昼間も、あくびが連発してしまいます。
夜は眠れていると自覚しているのですが、最近、ちょっと昼間も眠いです。
自宅で自粛が多かったので運動不足になり、太ってしまいました。
更年期の症状も出てきております。
何かの病気なのかと心配になります。
どうしたらいいでしょうか?
このような、お悩みを解決します。
昼間にも「あくび」が出て困っているそうです。
睡眠時間は、自分では取れていると思っているそうです。
たまに昼間も眠たくなるそうです。持病は糖尿病があるそうです。
更年期障害も自分では、あるんじゃないかと思っているそうです。
ストレスも強く、いろんな事をマイナスに考え、人の目や人の言ったこと、SNSが気になります。
ずっとクヨクヨ悩んでしまう性格の方です。
ご家族はご主人と子供1人です。ご主人とは、あまりお話されず、仲が悪いそうです。
同じようにお悩みの方は、どうぞ、ご覧ください。
「あくび」とは
「あくび」は脳の覚醒に関係があると言われています。
簡単にいうと、あくびをするようにという指令が脳から出ています。以前は酸素欠乏で「あくび」が出ると考えられていました。しかし現在ではハッキリとした理由は不明ですが、眠ったらダメな時に、眠らないようにするために「あくび」をして脳を覚醒しようとしていると考えられるようになってきました。
あくびをすると、大きく口を開けます。すると咬筋が伸ばされて、血流が少し良くなります。それが神経を介して大脳新皮質を刺激して一時的に頭をハッキリさせることになるのです。
酸素欠乏の可能性
寝不足以外では、脳の酸欠状態の可能性があります。
仕事のストレスや家庭でのストレスなどが強く継続的にあると、色んな考え事をして、脳が疲れます。すると脳は栄養分と酸素をいっぱい消費します。
パルスオキシメーターで計測すると酸素飽和度が少なくなっている方も多いです。当院では96%以下は注意していただくようにしております。
また貧血や起立性調節障害でも、使われた酸素を体内に、いっぱい取り込もうとして「あくび」が連発されることがあります。また精神的な緊張が起こると、自律神経が勝手に反応して、落ち着かせようとして「あくび」が出ることもあるのです。
私も人前で話すことがありますが、「あくび」が出ることがあります。それは、ひょっとして、脳を覚醒させるため、もしくは緊張を和らげるために出ているのかもしれません。
- 眠い(睡眠不足)
- だるい
- 疲れが取れない
- 集中力が低下
- 頭痛
- 目がかすむ
病気の可能性もある
- 脳梗塞、脳腫瘍
- 貧血
- 低血圧
- 狭心症
- 睡眠時無呼吸症候群
- 糖尿病
- 更年期障害
- 熱中症
ふらつきなどがあったり、手足が痺れたりすることがあったら、すぐに病院に行ってください。
生あくびに注意する
生あくびというのは、ハッキリ原因はわかりませんが、「脳の温度調節」「脳の酸素欠乏」「脳の覚醒」の可能性があると考えられています。
私は、緊張する場面で「あくび」をした経験がありますので、自律神経やストレスとも関係があるのではないかと考えております。またこの方は糖尿病がありますので、睡眠の質にも原因があるかもしれません。
当院で、考え事や悩み事が多い方は、思考(頭)ばかりを使うので「上気」の状態になっているとお話させていただくことがあります。
こうなると足の感覚や身体の感覚が鈍くなって、足に異常がないのに「ふわふわ」したり、「フラフラ」したりすることがあります。
当院では、この状態は、脳が疲労を起こして、血流不足で酸素欠乏を起こしていると考えております。
回復には「睡眠」が大切です。また「脳脊髄液」の流れも悪くなっているかもしれませんので、このような体操をオススメしております。
「あくび」で自律神経のバランスを整える
酸素欠乏から解決する方法
- 軽い運動をする
- 深呼吸をする
- 鉄分やマグネシウムを摂取する
ポリヴェーガル理論から考える「あくび」
自律神経といえば、交感神経と副交感神経の2つの考えられていましたが、特に哺乳類などでは、社会的な関わりである、もう一つの迷走神経が重要だという理論があります。それがポリヴェーガル理論です。
上の図では、黄色の部分が社会的な関わりです。副交感神経の疑核というところの部分です。
