

自分の子供が発達障害じゃないかと思うと、とても悩みます。
病院で診断はされていませんが、非常に不自由に感じることがあります。
インターネットで調べると自閉症やアスペルガー症候群に当てはまることが多いです。
大人になって困ったらどうしようと不安になります。
このようなお悩みを解決します。
自分の子供が発達凸凹で自分に責任があるのではないかとお悩みのお母さんです。
息子さんは現在、高校生です。
小学校のころは毎日、忘れ物をしていました。
コミュニケーションも苦手で、ごく少数の友達としか話したりしませんでした。
息子さんは、ある一つのものに、こだわりが強く、ゼロか100か、正義をつらぬく、融通が利かない性格だそうです。
その息子さんのことで、お悩みのお母さんが、とてもお疲れで施術を受けにきてくださいました。
当院では「発達障害のお子さんの支援」と「発達障害を持つお母さんのケア」をさせていただいております。発達障害が良くなるということではなく、一緒にスムーズに生活ができるようになっていただけたらと考えております。
同じような、お悩みの方は、どうぞご覧になってください。
- 発達凸凹で悩んでいる方、そのご家族
- 発達障害の子供が大人になったらどうなるか心配な方
- 発達障害の子供が少しでも楽に生活できたらと思う方
発達凸凹とは
発達凸凹は脳の一部の機能の偏りが原因であると考えられています。
遺伝も関係するといわれています。
ただし必ず親が原因ではありません。
親子でも個別に診断を受けられることを病院では、すすめられることが多いそうです。
当院へお越しの息子さんは、現在では、ゲームにのめり込んだり、ある特定のものに執着が凄いそうです。
ただ学校では学習障害は、ないものとされているそうです。
発達凸凹でお悩みの場合、障害者手帳を取得することも可能な場合があります。
その場合、医師の診断が必ず必要です。
発達凸凹があると、周囲には、わかりずらいので、学校や職場で孤立したりすることもあります。
私は発達凸凹の方については、運動がとても大切だと考えております。
特に体幹をしっかりとさせることで、身体面、精神面でも自信につながり安定しやすく、生活面でも少し過ごしやすくなられます。
自我の欲求と社会性、筋肉の緊張との関係
自我と社会性という概念があります。

例えば、赤ちゃんですと自我が強く、何かがあったらお母さんを呼ぶために泣きますよね。
そして成長するとともに小学校に行ったとしたら、何でもかんでも泣いたりすることなく、自分を抑えるということを、少しづつ覚えていき、社会のコミュニティーの中で過ごしていきます。
社会人になると上司から罵声を浴びせられてもグッとこらえないといけないこともあります。
野生の動物を想像してみてください。
敵が来れば逃げたり、戦ったりしますよね
お腹がすいたら何かを食べますし、子供や卵など自分の大切なものを守るために相手を威嚇したり攻撃したりします。
人間も本来は野生の力を持っています。自分の命を守るために生きるために必要なものです。
しかし、社会で過ごしていく上では、すべての欲求を自分中心にすべて満たすことなんてできないのです。
この時、「我慢」が必要なわけです。
その我慢というのが欲求や感情の抑圧なのです。
この抑圧をしてくれているのが筋肉なのです。
これは社会性を保とうとする時に必要なのです。

当院で多いのは「いつもニコニコしている」人です。
イライラすることがあっても自分を押し殺して他人優先、自分が辛くても人のために動いてしまう。
そして疲弊して倒れてしまうような、社会的に見たら「良い人」です。
その人の体を触らせていただくと「肩が盛り上がっている」ことがよくあります。
背中を揺らす時も、とても揺れにくいことがあります。
これは自分の欲求を無意識に押さえ込んでいる状態ともいえるのです。
欲求というのは、本来、自然なものです。
自律神経の力です。生命力です。
これを抑え込んでいるのですから、自分の生命のエネルギーを抑え込んでいることになるのです。
このエネルギーを抑え込むには、それ以上のエネルギーを使うのです。
だから我慢していると疲れるのです。

このように社会性を保ちすぎると慢性化します。
この状態が当たりまえになってしまうのです。
我慢していない時でも、勝手に筋肉が緊張する癖がついてしまうのです。
その緊張は脳に伝わり、脳が興奮して眠れなくなってしまうのです。
すると回復しにくくなり、もっともっとしんどくなってしまうのです。
このまま継続されると「うつ」「パニック」などになってしまうことがあるのです。
でも我がままなことばかりやっていたり、言ったりしていると社会では生きていけません。
そこでストレス発散して筋肉を柔らかくする運動が必要となってくるのです。
ストレス発散でゲームやスマホをする人がいますが、筋肉を動かしていないので余計に病気になってしまうことがあるのです。
運動することで自律神経の調整力がアップする

