

最近は、特に疲労が取れません。
朝からスッキリせず、なんとなくだるいです。
「疲労感」と「疲労」は違うと聞いたのですが、私は、どっちかわかりません!
対策や予防などがあれば教えて欲しいです。
私は、どうしたらいいのでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
「疲労」と「疲労感」の違いについてご存じでしょうか?
簡単にいうと「脳疲労」についてのことになります。
大阪も梅雨に入るのが早くなったりしていて、気圧などの影響もあるかと思います。
5月から6月にかけては、特にいろんなストレスもあったりして脳をよく使って疲労しているかもしれません。
当院は自律神経専門整体をさせていただいておりますので、いろいろ考えすぎて脳が疲れている方がたくさんお越しくださいます。
- 朝から元気がでない!
- やる気がない!
- 集中力がない!
- 嫌だなと思うことが多い!
- 物忘れがひどい!
- いつまでも眠い!
- 最近仕事が忙しい!
- どうせ自分なんか!と思うことが多い!
- 最近運動を全然やってない!
こんなことはないですか?
病院で検査しても、「疲れている程度で病気などではない」といわれている方がほとんどです。
ちゃんと寝ていても、いつまでも疲れが取れない方は、今の自分の身体や心が悲鳴をあげているのかもしれません。
あなたの心と体に気づいてあげて欲しいのです。
お悩みの方は、どうぞ、ご覧になってください。
疲労と疲労感の違いがわからない方
疲労と疲労感の違いを知り適切な対策をする

最近、なんとなく疲れやすいんです!
寝ても途中で起きてしまったり、朝もスッキリしないことが多いです。
身体が感じる疲労と疲れた感じがする疲労感というのは別物なんです。
僕は中学、高校とサッカーをしておりましたが晴れた日のあまり暑くない、すがすがしい時に練習や試合をした時の疲れと、雨の日の、めちゃくちゃ蒸し暑い日の練習や試合とでは、同じ時間走ったり、だいたい同じ距離を走ったとしても、疲れ方が全然違いました。
これは環境に応じて身体が勝手に心拍数を上げたり、汗をかく量を調節したりしてくれているからなのです。
そして呼吸も速くして、その環境に適したようにしてくれているんです。
この調整は自律神経が関係します。
いろんな対応をしてくれている自律神経がバタバタ調節して疲れて脳疲労がおこるんです。
つまり脳が疲れているんです。
また大学4回生の時、就職活動が無事に終了し、その就職活動の経過や結果などを、就職報告会という形で後輩に話をしてくれという依頼を受けて講演したことがあります。
その時は200人くらいの学生さんの前でお話させてもらいました。
200人くらいの大勢の人前で話するのは、とても苦手です。赤面症な私は、引き受けるかどうか迷ったのですが、これも何かの良い機会だと思い引き受けました。
当日の講演の台本を必死で書き、練習もしました。とても緊張して、考えるだけで疲れました。これは脳疲労です。人前で話をするというストレスが自律神経に影響し、交感神経が上がったのだと思います。
終わってしまえば、良い経験だったと思いますが、その時は心臓が飛び出るくらい緊張しました。(笑)
このように悩み事、考え事で思考を優位に使っていると脳が疲れることがあるのです。
脳が疲れるってどういうこと

「疲労感」という情報を受けるのは脳の中の眼窩前頭野というところです。
脳が疲れると眼窩前頭野へ情報が送られます。
そして、体を守るために、これ以上活動しないように「身体が疲れている」と勘違いさせてくれます。
これが疲労感です。
これは生命の危機を逃れるための防御反応なんです。
自律神経失調症やうつ病もこれと同じで、やる気がなくなります。
これは生命維持の最低限のエネルギーを残しておくための防御反応で「うつ病」にして動かさないように、動けなくしてくれているのです。
つまり、今のその方には「休む」ということが「必要」な反応なのです。
ここでいう最低限とは、心臓とか目とかを動かすエネルギーを確保するための「最低限の体力」ということです。
疲れにくくするには
疲れにくい身体をつくるには脳の疲れをとることが大切です。
その脳の疲れをとるのが「睡眠」です。
だから睡眠は、第一優先にして欲しいのです。
昔は寝ないで頑張ったということが、「戦後の日本の美徳」みたいな感じでしたが、今の美徳は、できるだけ自由な時間を持って効率よく生産性をあげて、しっかり休みをとることが大切なのではないかと私は考えております。
あなたの「疲れ対策」は間違っているかもしれません

①運動すると疲労物質の乳酸がたまるから疲れる
最近の研究では乳酸は疲労物質ではなく、壊れた筋細胞を修復する働きがあり脳で栄養源にもなるとわかっています。
乳酸は無酸素運動のような、きつい運動で発生します。ですが代謝されます。再利用されてエネルギーとして使われます。
ですので「運動」は大切だと考えます。また不安やイライラした時にも「運動」はとても効果的だという研究結果も出ております。
②冬でも早寝・早起きは良い習慣
冬の寒い時の早寝早起きは、怪我や心筋梗塞の恐れがありますので必ずしも正解とはいえません。
ケースバイケースですね。
また早朝覚醒といった「不眠症」かもしれませんので、お悩みの方は、一度、病院で診察を受けてください。
③疲れたと感じたら栄養ドリンクを飲む
カフェインが入っていて、カラ元気を一時的に出すだけです。
余計に体力がなくなっていまいます。
絶対にやめた方がいいです。
当院ではカフェインの飲みすぎに注意しております。
ちなみに私は「ノンカフェイン」を飲んでおります。
④疲労回復でソファで座ってじっとしている
ソファでの姿勢は最悪です。
腰痛や肩こりの原因になります。
椅子に座って姿勢を正してください。
当院ではペットボトルやMOGUクッションをおすすめしております。
30分に一度は、軽く運動するのをオススメしております。