顔は知っているけど、名前がわからない位の人と町で会ったとしたら、笑顔で挨拶をしますよね。そのような時にもストレスを感じて反応します。
そして、少し強いストレスには、「戦う」か「逃げる」かで対応します。これが交感神経です。
さらにもっと強いストレスの場合は、「通りすぎるまで待つ」という「フリーズ」で対応します。ダンゴムシが丸くなるのと同じです。
ストレス耐性をつけていくには、副交感神経のレベルを上げていけばいいのです。これができたら、ストレスが強くても、笑って過ごせることになるのです。
この社会性でいいますと、顔面神経が関係します。笑顔ですね。
ですので、わざと奥歯に割り箸を加えて、笑顔になる訓練をすることで、表情筋からも脳へアプローチでき、脳をだますことができるようになるのです。
当院の心身両方からのアプローチ
この方の症状と特徴と悩み
- 更年期の症状(上半身だけ汗をかく)
- 不眠症
- 頭痛
- 倦怠感
- 糖尿病
- 足元がふわふわする
- あくびが止まらない
- ○○しなければならない思考が強い
- 食欲不振
- 自分より主人や子供を優先してしまう
- 我慢しすぎる
- 感情を出さない
更年期のオススメの過ごし方
月経が有る時は女性ホルモンが分泌され、身体のいろんな調節をしてくれています。骨の貯蔵量も調節してくれています。
ですので更年期で閉経すると骨粗しょう症になる方が増えます。
骨からカルシウムが溶け出して、血液中にあふれ出します。
そうなると、身体のあちこちに石灰化といってカルシウムの塊が出来てしまします。
多くは、肩にできると「五十肩」、動脈におこると「動脈硬化」、尿管だと「尿管結石」、指だと「ヘバーデン結節」などが増えてきます。
また炎症の増えますので、あちこちに痛みが出ることもあります。
代わりになるということではありませんが、大豆製品のイソフラボンが、オススメされています。
またビタミン不足の方も、とてもたくさんいらっしゃいますので、ご注意ください。
ビタミンの名前 | はたらき | 不足したら出る症状 | オススメの食べ物 |
ビタミンB1 | ・エネルギーを作る ・アルコール分解 ・神経機能維持 | ・疲労、動悸、倦怠 ・息切れ、筋力低下 ・脚気 ・物忘れ、イライラ | ・豚肉 ・焼きのり ・落花生 ・ウナギ ・卵 |
ビタミンB2 | ・脂肪酸利用 ・エネルギーを作る ・解毒 ・免疫力保持 ・抗酸化作用 | ・口内炎、目の炎症 ・ニキビ ・疲労、体重減少 ・流産 ・感染症、うつ | ・焼きのり ・干ししいたけ ・納豆 ・牛乳 ・卵 ・豚肉 |
ビタミンB6 | ・アミノ酸利用 ・神経伝達物質合成 ・造血を助ける ・抗炎症作用 | ・動脈硬化 ・つわり、けいれん ・感染症、喘息 ・貧血、関節炎 | ・イワシ ・大豆 ・クルミ ・バナナ ・豚肉 ・ジャガイモ |
ビタミンB12 | ・エネルギーを作る ・神経の修復 ・生体リズム調節 ・免疫機能維持 ・造血を助ける | ・倦怠、脱力 ・近く異常 ・神経痛 ・睡眠障害 ・悪性貧血 ・関節痛 | ・牡蠣 ・魚の卵 ・ニシン ・サバ ・豚肉 ・イワシ ・卵 |
また気持ち的な部分でも改善につながる「軽い運動」がオススメです。
不眠症を解決するヒント
- 朝日を浴びる
- 適度な運動
- タンパク質をしっかり食べる
- 朝ごはんを食べる
- 寝る前にスマホをしない
- スマホを目覚まし時計の代わりにしない
- 寝る前に悩み事を考えず、今日あった3つ良いことを思い出す
当院での施術の経過
全身の調整、特に骨盤と首、頭とお腹をその日の調子をみながら調整していきました。
更年期もあり、ストレスも強いので、副交感神経が働きやすいように調整していき、心と体と頭を繋げるために、感情の涙を流すように映画などをオススメしました。
少しづつですが、繋がるようになり、感情、感覚を感じるようになられていきました。
不眠症でお悩みの方
まとめ
- あくびには病気の可能性もあることを知る
- あくびは自律神経の調整にも必要な場合もある
- 生あくびには注意する
- ポリヴェーガル理論から考える
- 整体も心身共に安定するために有効
- 更年期の過ごし方を知る
- 不眠症を解決する方法を知る