最近、何もやる気がしません。
新型感染症があり自宅自粛が身に付いてしまったからかもしれません。
子供の頃は、忘れ物がひどく、皆の輪に入れませんでした。
自閉症ではありませんが、アスペルガー傾向にあるといわれています。
心療内科では「抑うつ状態」であると診断されました。
なんとか普通に生活できるようになりたいです。
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
新型感染症により生活が一変し、いろんな影響が出て来た状態も少し落ち着いてまいりました。ですが新年より石川県にて大地震が発生し、また航空機の事故などが起こって大変驚いております。
このたびの令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被害を受けられた皆様の安全と1日でも早く平穏な生活に戻られますことを心よりお祈り申し上げます。
悲しいお辛いニュースを見ると自分のことのように辛くなることが多いです。
当院にお越しの八尾市にお住まいの20代の女子大学生のクライアントさんです。
この方は、子供の頃からの発達凸凹のアスペルガー症候群の傾向にあったそうです。ハッキリと病院で診断を受けたということではないそうですが、グレーゾンということでした。
小学校の頃から、なかなか友達もできず、クラスでも孤立していたそうです。
そして、新型感染症の影響があり、大学生になり、ますます自宅で引きこもりになってしまったそうです。
「死にたい」と思うこともあり、親御さんが心配され心療内科に行かれました。すると「抑うつ状態」であると診断されました。
もしも同じようにお悩みの方は、どうぞ参考にお読みください。
抑うつ状態から回復できるヒントを知れる
引きこもりで抑うつ状態を克服したい八尾市の女子大生
コロナ禍での心理状態
2021年5月現在の状況です。
コロナ禍の影響で、長引く不安など、心理面で抑うつ状態になられる方は、多いです。
当院でも心が、とても疲れて疲弊されている方がいます。
現在は、昨年の1回目の緊急事態宣言からすると幻滅期にあたると考えられています。
この先、どうなるのか「予期不安」が強くなっている方もいます。
あまり考えすぎると「息苦しい」「心臓がバクバク」「汗が出る」「胃腸の調子が悪い」「お通じの調子が悪い」「食欲不振」「頭痛、めまい、吐き気」「不眠」などの自律神経の症状が出てきてしまうことがあります。
幻滅期の現在で注意すべき点
生活のリズムを整える
特に睡眠に注意してください。
夜更かしして、生活リズムが乱れますと自律神経を調節してくれる「セロトニン」が分泌しにくくなります。
すると体内時計も誤作動を起こしてしまうかもしれません。
参考文献:「脳からストレスを消す技術」より
人前で流して良い涙というのは、感動する涙です。
例えばオリンピックで金メダルを取った後の「完結の涙」はいいのです。
人に感動すら与えるのです。
ですが上司に怒られて流す涙などは、大人ですと、一人でこっそり泣くべきで使い分けが大切です。
情報に左右されないように注意する
最近、SNSやネットで情報が散乱しております。
時には間違った情報を鵜呑みにして辛くなってしまうこともあります。
正確な情報をインプットできるように教養をつけることも大切です。
そして、不安を煽るような情報に過剰に反応しないようにしてください。
特に今ではワクチンの問題です。
情報に対しては、鵜呑みにせずに、信頼できる情報を自分で勉強することも大切だと感じます。
他者とのつながりを持つ
ストレスに対しては「情緒的サポート」というのが必要です。
哺乳類は皮膚接触も非常に大切です。
オキシトシンというホルモンが出て幸せに感じます。
孤独にならず、あなたのことをわかってくれる人に相談したり、また聴いたり、聴いてもらったりできる友人や家族が居ればいいんです。
いなければ、ペットでもいいです。それもダメならぬいぐるみでもいいです。
愛着を満たすには順番があります。
