不安が時々、起こり、動悸や心臓がバクバクしたり、息苦しくなったりします。
立ちくらみやめまいもあり、朝が起きれないこともあります。
完璧を求めてもしょうがないとわかっているのですが、このまま治らなかったらどうしよう?
また発作が起こって皆に迷惑をかけたらどうしよう?と思ってしまいます。
小さい頃から親の言うことは良く聞いておりました。
躾は厳しかったです。
人の視線が気なります。
何か解決策はないでしょうか?
このようなお悩みを解決します。
身体の調子が、かなりマシになってこられたのですが、やっぱり、まだ繰り返し不安に感じることがあるという方です。この方は何をするにしても自分に自信がありません。
仕事でも「チームをサポートする役割」は得意なのですが「自分がリーダーになって何かをする」ことは、とても苦手です。
そして突然、不安が、なくならないことでパニックの症状が出て、お悩みなのです。
同じようにお悩みの方は、どうぞ、ご覧になってください。
不安をなくして楽に生活をするヒント
不安をなくすには自信が必要
不安をなくすには単純に自分に自信をつけることが大切です。
「わかってるけど、できたらやってるわ~!」ですよね。
その自信!
ハッキリ言って根拠のない自信でもいいんです。
不安も根拠がないことが多いので根拠のない自信の方がいいんです。
「大丈夫、大丈夫」と言い続けると「なんとなく大丈夫に想えてくる」というのがあって、それで、いいんです。
そして、小さな成功体験を積み重ねることです。私がオススメしたのは、小さいことでも、出来たことをノートに書いてもらいました。それを不安に思った時に見返してもらいました。すると、そのノートには、自分ができたことしか書いてないので、「私ってこんなことも、できてたんだな!」と確認することができるのです。文章に残しておくことで確かな自信に繋がりますよ。
自己尊重感を高める方法
不安に想ってなかなか、それが頭から離れない方は自己尊重感が低い可能性があります。
ですので、まずは自分の良いところを30個書いて欲しいのです。
もちろん人から言われるということも大切ですし、それも自己尊重感につながりますが、自分で絞りだすということが大切なんです。
さあ今すぐ、紙とペンを出して自分のいいところを30個書いてみてくださいね。
後で、もう少し詳しく、自己肯定感を上げる方法を解説いたします。
そもそも自己尊重感を勘違いしている方が多いです。自己尊重感とは、良い面も悪い面もすべて受け入れて、そのままで良いということです。
自己尊重感を持つと精神的な健康や幸福感に繋がります。他人からの承認や評価に依存しなくなります。自分の感情をコントロールすることができるのです。他人と比較せず、自分に対して完璧主義になりすぎず、自分をねぎらうことが大切です。
ストレスに対抗するために必要なこと
ストレスに対しての対抗する力をつけていくには、この分母の4つがとても重要なのです。ストレスを減らし対抗できる能力を高めることが大切なんです。
情緒的サポートがあると安心・安定につながる
情緒的サポートはわかってもらえるということです。
大事なのは結果よりもプロセスなんです。このプロセス(経過)が大事なんです。
何があったのかが重要なのです。
この方は「コーヒーを止めてくださいね」といっても、どうしても飲んでしまったそうです。
仕事でミスをして上司にみんなの前で怒られたそうです。
むしゃくしゃすることがあってコーヒーを飲んでしまったそうです。
このコーヒーを飲んでしまったという結果よりもむしゃくしゃして・・・というのが大切なんです。
そりゃあコーヒーの1杯くらい飲みたくなりますよね~!
