解決します。
パニック障害の方の特徴のひとつで頻尿というのがあります。
緊張して、おしっこに頻繁にいきたくなってしまいます。
これが原因で電車に乗るのが怖いという方もたくさんいらっしゃいます。
本当におつらいですよね。大変ですよね。同じようなお悩みの方は、どうぞご覧ください。
おしっこに頻繁に行って困っている方
頻尿でお困りのパニック障害の方の解決法
予期不安?「電車に乗って、トイレに行きたくなったらどうしよう?」
パニック障害があると不安がすごく、すごく、すごく起こります。そして、その不安を考えると寝れなくなったりします。

- 現実と妄想の区別がつかない
- 過去と未来と現在の区別がつかない
- 否定形が通じない
つまり、未来のことでも、現実に起こっているかのように自律神経が反応して、身体に症状が出てしまうのです。
例えば・・・
そんな時の解決策をお伝えします。

明日は子供の行事があって、苦手な電車に乗らないといけないんです。
それを考えただけで動悸がしたり、心臓がバクバクしたりします。
というのも1年前に電車に乗った時に、心臓が破裂しそうになって倒れたことがあるのです。救急車を呼んでもらった経験があり、とても辛かったのを今でも思いだすのです。幸い心臓には異常がなく疲れからくるものだろうということでしたが、とても不安で怖いのです。

それはお辛いですね。
自律神経や脳は否定形が通じないので、考えたくなくても考えてしまうのです。
そして、未来のこと・・・
今回の場合ですと、「明日、電車に乗らなければならない」ということを考えただけで、空想でも妄想でも、自律神経が反応して、動悸や心臓を勝手にバクバクさせたりしてしまうのです。
これが自律神経の特徴だから仕方ないのです。

そうしたら、我慢するしかないんでしょうか?
こうして考えているだけでも、貧血のような感じで倒れそうになってしまうのです。
何か解決策はないですか?本当に助けてほしいです。

この不安に対抗するには、違うことを考えるのがオススメです。
脳は許容量が決まっているので、一度に何個も考えにくくなっています。
だから「電車に乗ってしんどくなったらどうしよう?」ということばかりを考えるのではなく、「月末にある好きな歌手のテレビ番組が楽しみだな~」「今度、イオンモールに行った時に、秋物のスカートを買おうかな?」など、できるだけワクワクすることを考えるようにしてください。
少し不安も減ってくるのです。
ストレスを感じると身体の反応としては筋肉がこわばります。この場合、電車に乗らなければならないというのはストレスです。それを考えると交感神経が優位に働いてしまうのです。
- 心臓の動きが速くなる、心臓がバクバクする
- 汗をかく、手に汗を握る
- 呼吸が速くなる、息が苦しくなる、息切れをおこす
- 唾液の量が少なくなる、喉が渇く、口の中がカラカラになる
- 筋肉が緊張する、肩コリが起こる、腰痛が起こる
- 胃腸の動きが低下する(お腹がすかない)
- 眠れない
このように体は反応してしまうのです。どうですか?パニック障害の方の症状で当てはまることが多いと思いませんか?
病院に行っても、「少し不整脈がみられる程度で病気ではないですよ」と言われることも多いのです。
筋肉も硬くなって血流が悪くなってしまいます。このまま放置しますと、痺れがおこり、震えが起こったりします。感覚が過敏になります。
さらに進行すると麻痺となり、感覚が鈍くなってしまいます。
美容院に行って、「肩凝ってますね」と言われて、自分では感じていないということはないですか?
これはひょっとしたら、肩コリを放置した結果、麻痺になって感覚が鈍くなっているということも考えられるのです。