疲労の仕組み
疲れると人間の身体や心はどうなっていくのか・・・
脳の中では「疲労」というのは、視床下部、前帯状回が疲れることになります。(自律神経の中枢)
すると身体の中では「活性酸素」が大量に発生します。
身体の中では抗酸化物質が対抗しきれなくなり「疲労」を起こします。
これが回復されずに継続していまい、疲労が蓄積されていくと「疲労が慢性化」してしまいます。
そうなると生活習慣病を引き起こしやすくなってしまうのです。
- 老化
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 高血圧
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- 白内障など
このような生活習慣病を引き起こしやすくなります。
活性酸素が発生すると
ストレス➡自律神経の乱れ➡活性酸素が発生
↓
活性酸素が増えすぎる➡細胞や筋肉を酸化させて破壊していく
↓
細胞から老廃物が増加➡FF(ファティーグファクター)という疲労物質が発生
↓
脳の眼窩前頭野にFFがたまってきたという情報が伝わり、疲労感が生まれる
ストレス➡交感神経が優位になる➡継続されると疲弊する
年齢とともに交感神経と副交感神経の振れ幅も少なくなってきますので余計に自律神経の機能が低下してしまうことも考えられます。
目の疲労にも注目
目に関しての疲労
脳内視力というのがあります。
ちょっと前、3Dに見えるというゲームが流行りました。
ですが、ほとんどの子供がこの機能を使いませんでした。
原因としては乗り物酔いの感じになりゲームをしていると気持ちが悪くなるということだったのです。
これはまさに脳内視力の乱れです。
左右の目は脳に情報を伝えるのにタイムラグがあるのです。
伝達がバラバラになるのです。
そして、それらの情報を処理するのが大変なため脳が疲れるのです。
紫外線対策
紫外線を浴びると活性酸素が作られてしまいます。
紫外線は肌だけでなく目も疲労してしまいます。
マラソン選手がサングラスをするのは目からの紫外線をカットしているということもあるんです。
つまり、サングラスをすると疲れ度合いが違うんです。
だからマラソンをする人はサングラスをして走ってくださいね。

太陽光を浴びる➡目に紫外線が入る
↓
ほとんど角膜で吸収される➡残りは水晶体、網膜➡活性酸素が大量発生➡炎症反応が起こる
↓
紫外線が来たぞという情報が脳に伝わる
↓
自律神経の中枢がメラノサイトを活性化させる➡メラニンを分泌➡日焼けやシミの原因になる
正しい紫外線ブロック
- サングラスをする
- 日傘をさす(身体に近づける)
- 曇りでも、日陰や屋内でも注意する
- 皮膚からの吸収にも注意したいため帽子や長袖シャツなども活用する
日常生活で問題がある点
- 球技が苦手
- 死角ができやすいので車をこすってしまう
- 加齢とともに活字を追うのが疲れる
- 不安や緊張が常にある(自律神経との関係)
- 長い時間、じっとしていられなかったり、記憶力、集中力が低下したりする(ADHD)
- 目の動きに機能低下があると前庭動眼反射などの反射が鈍くなり「めまい」「頭痛」が起こることもある
脳内視力が良くなると起きるメリット
- 頭痛が消える
- 肩コリがよくなる
- 睡眠不足が解消
- 集中力が続く
- 理解力が上がる
- 学力が上がる
- スポーツが上手になる
- 乗り物酔いをしなくなる
- 見える世界が変わる
- 趣味を楽しめる
- 気分が明るくなる
- 人生が開ける
参考文献:「疲れ・頭痛・肩コリが「脳内視力」で治った!」より
おすすめの疲労回復法
自然とたわむれる究極のマインドフルネス
田舎に帰ると必ず行く渓流です。とっても癒されました。自然はいいですよね。
こんな中で瞑想したら、またいつもと違う感じでした。
参考文献
↓↓↓
身体を動かす
疲労回復の食べ物を食べる
- 【ビタミンB1】豚肉 、大豆 、うなぎの蒲焼き、玄米 、きのこ
- 【ビタミンC】パプリカ、ブロッコリー、レモン、いちご、ミカン
- 【ブドウ糖】穀類、ぶどう、バナナ、はちみつ
- 【鉄分】レバー、あさり、いわし、小松菜、ホウレンソウ、プルーン
- 【クエン酸】梅干し、レモン、オレンジ
まとめ
- 睡眠をおろそかにしない
- カフェインなどの栄養ドリンクは飲まない
- 軽い運動をする(5キロウォーキングなど)
- 疲労回復に玄米と納豆、バナナ、レバーなどを食べる
- 自然と戯れるためにマインドフルネスを活用する
- 目を疲れさせない、休める