これをわかってもらえるということが大切なんです。
自分の気持ちに寄り添うことが大切なんです。
対処能力を上げることで自己コントロールが可能になる
受けた大きなストレスに対して対処する能力をつけていかないと同じようなシュチエーションになると、また強大なストレスとなってしまう可能性がでてきてしまいます。
この方は上司からのパワハラでお辛くなったので、そちらにも対抗できる能力をつけていかないと、また苦しくなる可能性があるのです。
特別に当院では時間をとって自律神経整体コースでさせていただくことがございます。
パワハラを受ける人はその人に問題があることも多いです。
このような人は「NO」と言えない人が多いのです。
また「言われたことを素直に実行できない」などという性質がある場合があります。
また仕事の能力が高いのですが人間関係、コミュニケーションが苦手という場合もあります。
この方の問題でもあるのですが、その部分を変えていかないと、また同じようなストレスを受けることが予想されます。
これにはトレーニングが必要となってくるのです。それが対処能力を高めるトレーニングとなるのです。
この方の不安ですが順調にサポートでき、体力も上がってきたため転職となりましたが、とっても明るく元気にお仕事に復帰されました。
そして慢性の肩コリの症状もかなり楽になられました。対処能力が上がり感情の抑圧がうまく解放できてきたのだと考えられます。
性格的なものは急には変えるのは難しいですが適切な方法で適切な時期にさせていただけますと、かなり早期に楽になられる方もいらっしゃいます。
お一人でお悩みの方はどうぞご相談ください。
体力には4種類ある
- 治癒力
- 免疫力
- 運動力
- 調整力
これらの体力を増やしていくことが極めて重要です。
整体をさせていただくことで、体力が増強されます。
ですので当院では体からのアプローチを重視しているのです。
自己尊重感を上げる方法
まず、自己肯定感とは「ありのままの自分で良い」「このままの自分で良い」と思えることです。
何かができるということではなく、「できなくてもいい」と思えることです。
肯定には「プラスもマイナスも引き受ける」という意味が含まれています。
私の好きな詩人に相田みつをさんがいらっしゃいますが、相田みつをさんの言葉で「人間だもの」という詩があります。
七転八倒
つまづいたり
ころんだりするほうが
自然なんだな
人間だもの
相田 みつを
また、私の好きな本で中村天風さんの「運命を拓く」という本の中にもこのような言葉があります。
現在の生活の状態、境遇、環境、職業、何もかも一切のすべてを、心の底から本当に満足し、感謝して活きているとしたら、本当にその人は幸福なのである。
中村 天風
まさに、これが私は自己肯定感ではないかと考えております。
そして物事は、すべてが善悪ではないと考えることができます。
オールオッケーと考えてしまうことが大切なんです。
参考文献:「運命を拓く」より
心が強いとは
- 人間関係が良好だと心が安定、強くなる
- 自己肯定感が増えると心が安定、強くなる
- 自己コントロール(自己調整)ができると心が安定、強くなる
自己肯定感が低い人の特徴
- マイナス思考、マイナス感情になりやすい(HSPの人に多い)
- 気が弱く、自信がなく、消極的、静か、控えめ、自己主張が少ない、謙遜しすぎ
- 自分の気持ちを抑えすぎて、相手のことばかり気にし過ぎる
- 承認欲求が強い(子供の頃の環境にも影響する。自分の欲求を親に満たしてもらえなかった。褒めてもらえなかった。)
- 慢性的なストレスで交感神経が優位に働き続けると神経が休めないので、不安、不眠、パニックなどが起こってしまう。これがもっと進むとフリーズ状態で動けなくなってしまう
- 便秘や下痢を繰り返す
自己肯定感テスト
- 15~11個:大丈夫です!自己肯定感を今のまま高めていってください。
- 10~6個:自己肯定感と自己嫌悪を繰り返す不安定な状態です。
- 5~0個:生きる事も苦しく感じることがあるかもしれません。自己肯定感を少しでもあげていきましょう。
生まれ育った環境が影響する
お母さんの言うことを聞いていたら、お母さんは安心するみたいだったので、私は子供のころから、自然とお母さんの言うことに無条件で同意するのが良いことだと思っていました。
自然と自分の気持ちより、お母さんの気持ちを優先するようになっていました。
お母さんが選んだ服を着て、友達が食べているようなお菓子ではなくお母さんが選んだお菓子だけを食べて、マンガではなくお母さんの選んだ本を読みました。
○○ちゃんは、これでいいよね!