身体からの痛みで、あなたの感情を表してくれたりする場合もあります。
筋肉が硬くなるので血流が悪くなり、酸欠になり、痛みが出ます。そうなると、もっともっと力が抜けなくなります。息が苦しくなります。心臓がバクバクします。このまま死んでしまうんじゃないかというくらい心臓がバクバク、呼吸が浅くなり吐けなくなってしまいます。
このように、そうなるんじゃないかと思い込んでしまうのを予期不安といいます。
例えば地震がきたらどうしよう、電車に乗っておしっこ行きたくなったらどうしようなどと先回りして考えすぎてしまうのが過剰になった状態です。ですがこの不安は悪いことではないのです。それ以上酷くならないように防御してくれているのです。ただ過剰になると日常生活に支障が出てしまうのです。
昔から不安でビビりで先生に怒られたり、親に怒られたりするのが極端に嫌で、トラウマみたいなことってなかったですか?
極端に物事をキッチリとしすぎて確認ばっかりしすぎて困ったことってありませんか?
頭痛やめまいもしょっちゅう起こりませんか?
これらは自律神経の仕業なんです。
あらゆる場面で不安に想う癖が強い
「もし○○になったらどうしよう」
不安がまた不安をよびます。そしたら現実に起こっているように脳や自律神経は勘違いして自己暗示をかけてしまいます。実際はそうではないとしてもです。
極端な潔癖症の方のケース
鳩の糞が絶対にかかっていないのにかかったんじゃないかと考えてしまう方がいらっしゃいます。頭から、その事が離れない状態がずっと続きます。強迫性障害の方に多いです。
これも精神的ストレスからくる自律神経の仕業です。自分で悪い方へ思い込んでしまうのです。対策の一つとしては、姿勢を正すことです。姿勢を正すとメンタル面は強化されてきます。
これをしたから、すぐに不安がなくなるということではありません。でも今よりも少しは呼吸がしやすくなったりしますよ。姿勢を正しましょう。
心配性からくる尿意
例えば、「小学校の時、トイレに行けずにおもらししてしまって、みんなに笑われた」という経験をしたとします。すると、それがトラウマのようになってしまうことがあるのです。
またご両親の躾が厳しくて、いつもキチンとしなければ怒られるので、礼儀や挨拶、掃除や姿勢など神経質になってしまっていませんでしたか?
子供というのは育っていく環境で特にお母さんの影響を多く受けるものです。兄弟がいて同じように育ったとしても、あなただけが性格的に不安神経症になってしまっていることもあります。
実は尿意も心配性からくるものなんです。そして自律神経の中の迷走神経が過剰に働いて尿道括約筋を刺激してしまうことで尿意をもよおすことがあるのです。
この場合は、おしっこが膀胱にたまっていなくても「トイレにいかなくちゃ」と脳が感じてしまって、誤って指令を出してしまうのです。

緊張すると、おしっこに行きたくなる理由
当院に女子大生の方がお越しくださっております。この方は、極度の対人恐怖と不安神経症で心配症でした。
何かあると、すぐにトイレに行っておられました。小さい頃もクラブ活動で陸上をされていましたが、試合前は、さっきトイレに行ったのに5分も経たないうちに、またトイレに行きたくなってしまうのです。
そこで彼女は「水分を摂らなければ、おしっこにいかずに済む」と考えました。それでも試合の前や、試験、彼氏とデートの時は、頻繁にもよおしてしまっていました。
これは精神的ストレスからくる緊張で尿意をもよおすということになります。
通常ですと、膀胱におしっこがたまると「満タンになりました!」という信号が膀胱から脳へ送られます。そうしたら脳から尿道括約筋を緩めて、「おしっこを出してください。」という指令がいくのです。
ところが緊張した時は、逆に脳から膀胱に信号が送られ、膀胱が収縮してしまします。その結果、膀胱におしっこが溜まっていなくても尿意をもよおしてしまうのです。
これは女性の方が多いと言われています。男性よりも尿道括約筋が短く収縮が男性よりも弱いからです。そして、おしっこが溜まっていないので、尿量も少ないのです。
女性は尿道括約筋や骨盤庭筋が弱いので尿漏れなども起こしやすいのです。ですので骨盤庭筋をしっかりとトレーニングで鍛えることも有効となるのです。ひめトレがオススメです。

心因性頻尿は身体の不調ではないと理解する
心因性頻尿ということもあります。一度、病院でみてもらってください。でも異常がない場合は精神的なものから来ている場合が多いです。
この場合は身体には異常がなく病気ではないというのがわかったのです。ですから、じっくりと時間がかかって良くなっていくものだと理解してください。
当院では、いろんなストレスに耐えれるように、まずは体力を回復しやすい身体にいたします。これが当院の自律神経専門整体です。つまり構造的ストレスの解決をして体力を増やして回復していくのです。

そして他のストレスへのあなたの耐性と特徴をみていきます。学校でいったら得意科目は何かなどを探していくんです。弱いところの強化をしていってテストに合格してもらおうということですね。
これも、じっくりとみていきますよ。だって、これはあなたの個性です。良い悪いではないのです。得意、不得意があるのです。それを探るのです。そうすると弱点が見えてきますから修正していったらいいのです。一緒に頑張ってまいりましょう。
まとめ
- 頻尿は膀胱などの泌尿器の問題ではない場合は精神的なストレスが原因のことがある
- ストレスを減らすことが大切
- ストレス耐性をつけることが大切
- メンタル強化が大切、成功体験を増やし自分に自信を持つ
- 不安からくることが多いので自己肯定感を上げていく
- 整体で機能的に体が正常に働きやすくする