自転車に乗ると腰が痛いです。
お尻と太ももの裏まで痺れと痛みがあり辛いです。
動き出すと大丈夫です。
掃除機をかけても腰が痛くなることもあります。
どうしたらマシになりますか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
坐骨神経痛があり、足まで痺れておられる40代の女性です。
腰椎椎間板ヘルニアと診断されておられ、整形外科では腰の牽引と電気治療、湿布をされています。数か月経過していますが、なかなか変化がなかったそうです。
特に自転車に乗る時と掃除機をかける時に痛みが出るそうです。
同じように腰の痛みや坐骨神経痛でお悩みの方は、どうぞ、お読みになってください。
ヘルニアの症状が軽減できる
介護の仕事をしていてヘルニア、坐骨神経痛が辛い
介護の仕事で腰痛はつきもの
介護の仕事をされていると、腰痛の方は多いと思います。
利用者さんへの体の動かし方などは、学んでおられるのですが、自分自身のお身体の動かし方には、あまり注意されず、また、それ以上に仕事はハードで、人数も限られているため、本当に大変だと思います。
そんな無理な状態が続きますと、体が悲鳴をあげてしまいます。
それがギックリ腰や、ギックリ背中なんです。特にご自身よりも他人に優しい介護職の方は、ご自身のお体をもっと労わってあげてください。
椎間板ヘルニアでも痛くないケースもある
「ヘルニア」というのは、もとあった位置から「ズレル、出る」という意味です。
脱腸というのは、鼠径ヘルニアのことなんです。
ただ腰に関していえば、実際にヘルニアと診断されて、神経を圧迫して、症状を出しているのは、意外と少ないものだといわれています。ですのでヘルニアと診断されたら即手術と思わないようにしてください。
当院では、実際に手術を考えておられても、手術を回避され整体で楽になられた方がたくさん来てくださっております。
この方はアキレス腱付近のシビレと痛みがありました。
その他にも、つま先のしびれ、足の裏のしびれと座った時のお尻の痛みと痺れがあります。
施術の後は楽になってくださいました。
一度で良くなるということではなく、検査がクリアになっていき、生活習慣と姿勢を見直していただきますと全身のバランスが整い自然治癒力が最大限に発揮できるお身体になっていかれて再発しにくいお体になっていきます。ですので、ある程度、日数はかかるものと考えてください。
特に最初の6回は、通院間隔を詰めてお越しいただくことをオススメいたします。今までの悪い習慣に戻りやすいので良い習慣を身に付けるためには、必要なことなのです。
当院の施術
骨盤、股関節、背骨の調整をさせていただき、特にお体の前面にあります、筋肉や血管、リンパ、歪みなどのバランス調整をさせていただきました。
この方は特に大腰筋という筋肉が硬く柔軟性がなく異常がありました。
この筋肉をしっかりと緩めさせていただき、調整いたしました。
自転車に乗った時の仙腸関節の痛み
仙腸関節に歪みがある場合、自転車に乗った時、または掃除機をかけた時に、痛みが出る場合があります。これだけが原因ではありませんが、原因のひとつと考えております。
掃除機の正しいかけ方
- 掃除機を持つときは中指と薬指を中心に持つ(キツネさんの手で持つ)
- そうじきを持ち上げた時、太ももや骨盤にギュッとくっつける(安定する)
- 骨盤は立てて、片足を前に出して膝を曲げる
参考文献:「体の使い方を変えればこんなに疲れない!」より
自転車に乗る時の注意点
乗り方のヒント①
- サドルの前に恥骨があって座っている
- サドルの高さが低い(座った時、両足がつく)
- 腰を反らして乗っている
- ハンドルに体重をかけて手首を曲げている
- サドルの後方に左右の坐骨で座っている
- サドルの高さが高い(自転車を傾けた時に片足がつく)
- 腰を丸めて座っている
- ハンドルを握る手首は真っすぐ
- 骨盤を立てる(後ろに体重をかけた方が効率が良い)
参考文献:「疲れないカラダ大図鑑」より
乗り方のヒント②
仙腸関節を捻じらない、骨盤を捻じらないということがポイントになります。
ここでヒントとなるのが「ナンバ」です。
この「ナンバ」で動作することで骨盤を捻じりませんので、仙腸関節由来の腰痛は、かなり回避できると考えます。
ただし自転車に乗ると骨盤(坐骨)がサドルによって開く方向へいきますので、腰痛がでる可能性はあります。
昔の人は着物を着ていたので自然とナンバ歩きをしていました。
陸上選手の末續慎吾選手が取り入れたことで有名になりました。
この「ナンバ」のメリットというのは体を捻じらないので腸を捻じらないことです。
腸を捻じらないので、スタミナを温存できます。
さらに手を振るのが少ないので、エネルギーの消費を抑えることができます。
参考文献:「すごいナンバ歩き」より
痛くない気持ちの良い施術
まずは骨盤を中心にバランスを整えます。
そして上半身の方のバランスを整えます。
検査をしながら背中を揺らして調整してまいります。
1カ月経過すると可動域も正常になられました。
痺れのある動作をしてもらっても再発しなくなりました。
一度でも、ある程度は変化を実感していただけます。
どうぞヘルニアなどでお悩みの方は、どうぞご相談ください。
当院の坐骨神経痛の患者様
まとめ
- 大腰筋の調整をしっかりする
- 自転車の乗り方に注意する
- 座る姿勢に注意する