結婚しているのに別の人を好きになってしまいました。
主人は2歳上で優しいし仕事も真面目で大切にしてくれます。
好きになった人は趣味で知り合った人で年の差も10歳以上あります。
私には子供も1人います。
なぜか主人がいるのに「一人になったらどうしよう」と不安に思えてきて別の人を探している自分がいます。
絶対に自分はおかしい!
主人がいるのに別の人を好きになるなんて人間としてどうかと思っています。
自分が嫌になります。
このようなお悩みを一緒に解決していきます。
否定的な考えが、いつも、ぐるぐる巡り、ネットで調べすぎてしまう癖のある方です。自分は悪い病気で病院でも見つけることができず一生このまま治らないんじゃないかと不安になります。
また一人になると不安になる傾向が強く、大切な人がいても保険として別の誰かと付き合ってしまったりする人もいます。美人の方に多いのも特徴の1つです。根本的にはファザコンやマザコンやエディプスコンプレックスなどの親へのこだわりが強い方に多いです。
時々、眠れなくなることがあるそうです。こうなってしまうと、どんどん悪くなっていることだけに執着してしまい、良くなっていることに、なかなか気づかないようになってしまいます。
これとは逆に良くなっていることを感じる事ができる方は少しづつでも快方へ向かいやすいです。
思考には癖というものがあって、マイナスに物事を考えてしまう方は、どんな状況でも、どこに行っても、どんな有名な先生にみてもらっても、あまり変わらないと言われる方が多いと感じます。
そのような方が少しでも良い方向へ向かっていただけたら嬉しいです。どうぞご覧になってください。
- 思考の癖に気づき自分で修正していけるようになる
だいたい14歳くらいまでの育った環境というものが、あなたの現在の思考や感情の基礎となっています。生き辛くなっている原因の1つである認知の歪みとなる事が多いのです。
ドライバーと思考の癖を知り境界性パーソナリティ障害を解決
思考などが偏りすぎると日常生活に支障が出ることもあります。まずは思考の部分の間違いに気づき修正していくことが大切です。無意識に正しいと思い込んでいることが多いので注意してください。
気づきの1つに、あなたを過剰に頑張らせる無意識的な脳内命令というものがあります。それを心理学ではドライバーと呼びます。
あなたのドライバーは何ですか
直観的に次のテストをやってみてください。あなたは、どのグループの傾向が強いのでしょうか。自分で自分のことに気づいていないことも結構あるんですよ。複数出る方もいらっしゃいます。何個当てはまるか確認してください。多いものの特徴が強いと思ってください。
グループA
グループB
グループC
グループD
グループE
どのグループが多かったですか?
- グループAの項目が多かった方は 完全であれ(Be Perfect)
- グループBの項目が多かった方は 努力せよ(Try Hard)
- グループCの項目が多かった方は他人を喜ばせろ(Please Others)
- グループDの項目が多かった方は 急げ急げ(Hurry Up)
- グループEの項目が多かった方は 強くあれ(Be Strong)
ちなみに私は「他人を喜ばせろ」が強かったです。
客観的に自分を見て言い換える
あなたのドライバーがわかったら、そのことを客観的にみます。そして、それから第三者的に「言い換えて」自分に言ってみてください。
心理学では「脚本分析」という物があって、それを強めてしまう負のエネルギーをドライバーと呼んでいます。ですがドライバーは社会的には良い方向へ働くこともあることは理解しておいてください。
例えば「完璧であれ」「努力せよ」などは社会的評価は高くなります。しかし偏りすぎると自分自身を厳しく評価してしまい、自己肯定感が低くなり社会生活に支障をきたすことがあることも理解が必要なのです。
ドライバー | 言い換えてみる |
---|---|
完璧であれ | たまには手を抜いてもいいよ |
努力せよ | 疲れたから休もうかな |
人を喜ばせよ | できないこともあるよね |
急げ急げ | あわてない、あわてない |
強くあれ | 時には弱くても良い |