うん。(時々息苦しく感じたけど、私が意見してお母さんを悲しませるのはいけないことだと思っていました。)
ある日、クリスマスの時に、クラスメートからパーティに誘われました。
それをお母さんに言ったら・・・
○○ちゃんは、お母さんとクリスマスパーティしようね。
たくさんの人数でお友達のところに押しかけたら、ご迷惑だから・・
うん(それ以来、クラスメートの誘いは、すべて断り、クラスからは孤立するようになりました。孤立するのは、私がいけないんだと思うようになりました。)
お母さんは、私を産んだ時、お父さんの親(義父母)から「専業主婦なんだから、家の中のことをちゃんとしないとね」などと嫌味を言われたり、「女の子か~次は跡取りの男の子よね~」などと嫌味を言われて泣いたそうです。
お母さんは寂しく、独りぼっちです。子供さんだけが味方なので過干渉になりがちです。
すべての事に対してお子さんに同意を求めるような話し方になってしまうことがあるのです。
このようなお母さんに育てられた場合、子供は「いい子ちゃん」になる可能性があります。
そして子供さんは自分の感情を押し殺す癖がつきます。感情の抑圧が当たり前になります。
本当は自分はこうしたいのに、お母さんが悲しむかもしれない、お母さんが怒るかもしれないということで、できるだけ言う事をきくようになるのが当たりまえになってしまうのです。
これは言葉を変えれば、構い過ぎる親の「優しい虐待」かもしれません。
このような場合、お母さんの心理的な発達などの心理セラピーをさせていただくことで、自己肯定感があがり、お子さんにも良い方向へ向かうことがあります。
ですので、当院では一緒にお母さんにアドバイスをさせていただくこともございます。
インナーチャイルドを回復する
インナーチャイルドもしくはアダルトチルドレンという言葉をご存じでしょうか?
小さい頃の家庭環境によって大人になっても安心、安全ということがわからず、常に緊張してしまい、パニック発作を起こしてしまったり、目眩や頭痛が起こったりしてしまい日常生活に支障が出ることがあるのです。
複雑な家庭環境で育ったこの環境を機能不全家族と言います。
①は虐待や夫婦喧嘩を見て育ったり、親からの育児放棄を受けたり、厳しすぎる躾を受けることで、子供は自分の意見を言えなくなってしまうのです。自分が我慢すればお母さんは機嫌がいいと感じるようになり、自分の意志を持たなくなってしまうのです。
②に関しては過保護すぎると自分で考えることをしなくなり、依存が強くなってしまいます。子供の頃から、このように育てられると「やってもらって当たり前」ということになってしまうのです。
③はヤングケアラーのように小さい頃から下の兄弟の面倒を見ていたり、病弱の親の代わりをしていたりすると自分は長男だから当たり前、長女だから当たり前のように育ち、自分よりも他人に軸が言ってしまいます。また過度な親からの期待を受け過ぎることも自分というものが無くなって育ってしまうのです。
そうなってくると安全や愛着というものが形成されていないので、常にビビッているような感じになり、緊張してしまうのです。
すると首や肩や背中がコリますので息苦しくなったり、呼吸が浅くなったり、睡眠の質が低下したり、頭の血流が悪くなり頭痛や目眩が出ることがあるのです。
不安や恐れが何もないのに襲ってきたりすることもあります。
自分から発信するベクトルではなくて、相手からの反応に対応しようとするベクトルになり、とっても疲れてしまうのです。
回避というのは、相手からいろんなことを言われると辛いので遮断してしまうことです。
SNSなどでちょっとした嫌な事を少し言われただけでブロックするような方に多いです。
こんな時は、過去の嫌なことを思い出したり、未来の不安を考え込んだりしてしまいます。
すると頭で過去や未来を行ったり来たりするので、とても疲れます。
このような思考の癖から回復するには「今ココ」を五感を使って意識することが大切なのです。
この状態だと非常に脳が疲れます。
脳が疲れるとエネルギー不足になりますので、ネガティブに考えやすくなったり、過去の嫌なことや未来の不安を考えやすくなります。
そして、他人との境界がわからなくなり、他人の問題でも自分のことのように考えすぎて疲れるのです。
また心に解決していないクイズのようなモヤモヤしたものがあっても、そのことに執着しすぎて疲れてしまいます。眠れなくなったりしてしまうのです。
あなたが大人になるとは、どういうことですか?