発達凸凹のお子さんは、ストレスを受けることが多いです。
何気ない事ができなかったり、時間がかかったりして、他のお子さんよりもスムーズにできないこともあります。逆に凄くできることもあります。
感性も豊かで、音楽や絵が得意な方も多いです。
ストレスが強くなると自律神経が乱れることになり、体の不調もでることがあります。
急に不安になったり、イライラしたりして、「キレる」みたいに周辺の方に、みられることもあるのです。
ですので発達凸凹の方には、当院では運動することをおすすめすることがあります。
運動することによって脳が活性化して自律神経の調整能力が上がるからです。
するとネガティブな思考から開放しやすくなるのです。

ここでは、いろんなタイプの発達凸凹さんがあり、簡単に説明します。
急にキレるタイプの方ですと一番右のタイプとなるのですが、心身ともに健康な方が左としますと、右のタイプでは、小さいストレスでも赤の領域に入ってしまっています。
同じレベルで左側では黄色の領域となります。
これが少しのストレスでもイライラしてキレてしまうタイプの方です。
また自閉症やADHDなどの場合ですと、コミュニケーション、言語化が難しいので、本当は言いたくて、伝えたいけど、うまく言葉が出てこないという時に、もどかしくなり、イライラしてしまうということも考えられます。
これを解決するにはストレス発散が大切になります。
それが「運動」なのです。
運動すると脳が活性する
運動にはメリットがあります。
例えば、いつも悩み事をしているという方がいるとすると、その方は悩み事という道(シナプス)ばかりを走っているのです。
そこに違う刺激という運動という道(シナプス)を走ると、前の悩んでいた道を走らなくなり、悩み事が減ってくれるのです。
ということで悩み事や不安ばかり考えている人は、運動することで気が紛れて、悩み事を考えるのが少なくなるのです。
あなたにとって理想の運動の量
運動がいいといいましたが、あなたにとっての運動の量が強すぎると拷問と同じでストレスになってしまいます。
つまり苦痛です。
苦痛に感じると長続きしません。
だから軽い運動から始めて欲しいのです。
リハビリの基本は低負荷高頻度です。
ストレスが強くて自律神経失調症やうつになった人からすれば、運動すると余計にひどくなるんじゃないかと心配される方も多いです。
確かにやりすぎると悪化してしまうことになります。
運動のストレスは自分でコントロールすることができます。
だから自分のペースで自分に合った運動をすることをオススメしております。
発達凸凹へのアプローチ
右脳と左脳の働きから読み解く
右脳 | 左脳 |
・全体的にとらえる視点 ・大きな筋肉の動き ・空間認知 ・非言語コミュニケーション ・感情コントロール ・味覚、嗅覚 ・安心、安全と危険回避(ネガティブ感情) ・探求心 | ・細かくとらえる視点 ・言語に関する全て ・喉や口のコントロール ・論理的思考 ・細かな筋肉 ・意識(自問自答) ・読書、計算、分析など ・視覚処理 |
影響すると思われる要因
食事の注意点
当院でのサポート

当院では、不登校などのお子さんに、体から調整し、運動能力を少しでも、上げていったり、自信をつけさせて自己肯定感を上げていくようなワークをしたりすることもあります。
するとお子さんが笑顔になられますと、お母さんも笑顔になっていただけるのです。

お子様への施術の場合は、いつもの背骨調整に加えて、頭やお腹の調整もさせていただきます。
すると血流がよくなり、性格も穏やかになったと喜んでいただけることもあります。
もしもお悩みでしたら、一度ご相談ください。
全力でサポートいたします。
あなたとあなたのお子さんが困っていることに対して、私が何ができるかを考えて、できることを全力でさせていただきます。
ただ皆さんが育った環境も違い、性格も違いますので柔軟に対応し、決めつけないで臨機応変、ケースバイケースで、その場その場、その状況に応じた対応は必要なものだと考えます。
発達障害だと思っていたら愛着障害の問題の方が強かったようなケースもあります。
大人になってから、自分が発達障害で、ADHDの症状が目立ち、生活が困難になっていると思い病院を受診される方がいます。
その中に愛着が問題で、症状が出ていることもあります。これを発達性トラウマ障害と呼んでいます。
安心感が不足してした不安定な状態で虐待を受けて育った方にみられやすいそうです。ADHDと良く似た状態になるそうです。
褒められて育っていないので大人になってからは仕事を頑張りすぎてしまい、睡眠不足となり不注意からミスが続いてしまうというようなケースです。
このような承認欲求が強い方は、実際の子供のADHDの方よりも、お困りごとが強いことが多いです。
また虐待などを受けて育ったケースが多いのが特徴です。
『発達障害「グレーゾーン」その正しい理解と克服』より 岡田尊司 著
まとめ
- 身体の動きの獲得からアプローチ
- 特徴を知り対策をする
- 大人のADHDと子供のADHDは違うので対策も違う