「神経質」な気質が病気になりやすい理由
調べすぎて病気をつくることもある
もしも、あなたが目の奥が痛くなって、手足が痺れて、夜も眠れなくて、肘も痛くなって、足が痺れて、身体全体が重くて、眩暈がして、指の関節が痛くなって、物を落とすようになって・・・といろんな症状が出てきたとします。
まず、あなたは今の時代だとスマホやパソコンで調べるとします。
すると、原因も病名も不明で「私は不治の病で、この時代では、きっと治してくれるお医者さんはいないだろう」と思ってしまうかもしれません。
インターネットで検索すると当てはまるのは難病のようなものばかりです。
そして意を決して病院にいったとします。すると「原因が特定できません」と言われたりします。やっぱり「私は原因不明の不治の病だ」と落ち込んでしまいます。
セカンドオピニオンとして、「ここだ」と思った病院へ、片っ端から行かれるとします。それでも原因がわからないこともあるかもしれません。今の時代、いろんな情報がありすぎて、どれを信じていいのかわからないことも多いです。
「病は気から」という言葉があるように病気をあなた自身が作り上げてしまっている可能性もあるのです。
不安で不安でしょうがなく不治の病と思い込んでしまったら、そうなってしまう可能性があるのです。まさに思考は現実化してしまうものなのです。
思い込みが病気をつくる可能性がある
マスコミのノーシーボ効果
日本で起こった大震災と津波の時には、はるか遠くの離れたアメリカで放射線にさらされた証拠がまったくない人から原子力汚染の症状によく似た症状が報告されたそうです。
マスコミの情報で、それを信じて「自分もそうかもしれない!きっとそうに違いない」と思い込んで、その症状になってしまわれた方が現実にいらっしゃるのです。
また、ガンだと思い込んだ患者さんがガンではなかったのに死んでしまったという例もあるそうです。
怖いですよね。脳の思い込みって!
このように思い込んで悪くなってしまうことをノーシーボ効果といいます。
日本の諺では「病は気から」ということになります。
日常的にも、よくあることですが「これは難しい問題ですよ」と言われて解く回答と「これは簡単ですよ」と言われて解く回答では「簡単ですよ」と言われた方が簡単に感じて回答できることが多いのです。
それと同じで最初の先入観とか言葉などが脳へ刷り込まれてしまうのです。テレビや新聞、教授や学者さんなどの偉い人が言ったこともそうなのです。人は権威に弱いものなのです。潜在意識に刷り込まれてしまうのです。
遺伝のせいにする
これは私も良くあるのですが親がこうだったから、「きっと劣性遺伝で自分もこうなってしまっているんだ!」と遺伝子のせいにしてしまいます。
もちろん本当に遺伝的な病気などもあるかもしれません。ですが思い込んでなってしまうこともあるのです。
信念がどのように細胞に働きかけるのかを考えても良くわかります。物事に対して「脳」は「認識」します。「心」は解釈します。つまり、どのように「解釈」するかが重要なんです。
想像してみてください。
目を閉じて、目を開いたら、あなたの好きなアイドルやあなたの好きな人が目の前に現れたとします。すると脳は見るということで、その人のことを認識します。そして、その人はあなたにとって大好きな人だということに心が気づきます。
心は解釈します。すると脳がオキシトシンやドーパミン、エンドルフィンを分泌します。分泌されると肯定的な幸せな気持ちになります。この物質たちが血液を通して幸せになるように全身の細胞へ行き渡らせてくれます。
逆に目を開けて、あなたが怖いと思っている人、嫌いな人が目の前にいるとします。すると脳が見て(認識して)心が嫌だ~と気づきます。(解釈します)するとストレスを感じるのです。想像したりイメージしたりするだけでも自律神経は反応しますので動悸がしたり、心拍が上がったり、冷や汗をかいたりしてしまうのです。
脳はストレスを感じるとストレスに対抗するためにホルモンを放出します。(副腎からコルチゾールを分泌)それが蓄積されると細胞にダメージを与えてしまうのです。
病気も同じなのです。これは治らない病だと自分で思い込んだことによって、細胞まで、その反応が行き渡ってしまい、現実にそうなってしまうのです。