- 赤ちゃん:「心地よさ」だけを持って生まれてくる
- 育児期:「正しさ」「損得」を身に着けていく
- 思春期:「心地よさ」を復活させていく
大人になっていくというのは、心地よさを復活させていくことが重要なのです。
そのためには、「今ここ」を五感で感じることが必要になってきます。
その後に、過去を癒やしていくということが必要なのです。
良くなっていく過程
- 知る(マイナスの思い込みに気づく)
- 向きあう、引き受ける(見たくなかった自分に向きあうことで変われる)
- 行動する(本音を吐きだす、イメージした未来を習慣にする)
出さない手紙
なぜそうなったのか、原因に目を向けていきます。
まず親に対する不満を紙に書いてみます。
そしてご主人や友だちなどに話してみてもいいです。
親、嫌な人のことを、「なぜ嫌なのか」を考えてみます。
これらのことを本人には「出さない手紙」として、書いてみてください。
出さないのですから、その事で揉めることありませんので心配しないでください。
その出さない手紙を書いた時の、あなたの気持ち、感情がとても大切なのです。心の奥にしまっていた感情を少しづつ開放させてあげることが大事なのです。
その時、我慢していた、あなたの心に目を向けたあげましょう。
当院では、このような「出さない手紙」で自分に向き合うことができ、解決していった方もいらっしゃいます。
やりたいことを書きだす
自分のことを知り、見つめることができてきたら、行動することが大切です。
次の段階では、自分のやりたいことを書きだしていきます。
身体に目を向ける
頭ではわかっていても身体が言うことを聞かないことがあります。
これは体からの危険信号のサインかもしれません。
休むことも大切なのです。
そして自分の中の「心さん」(インナーチャイルド)に、このように語りかけてください。
- 嫌な気持ちだったのに耐えてくれて「ありがとう」
- そんな気持ち、、あなたを放っておいて「ごめんなさい」
- 心、あなたのことを「愛してます」
自分の気持ちを感じてあげる
自分の本当に心で思っていることと、建前のような思考、考えというのは違うことが多いです。
大人になると余計にあるかもしれません。
仮面をかぶり演じているとも言えるかもしれません。
簡単な例でいいますと、お母さんだから「こうしなければならない」とか、「こうあるべきだ」と考えてしまうということです。
また、その自分の本心に気づいていないことも多くあります。
その気づかないフリをしているのも癖があって、だんだん無意識に自分の本心を無視するようになって、それが当たり前になっている場合が多いのです。特に人に気を使いすぎたり、気配りができたり、自分より人を優先してしまうような「良い人」に多いのです。
そんな本当の自分を無視しないで欲しいのです。
自分の本心に気づいてあげないと、どんどん筋肉が知らず知らずに緊張してしまいます。
ストレスに感じていることもわからなくなってしまっているのです。
当院で肩と顎が不調の方も、食いしばりがありました。
本人は気づいていないのです。
検査をさせていただくと、圧痛があります。
施術させていただき、その痛みが軽減すると、自分の体の悪いところに気づけることがあるのです。
パニック障害でお悩みの方
不安を和らげるヒント
まとめ
- 不安を繰り返す場合は、運動するのも良い
- 不安が強い場合は、根拠のない自信を持つ
- 不安が強い場合は、トリガーとなっている人がいる場合は、その人に「出さない手紙」を書く
- 不安を繰り返すのは、思考の癖があったりするので、思考パターンを変えることが重
- 不安が強い場合は、人に気を使いすぎている場合があるので、自我を出す訓練が必要
- 自己肯定感をあげていく事が大切