最初に人とのコミュニケーション、それが苦手なら、哺乳類のペット(犬や猫)、それでもダメなら、魚類や爬虫類で癒される、それでもダメなら植物など、それでもダメならぬいぐるみ、それでもダメならロボットなどです。
「死にたい」抑うつ状態、引きこもりの女子大生へのアプローチ
子供のころから現在までの家庭環境について
家族構成は、両親、姉の4人家族。
サラリーマンの家庭で不自由なく育ってこられました。
家族の仲も良かったそうです。
子供のころは、一人で遊ぶのが好きだったそうです。
小学校の頃は、忘れ物が毎日、人の話をあまり聴けなくて、じっとしているのが苦手だったそうです。
今、思えば、アスペルガー症候群の傾向にあったと考えられたそうです。
友だちは2人と少なかったが、悩みやいじめなどもなく育ったそうです。
女性だが少林寺拳法をやっていて体は鍛えていて比較的、楽しく声も出せていたそうです。
中学はバレーボール、高校もバレーボールをしていて、活発だったそうです。
クラブに熱中し、とても充実した学生生活を送っておられました。
友人も3人程度おり、毎日は楽しかったそうです。
この頃は、多動や忘れ物などもなく、ごく普通の高校生活を送っておられました。
先生に呼び出されたりすることもなく、成績も良かったそうです。
大学になり、リモートが続き、大学の友人は一人もいないそうです。
大学は第一志望に不合格となり、滑り止めの大学に行くことになられました。
本人にとっては不本意で、この頃から絶望感が増えていったそうです。
成人式も「みんなと会いたくない」という理由で行かなかったそうです。
最近では、引きこもりのような生活が続き、部屋から出てこない日もあるそうです。
引きこもっていても目立たない分、コロナ禍は逆に、自分にとって都合が言いと本心では思っているそうです。気兼ねなく、不登校になれるから、気持ちは楽だったそうです。
日光に当たる事が少なく、部屋に閉じこもっていたが、家族とはコミュニケーションをちゃんと取れているそうです。
食事も3食、食べているそうです。
ただ運動は、まったくしていないそうです。
当院のアプローチ
2回生になり、将来の事、就職のことを考えるようになったそうです。
不安や焦りというよりも、何もやる気が起こらず、「死にたい」と考えるようになったそうです。
ネットで調べて学習障害があり、自殺願望がある自分をうつ病だと思い、心療内科を受診されました。
そこで「抑うつ状態」と診断されました。
それから心療内科の先生からのご紹介で当院にもお越しくださいました。
整体で体を整えることで、気持ちも少し緩んでこられました。
「話を聴いてもらえて、心が温かくなった」という感想をいただきました。
この時、喜怒哀楽の動画、シチュエーションなどをわざと見たり、感じてもらい、心と体を繋げることを重点的にアドバイスしました。
すると感情の涙、笑いなどが自然と出るように、少しづつなっていきました。
自分で頑張られた事は、今の生活から脱却したいと思い、アルバイトができるようになられました。
英語が好きで、音楽が好きなので、できたら、それを活かせるような仕事をしたいと意欲が湧いてこられました。
当初の酸素飽和度は93%以上、上がらない状態でしたが、現在では98%平均となっております。
脈拍は60くらいです。たまに徐脈になることもありましたが、現在は70くらいで安定しております。
施術を初めて、ここまで3カ月経過しました。
まだまだこれからですが、3回生になり、より具体的に将来に向かって進んでいかれております。
当院でも、しっかりとサポートしてまいります。
当院の施術・経過
3カ月経過し、睡眠の質が上がってきました。
日中の集中力が増えてきたので、読書をしても疲れなくなってきております。
スマホの使用の制限をしてもらい、生活習慣を見直しました。
夜更かしも減り、朝にウォーキングも行けるようになっております。
少しづつですが、生活習慣の改善もできてきております。
まとめ
- 生活習慣の見直しをする
- 特に睡眠の質を上げていく
- ストレスを減らす
- セロトニンを増やす