まさに不安がそうです。
もしこの先、「○○になってしまったらどうしよう」と不安になるとします。これを「予期不安」といいますが、これは未来のことであって、今この瞬間では本当にそうなるかどうかは誰にもわかりません。
ですが自分で作り上げてしまった妄想は膨らんで本当にそうなってしまったというように脳と自律神経は感じて反応してしまいます。その反応を自律神経はコントロールできませんから脳の誤作動や勘違い、ただの妄想でもそれを本当だと勘違いして、そのように神経伝達を通じて身体に反応させてしまうのです。
パニック障害でお悩みの方は何も起こっていなくても考えただけで、原因がなくても心臓がバクバクしたり、息が苦しくなったり、動悸がしたり、汗をかいたりしてしまうことがあります。
これは脳が誤作動を起こして自律神経が反応してしまっているということなのです。
ですが逆に同じ事柄だったとしてもプラスに捉えることで、良くなっていくこともあるということもいえるのです。
潜在意識に働きかけてしまう親の言葉
例えば親が子供に対して「お前は俺の子供だから、頭が悪い」とか、「あんたは私の子供だから、生まれつき身体が弱い」「あなたは小さい頃から国語が苦手」などと言ったとします。すると子供は親のことを100%で信じてしまいますから洗脳されてしまいます。
きっと「自分は頭が悪い」「きっと身体が弱い」「きっと国語が苦手」なんだろう信じてしまいます。すると、これが信念となってしまうのです。
このことは子育てで、とても重大なことになってしまうかもしれません。
親が良かれと思ってしていたことや言っていた言葉が子供を苦しめることになる可能性が十分にあるのです。
- 「あんたは将来、きっと苦労するから、勉強しなさい」
- 「あんたは男の子なんやから、泣いたらアカン!」
- 「あなたは女の子だから、おしとやかにしなさい!」
このような感じで育てられたとしたら、子供は潜在意識の中に刷り込まれて、これが絶対正しいという信念になってしまうのです。
もちろん躾として必要なことも多いです。ですが、過度になりすぎると「認知の歪み」ということになる可能性があり大人になっても生き辛くなり支障が出ることもあるのです。
だから、あまりにも過保護になりすぎたりこうしなければならないと強い躾をしていると子供は窮屈になってしまうのです。
子供は基本的に親に褒められたい、親に認めてもらいたい、親に喜んでもらいたいと思っていますので、「いい子ちゃん」になりすぎて自分の意見を持つことも考えることもしなくなってしまうのです。
それが思春期になって学校に行けなくなったりしてしまうことになるかもしれないんです。
認知の歪みが苦しめる
この方の場合、「主人以外の別の人を好きになってしまうのは悪い事だ」という認知の歪みがあったとします。これは「結論の飛躍」といいます。
例えば不倫関係はダメだと思いますが、友人ならどうでしょうか?
お話するだけでも「悪い事だ」と決めつけてしまうことは極端すぎる場合があります。
認知の歪みを引き起こしてしまう可能性に注意
ある極端に潔癖症の綺麗好きのお母さんが「砂場は汚いから、入って遊ばないで!」と言っていました。このような極端に綺麗好きすぎるお母さんに育てられた子供がいたとします。
すると子供は潔癖症になったり、大人になっても強迫観念が起こったりしてしまうかもしれません。モロに親の影響を受けてしまうからなんです。これは親の認知の歪みが問題となって子供に影響を及ぼす可能性があるということの例です。
親も自分の親に、そのように育てられたから、それが正しいと思い込んでしまうのです。
認知の歪み
- 全か無か思考
- 一般化しすぎ
- 心のフィルター
- マイナス化思考(プラスの否定)
- 結論への飛躍
- 拡大解釈と過小評価
- 感情的決めつけ
- すべき思考
- レッテル貼り
- 個人化
10種類の歪みがあります。自分が歪んでいるんだと気づくことが大切です。気づくことは傷つくことでもあります。今までの自分を否定することになるかもしれません。価値観を否定することになるかもしれません。
でも今、自分が変わらなアカン!変わりたい!と思ったのであれば潜在意識から顕在意識に上げてきて自分自身が変化していくことが必要なのです。
実際、私も子供のころ、親に言われた一言が本当だと信じて育ちましたが、大人になって、それが間違いだと気づいたことがありました。
ショックでした。まさに気づくことは傷つくことなんだと実感しました。
体からの調整が必要な理由
心と身体と頭は繋がっていますので、まずは体からの調整をして、安定させることが必要です。すると心も安定してくるものなのです。
あなたが、凄く疲れていて体力が低下している状態だとします。すると些細なことでもイライラしたりするのが想像できると思います。ですので、まずは体の調整が必要なのです。
体力を増やし代謝を上げる
当院の施術で歪みなどを調整させていただき、呼吸と血流、脳脊髄液やリンパなどの体液などの循環も正常に近づけていきます。すると体力が増え、自然治癒力が上がります。疲れて体力が低下しても寝たら回復してくれる身体を目指します。この回復してくるエネルギーを「代謝」といいます。
この代謝能力が上がると精神的ストレスにも耐えうるようになってくるのです。
脳の活性化が自然治癒力を正常にする
脳が活性し元気に働けるには「酸素」「栄養分」「適切な刺激」というものが必要です。酸素と栄養分は「呼吸」「血流」が大切です。
そして「適度な刺激」というのは歪みなどを調整して感じる神経が正常に働くことが大切なのです。間違ってはいけないのが「刺激過多」です。痛気持ち良いみたいに強すぎる刺激を長時間受け続けると、悪化してしまうことがあるのです。ですので、その方に合った刺激の質と量というのが非常に重要となってきます。
当院では重症の方や新規のクライアントさんは特にパルスオキシメーターで計測しながら施術をさせていただきます。特に施術中に脈が55以下のフリーズ状態(自律神経が弱り刺激に弱くなっている状態)にならないように細心の注意を払っております。
ホルモンの力を借りて元気になる
このように体力が上がってくると「やる気」も次第に上がってくるようになってきます。それは脳と密接に関係しています。その中でも「ホルモン」を分泌させるということも整体で促進しております。
ドーパミン
幸せな気持ちになると分泌されるというドーパミンですが、主にご褒美をもらった時に分泌されます。例えば釣りに行って魚が釣れた時や欲しいプレゼントをもらった時などは、バンバンに出ます。
新しい仕事や、やりたい事をしている時にも分泌されます。趣味などでもいいので自分のやりたい事をやってみてください。
最初は「今、自分の食べたいものを食べる」などでも良いですよ。お子さんやご主人さんではなく、たまには自分の食べたいものを食べてくださいね。
ノルアドレナリン
ドーパミンが分泌されるようになったら、それを元にノルアドレナリンを作ることができます。ノルアドレナリンは自分のしたいことでなくても「やる気」を出して行えるようになります。
だから、まずはやりたいことをやって「ドーパミン」を出して、それを元にして「ノルアドレナリン」を作って、頑張れるようにすることが大切なのです。
セロトニン
そしてドーパミンとノルアドレナリンをコントロールしてくれるのがセロトニンです。だからセロトニンが不足すると「やる気」などが制御できなくなってしまうのです。
だから「朝日を浴びる」「リズム運動する」ということでセロトニンをたくさん分泌できるようにしていただきたいのです。
余談になりますが、「匂い」も「やる気」に関係します。匂いの神経である嗅神経は、ダイレクトに大脳辺縁系に届きます。つまり感情と関係します。これを意識して使うことが大切です。それが刺激となるからです。使わないと退化していくものですから、引きこもりをしている方でも、少しは外出して「あ!カレーの匂いがしてきた」などと声に出して話すこと、もしくはSNSで呟くことも重要なのです。
できるだけ自然の匂いを感じて散歩してみてくださいね。
呼吸が楽になった
パニックや過呼吸があった方ですが、息苦しさがラクになられました。
まとめ
- 育ってきた環境が今の自分に影響することを知る
- 認知の歪みに気づき修正していく
- 体の調整をして安定することで心も安定する
- ホルモンの力を借りて元気になる